カテゴリー: 文化、生活

ペルーの年越し、三種の神器

15 1月
2011年1月15日
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ペルーの大晦日になくてはならない物、それは 「黄色いグッズ」と「年越しブドウ」、そして「打ち上げ花火」。 これらがなければ、一年を締めくくることができません。

まずは「黄色いグッズ」からご説明しましょう。 黄色は幸運を呼ぶ色と言われ、 年越しに黄色いものを身につけるとよいと言われています。 特に黄色い下着を着けて新年を迎えると幸運が訪れるそうで、 この時期、下着売り場の壁一面が黄色いランジェリーで埋められることも。

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黄色い風船で熱心に店の飾りつけをする店員さん。 これで来年も商売繁盛?

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スタンダードなものからヒップハンガー、Tバックまでタイプもお好みで

さて、お次は年越しソバならぬ、「年越しブドウ」です。 ペルーでは、大晦日にブドウを12粒食べると幸せになると言われています。 スペインから伝わった風習で、本来は新年を迎える鐘が鳴り終わる前に完食するらしいのですが、 ペルーでは大晦日の夕食時にいただくという人も多いようです。 そのほうがゆっくり願いを込めながら口にすることができるので、 のんびりしたペルー人には、都合がいいのかもしれませんね。

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大粒で美味しいペルーのブドウをぜひ

そして大晦日のメインイベントは打ち上げ花火! リマ旧市街・アルマス広場をはじめ、街のあちこちで盛大な花火が打ち上げられます。 カウントダウンの随分前から試し打ちが始まり、「すごいなぁ」なんて感心しているうちに いつの間にやら新年を迎えていた、なんてことがあるくらい、 とにかくどんどん打ち上げる。これがペルー式のようです。

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住宅街でも新年を祝う花火があちこちで!

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2011年が素晴らしい年になりますよう!

日本のしみじみとした大晦日も風情がありますが、 ラテン的な盛り上がりを見せるペルーの新年もなかなか楽しいですよ。 皆さんもぜひよいお年をお迎えください!

ペルー風ナシミエントとリマのクリスマス

15 12月
2010年12月15日
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国民の約9割がカトリック教徒というペルーでは イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスはとても大切なイベントです。 公園やロータリーには、巨大なクリスマスツリーやサンタクロースの家が建てられ、 繁華街はいつにも増して華やかさを増します。 最近はクリスマスイルミネーションに凝る一般家庭も増えており、 今や観光スポットになっている住宅街もあるほど。 これから夏を迎えるペルー、夜の散歩にはもってこいです。

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リマ市サンティアーゴ・デ・スルコ区のとある住宅街にて。 手前には天使、玄関前には雪だるま、 屋根の上にはサンタクロースやベツレヘムの星まであり、盛りだくさん!

クリスマス飾りの中には、日本ではあまりお目にかかれないものもあります。 それが「ナシミエント」。 イエス・キリスト生誕のシーンを表した箱庭で、 聖母マリアとその夫聖ヨセフ、その中心に幼子イエスが置かれています。 そして多くの場合、ベツレヘムの星に導かれてその誕生を祝福しにやってきた 東方の三賢者が寄り添っています。

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リマ旧市街にある大統領宮殿に飾られたブロンズ製のナシミエント

このナシミエント、12月初旬にはもう飾りつけが始まるのですが、 中にはナシミエントを飾っても幼子イエスの人形は置かず、 12月25日の午前零時をまわってから、さも「たった今誕生した」といわんばかりに 人形を置く人もいます。 敬虔なキリスト教徒にとっては、その瞬間を祝うことが大切なのかもしれませんね。

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25日になってやっと姿を現した幼子イエスのお人形

コスタ(海岸砂漠地帯)、シエラ(アンデス山岳地帯)、セルバ(熱帯雨林地帯) という多様な自然環境を持つペルーならではの、こんなナシミエントもあります。

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コスタの衣装を纏った聖母マリア、アンデスのポンチョを着た聖ヨセフ、 手前にはアマゾン原住民の衣装を着た羊飼いの少年と アンデスの民族衣装を着た女の子がいます。

またキリストは厩で生まれたとされるため、通常は馬や牛、羊がいるはずなのですが その代わりにリャマやアルパカが飾られている場合も。 そんなちょっとした「ペルーらしさ」を楽しみながらクリスマスを迎えるのも一興ですね。

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この時期、街は優しい光に包まれます

★クリスマス飾りについて★ 日本では12月25日を過ぎるとすぐ片付けられてしまうクリスマス飾りですが、 ペルーでは年明け1月6日の公現祭が終わるまでの間、ゆっくり楽しむことができます。

マチュピチュデザインの限定硬貨はいつ発行!?

