カテゴリー: イベント

リマ建都476周年記念日

15 2月
2011年2月15日
LINEで送る

かつて、「La Ciudad de los Reyes(諸王の都)」と呼ばれたペルーの首都リマは 1535年1月18日、スペイン人侵略者フランシスコ・ピサロによって建設されました。 ピサロは当初、ペルー中央アンデスに位置するハウハという町に首都を置きました。 しかし本国スペインとの交易や南米支配の拠点たる都市として発展させるためには 港に近い海岸部のほうが適切だと判断したのです。 リマック川のほとりに位置するリマは、肥沃で気候も穏やかであり、 港湾の建設に適した海岸(現在のカヤオ港)からも程よい距離にありました。 このような経緯で、最初の遷都が行われたのです。

PE_0201_01

リマ旧市街、セントロのアルマス広場にある大統領宮殿

大統領宮殿の東側にあるカテドラル(大聖堂)は、ピサロ自らがその礎石を置きました。 ペルーカトリックの中心にして、人々の心の拠り所となっているカテドラルですが、 当初はとても小さく、田舎臭いものであったと言われています。 1541年5月に発せられた法王パウロ三世の大勅書により、 翌年からこの教会をリマの大聖堂とするための本格的な建設が始まりました。

PE_0201_02

現在のカテドラル。荘厳でとても美しい教会です

工事にあたっては、フランシスコ・ピサロとインカ皇女との娘であるフランシスカ・ピサロ・ユパンキが 多額の資金を提供したと言われています。 仲間割れが原因でピサロが暗殺されたのが、1541年6月。 娘の尽力によって大聖堂として生まれ変わったその教会の片隅に、父ピサロは眠っています。

PE_0201_03

カテドラルの入り口付近にあるピサロの棺

現在、1月18日は「Aniversario de Lima(リマ建都記念日)」として 毎年盛大に祝われています。 今年も1月15日から18日まで、アルマス広場を中心に様々なイベントが催されました。 メインイベントは、17日に行われた「セレナータ・デ・リマ」。 昨年ユネスコの無形文化遺産に選ばれた「ワコナーダ・デ・ミト」という踊りや 様々なペルー各地の舞踊が披露され、多くのリマっ子が夜遅くまで楽しんだようです。

また、カテドラルやリマ美術館の入場が無料になったり、 子供たちによるペルー各地の伝統舞踊が披露されたりもしました。 今年はペルーを代表する作家、ホセ・マリア・アルゲダスの生誕100周年にもあたるため、 サン・マルコス文化センターでは彼の功績を称える催しも行われました。

PE_0201_04

アルマス広場から出発する観光列車は地元の人々にも人気

ピサロが礎石を置いた時に思い浮かべたであろう未来のリマは、 いったいどんな都市だったのでしょうか。 世界中の観光客が自分の棺を見に来る日が来ようとは想像だにしなかったでしょうが、 彼が願っていたであろうリマの発展は、後世の人々によってしっかりと実現されているようです。

PE_0201_05

世界遺産リマ旧市街の中心地でもあるアルマス広場の夕暮れ

2011年はマチュピチュ遺跡発見100周年!

15 1月
2011年1月15日
LINEで送る

Feliz Año Nuevo 2011! 新年 あけましておめでとうございます。 今年もペルーから楽しい話題をお届けして参ります。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

2011年最初の話題は、やはり「世界遺産マチュピチュ」。 インカ第9代皇帝パチャクテックによって建設されたといわれるこの空中都市は 日本でもテレビや雑誌で幾度となく紹介されており、 その神秘的な姿をご存知の方も多いでしょう。

SONY DSC

「空中都市」「インカの失われた都市」とも称されるマチュピチュ

アメリカ人探検家ハイラム・ビンガムによってマチュピチュ遺跡が「発見」されたのが 1911年7月24日。 今年はその世紀の発見からちょうど100年になります。 ただしペルー政府としては、あくまでも「西洋世界での発見」という見解のようで 当地での発表は 「Centenario del encuentro de Machu Picchu con el Mundo Occidental (西洋世界におけるマチュピチュ発見100周年)」という表現になっています。

