太陽の祭り インティ・ライミ

15 7月
2011年7月15日
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毎年6月24日に世界遺産の街クスコとサクサイワマン遺跡で開催される祭り、 「Inti Raymi(インティ・ライミ)」。 南米三大祭りの一つとして、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

インカ時代における新年の始まりは、6月24日の冬至だったといいます。 5月にアンデスの主食であるジャガイモやトウモロコシの収穫を無事終えて 束の間の休息を楽しんでいたであろう人々にとって、 一年のうちで一番昼の短い冬至という日は、 太陽の神にその年の収穫を感謝し、翌年の豊作を祈願するのに 相応しい日だったのかもしれません。 当時、インティ・ライミは国の最も重要な式典と位置づけらていたというのも頷けます。

スペイン人征服者ピサロが皇帝アタワルパを殺害した後も、 インティ・ライミは細々と続けられていたといいます。 しかし、カトリック信仰を推し進めるペルー副王フランシスコ・デ・トレドは、 これを異教徒の祭りとし、1572年に禁止してしまいました。

長い時を経てようやく現代に蘇ったのは1944年。 そして毎年、このインカの祭りを一目見ようと世界中の観光客が訪れるのです。

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祭りのメイン会場となるサクサイワマンの遺跡

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インカ帝国の4つの州を表す旗を風になびかせながら登場する大勢の踊り子たち。 「インカ」とはスペイン人による命名であり、本来は「タワンティンスーヨ(4つの州)」という名前でした。

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太鼓や笛などの軽快なリズムに合わせ、会場を所せましと踊ります。

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舞台の上では、インカ皇帝が太陽神に祈りを捧げ今年の豊作を祈るシーンも。

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生贄のリャマの心臓を取り出し、吉凶を占います。さて今年の作柄はいかに?

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祭りのフィナーレは、皇帝の神輿行列!観客のすぐ目の前を進んで行きます。

今年はカトリックの重要な祭り「Corpus Christi/コルプス・クリスティ(聖体祭り)」が 前日の23日に当たりました(コルプス・クリスティは移動祭日のため、毎年日にちが変わります)。 連日の祝い事に、クスコの街はそれはもう華やかだったとか。 この時期クスコをご旅行されていた方は、本当に幸運でしたね。 ところで、今年の太陽神のお告げはどのような具合だったのでしょうか? 多くの人々が幸せになれるよいものであったことを願うばかりです。

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