リマで世界一のコーヒーを味わう
リマ、ミラフローレス区。 海岸沿いにあるこの美しい街は、観光やビジネスの中心地として人気があります。 おしゃれなレストランやカフェが建ち並び、ホテルや土産物店も多いため、 この街を拠点にリマ観光をされる方も多いのではないでしょうか。
そんなミラフローレス区の中でも、今、リマのコーヒー通たちの間で話題になっている 「Arábica Espresso Bar」をご紹介しましょう。 ケネディ公園から少し裏手に入った、閑静な住宅街にひっそりたたずむ小さなカフェ。 入り口近くのバーカウンターには、その日のお勧めケーキやスコーンが並べられており、 その奥がカフェスペースになっています。 壁にはペルー人アーティストの絵が飾られ、ちょっとしたギャラリーにもなっています。
雰囲気のある店内でコーヒーブレイクを
このArábica Espresso Barでは、 アメリカスペシャルティコーヒー協会が「世界のベストコーヒー2010」に選んだ 「Tunki(トゥンキ)」を味わうことができます。
トゥンキはペルー、プーノのサンディア渓谷で生産されるオーガニックコーヒー。 生産量がとても少なく、ペルー国内にはほとんど出回っていません。 生産地以外でこのコーヒーを楽しめるのは、Arábica Espresso Barだけ。 このお店では、カフェ・トゥンキのことを生産者ウィルソン・スカティコナさんの名前を取って 「El café de Wilson Sucaticona」と呼んでいます。
ちょっと小腹が空いた時におすすめのスコーンやバナナケーキ
お店の人が勧めるトゥンキの一番美味しい飲み方は、エスプレッソとのこと。 「ミルクや砂糖はなしで飲んでね。」と、口直しのお水も持ってきてくれました。
フルボディならではのコクときりっとした酸味。 「フローラルなアロマ」と評されるとおり、やさしい香りが鼻腔をくすぐります。
「コーヒーは好きだけど、酸味が強いのはちょっと」という方には、 アメリカンコーヒーやマキアートとして注文することもできます。 いずれも注文の際には「トゥンキで」としっかり念押しして下さいね。
ホワイト・チョコレートのパイ 6ソーレス
このお店では、トゥンキ豆200gを25ソーレスで購入することもできます。 注文を受けてから豆を挽いてくれるので、とても新鮮。お土産にもぴったりですね。 ただ入荷の数自体が少ないため、豆の購入は一人2袋まで。 在庫がない場合もあるため、事前に確認してほしいとのことでした。
それほど貴重なコーヒーですが、お店ではいつでも注文できます。 旅の思い出にぜひ立ち寄られてはいかがでしょうか。
Arábica Espresso Bar Recavarren 269, Miraflores-Lima tel:715-2152.
★アメリカスペシャルティコーヒー協会★ SCAA(Specialty Coffee Association of America) 世界最大のコーヒー取引業の団体で、栽培・ロースト・醸造の産業規格を設定しています。 特別に手をかけて栽培された高級コーヒーの品質の規格を一定にするため、 少数のコーヒー専門家集団によって1982年に結成されました。 (「コーヒー用語辞典」より抜粋)
SCAAのウェブサイトはこちら http://www.scaa.org/