15 10月
2010年10月15日
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海外旅行で訪問した国の硬貨を集めている、という人も多いのではないでしょうか。 硬貨にはその国を代表する建物や人物が刻印されているものが多く、 それを眺めるだけでも様々な思い出が蘇るもの。 収集とまでいかずとも、旅の記念に持ち帰る人もいるでしょう。

ペルーの硬貨も、旅の思い出にはぴったり。 2、5ソーレス硬貨には、世界遺産ナスカの地上絵のハチドリとコンドルが、 1、5、10、20センティモス硬貨には、 世界遺産チャンチャン遺跡の壁画に描かれた鳥が刻印されています。

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ナスカの地上絵を代表するコンドル(5ソーレス)とハチドリ(2ソーレス)のデザイン

インカには、「ウクパチャ(地下世界)、カイパチャ(現世界)、ハナンパチャ(天上世界)」 という思想があり、コンドル(鳥)は地上と天を結ぶ神聖な鳥と考えられていました。 それぞれの硬貨に鳥のデザインが採用された経緯は分かりませんが、 もしかしたら、鳥の持つ神秘のパワーにペルー国家の繁栄を託しているのかもしれませんね。

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それぞれの数字の両横に、大きな目の可愛らしい鳥が描かれています

しかし、1ソル硬貨と50センティモス硬貨には、こうした鳥の刻印はありません。 特に1ソル硬貨は数字の表記がなく、「UN NUEVO SOL/ウン ヌエボ ソル」と 文字で刻印されているため、初めてペルーに来られた人は少し分かりにくいかも。 買い物やチップに一番重宝する硬貨なのですが、もう少しインパクトのあるデザインなら・・・ などと思ったりもします。

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1ソル硬貨は、ペルーの硬貨の中で一番大きなサイズ

そんな1ソル硬貨ですが、 今年3月からコレクションにぴったりの記念硬貨が発行されることになりました。 今後10年間で26種類、各デザイン1千万枚限定発行の予定です。 最初のデザインは、古代の聖なる儀式に使われたナイフ「黄金のトゥミ」。 現在(9月時点)は、第二段としてペルー北部チャチャポヤス文化の「カラヒアの石棺」が登場しており、 どちらも大変美しいデザインで、リマっ子にも好評です。

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「RIQUEZA Y ORGULLO DEL PERU/ペルーの富と誇り」シリーズの第一弾は ランバイエケ文化における神話上の神ニャイランプを擁した「黄金のトゥミ」でした

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高さ2.5mにも上る巨大な「カラヒアの石棺」。 日本ではあまり知られていない遺跡が、ペルーにはまだたくさんあります。

ペルー旅行中に偶然こうした限定硬貨を手に入れた人は、本当にラッキー。 ましてやそれが「マチュピチュ遺跡」のデザインならば、最高の思い出になりますね。

次のデザインはまだ発表されていません。 今年なのか来年なのか、はたまたシリーズ最後の硬貨なのかは、ペルー在住者にも分からないこと。 なのでいつでもチャンスがあるということです。 ペルーにお越しの際はお手元の硬貨をよく見て、 記念硬貨が混ざっていないかチェックして下さいね!

★ペルー通貨単位について★ ペルーの通貨単位は NUEVO SOL(ヌエボ ソル)、 補助単位はCENTIMO(センティモ/100センティモス=1ソル)です。 スペイン語は単数・複数形をきちんと区別して表記・発音するため、 1以外は「ソーレス」「センティモス」という複数形になります。

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