PE_0115_02

九十九折のハイラム・ビンガム・ロード

ビンガムはマチュピチュ遺跡で発掘したミイラや陶器、織物など4万6千点以上を アメリカ合衆国のイェール大学に持ち帰っており、ペルー政府は長年その返還を求めてきました。 昨年やっと要求が受け入れられ、今年3月から徐々に返還されることになりました。 まず状態のよいもの360点余りが、そして2012年半ばくらいまでに 全ての出土品が返還される予定だそうです。

PE_0115_03

インカ初代皇帝マンコ・カパックの創世神話が残る「3つの窓の神殿」

今年7月7日には、遺跡発見100周年を記念した盛大なイベントが実施されるとのこと。 現在スティングやポール・マッカートニーなど世界の大物アーティストと、 式典への出席について交渉が行われているそうです。

PE_0115_04

遺跡内には、かわいいリャマやアルパカがいっぱい

マチュピチュ遺跡。 ユネスコの世界文化遺産・自然遺産に登録されているほか、 2007年7月に「新・世界七不思議」の1つにも選ばれた人類の宝。 今年は世界中の注目をさらに集めそうな予感がします。

★マチュピチュ遺跡発見100周年記念イベントの予定★ 現時点の発表では、記念式典は7月7日の予定。 それに合わせ、リマやクスコで様々なイベントが開催されると思われます。 そのため、この時期はリマ-クスコ間の飛行機やホテルが混み合うことも予想されます。 ペルー旅行をご計画の方は、ぜひ事前に情報収集してくださいね。

ペルー色豊かなカトリックの祝日、リマの「公現祭」

15 12月
2010年12月15日
LINEで送る

1月6日は「公現祭」です。 この日、東方の三賢者がイエス・キリストの誕生を祝福するため、ベツレヘムにやってきました。 救い主の誕生が広く人々に知れ渡った(公に現れた)日として カトリックの国ペルーでも、毎年こんなイベントが行われます。

PE_1202_01

アルマス広場を行進する子供たち

PE_1202_02

馬に乗った三賢者が登場!

PE_1202_03

訪れた先は、厩ではなくリマ市庁舎

PE_1202_04

馬から降り、イエスへの贈り物を捧げる三賢者たち 。写真向かって右側から、乳香を贈るバルタザール、黄金を贈るメルチョール、没薬を贈るガスパール

PE_1202_05

市役所のバルコニーで、イエス役の赤ちゃんを抱き上げるメルチョール 観客からも大きな拍手が沸き起こります

三賢者が幼子イエスに贈り物をしたという故事から、 公現祭の日に子供たちにクリスマスプレゼントをあげる国もあるそうですが、 ペルーではクリスマス前にプレゼントを贈り、12月25日に開封するのが一般的。 同じキリスト教の国でも、少しずつ習慣が違って面白いですね。

また、昨年はこの伝統的な三賢者の行進だけでなく、ペルーならではのイベントも行われました。 ヘスス・マリア区にあるカンポ・デ・マルテ公園で、民族衣装を身に纏ったアンデス出身の王3人が 大地の女神パチャママに祈りを捧げたのです。 女神への贈り物は、乳香とお金、没薬、そしてコカの葉。 アンデスのフォルクローレが鳴り響く中で、キヌアやアルガロビーナなどペルー特産の材料を使った ロスカ・デ・レジェスというお菓子も販売されました。

さて、来年の公現祭はどんな催しが行われるのでしょうか。 まだクリスマスも迎えていないというのに、今から楽しみにしている私です。

★ロスカ・デ・レジェスについて★ 「Rosca de Reyes/王様の冠」は、カトリックの国々で公現祭の日に食べられる リング型の大きなパン菓子で、国によって呼び方や形は少々違います。 スペインやメキシコではロスカの中に小さな人形が仕込まれており、人形入りのパンを引き当てた人は、 みんなにご馳走をしなければならないのだとか。 ペルーではご馳走の習慣はほとんどありませんが、この時期になるとパン屋の店先にロスカが並びます。 「ニーニョ(人形)入り特製ロスカ」と書かれていない限り、どの部分を食べても奢らされる心配なし。 ペルーのロスカ、安心して召し上がれ。

PE_1202_06

スーパーで売られていたロスカ・デ・カネラ(シナモン入りのロスカ)は5.5ソーレス(約165円)なり

Copyright© 2017 ペルー情報 All Rights Reserved.