カテゴリー: 文化・生活

切なく甘い季節

28 7月
2011年7月28日

タイトルを見て、遠い昔の「初恋」を思い出された方もいるかもしれませんが、今回の内容はそんなセンチメンタルなもんじゃありません。ポーランド、この時期切なくも甘い?といえばジャム作りですよ!今年も始まりました。切ない心を語るんじゃなくて、食欲を語るんですからね、ああ、現実なんてそんな甘くないんですわ。 続きを読む →

女性の日~ポーランド~

17 3月
2011年3月17日

3月9日は多くの欧米諸国と一部のアジア、アフリカの国で「女性の日」と定められています。どういう日かといいますと、今ほど女性に社会的活躍が許されていなかった時代に、女性の政治的自由と平等を尊重する日として定められたものですが、時代と共に政治的意味合いは殆ど失われているのが現状です。

さて、女性に優しい(?)ポーランドも、当然この日はお祝いとなります。母親、奥さん、会社の女性の同僚、学校の女の子など、とにかく知り合いの女性に花やチョコレートを送るのが慣わしとなっております。
おかげで、この日は花屋さんは大忙し。時期的に、まだ値段の高いチューリップやバラが飛ぶように売れます。今年もこの目で男性陣が花屋の前でうろうろしているのを目撃しました。

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仕事のデスクに花。

さて、この日は朝からラジオなどで「女性の日」にちなんで、女性の社会での平等権などが熱く語られていましたが、新聞では「ほぉ」と思うようなアンケート結果が出ていました。無作為に選ばれた1070人のポーランド人の電話アンケートの結果、回答者の95%がポーランド女性は差別されていないと回答したそうです。数字のマジックを考慮しても、なかなか高い確率です。

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いくつになっても、花をもらうのは嬉しいものです。

また、このアンケートの回答者の75%が「女性の日」を祝っているそうです。社会主義時代は、学校や職場では強制行事だったそうで、この日には先生などにストッキング、良質の石鹸、タオル、コーヒーなどをプレゼントしていたとか。当時、この国で手に入りにくいものだったので、もらって嬉しいプレゼントだったのでしょう。
現代でも、無言の(!)強制行事として学校では先生や女子生徒に花やチョコレートを男子生徒が渡す習慣が残っています。

さて、今年の女性の日、私ももらいました。

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「あら、あんなところに変わった花が…」と思いきや…

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『花より団子』を地でいった商品。

花…かと思ったら花の絵が描いてあるチョコレート!1度で2度おいしい…うん、悪くない。思わずにんまりとした私でした。

ポーランド最大のチャリティー・ディ

01 2月
2011年2月1日

毎年1月になると、ポーランドでは赤いハートのマークがちらほら見かけられます。このマークが目に入ると、この国最大かつ全国で行われる『ビェルカ オーケストラ シフョンティチニィ ポモツィ』とよばれているチャリティーディが開催されます。今年は1月9日に開催されました。

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多くの町では、コンサート会場を設置して朝から多彩なプログラムで募金者を楽しませてくれます。

この団体は、病気の子供たちの治療基金を募るために1993年に設立されたチャリティー団体。そして初年度はワルシャワの小児心臓外科の器具購入のためにとあつめられたのですが、募金が予想をはるかに上回り、ポーランドのほかの小児科にも器具購入をすることができたそうです。それ以降、毎年チャリティーの対象を耳鼻科、眼科などと明確に設定し年々寄付額も増え、今年は約11億円の寄付金が集まったそうです。

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この女の子のシャツにあるハートのマークが目印。道端の募金は、彼女の持っているような筒にいれます。

それ以降、多くのメディアも参加し、さらにボーイスカウトやガールスカウト、警察、消防隊員などの団体をはじめ、個人としてもボランティアに参加する人が年々増加し、例年ボランティアの登録人数は12万人以上になるというからその規模の大きさには驚かされます。

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会場にいる人は当然のこと、この日は多くの道行く人が募金をしたというシールを貼って歩いています。

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プログラムの一環として、子供たちによる民族舞踊紹介。

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警察は、募金した人に警察の車の中を見せてくれるそうですが・・・交通違反をしょっちゅうしている人はこの車の中は見たくもないかも。

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ゴールデンの飼い主さんの団体もボランティアとして毎年見かけます。この会場にも10匹以上見かけました。ただ、犬の数もボランティアとして数えられているかは不明ですが・・・・。

このチャリティー期間の最終日にはコンサートが開かれ、多くの町で有名なアーティストたちをみることができます。もちろん、チャリティーですので、アーティストたちもノーギャラだそうです。
また、オークションもひらかれ、この団体が用意する物以外に、このチャリティーに参加表明をした各界の有名人が私物をオークションに出し、せりにかけられます。オリンピック選手の私物などはかなりの値段がつきます。

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こちら、兵隊さんたち。銃についているハートのマークがなんともいえません。

ポーランド全土で行われているチャリティー・ディ。ポーランドの1月といえば寒さ真っ只中の空の下、ボランティアを名乗りあげる人たちがこれだけいて、寄付をする人たちも毎年増えているというのを聞くと、なんだか心がぽかぽかしてきます。

あなたがどうしても必要なの。。。ポーランドの冬編

09 1月
2011年1月9日

地球温暖化と騒がれています。地球全体規模ということで、世界中の計測した箇所の温度の平均値は確かに年々上昇しているそうですが、局部的に言えばポーランド、『温暖化って何の話よ』と、言いたくなるような12月を迎えております。

暖かい秋が続いたと思ったら、思い出したように寒冷前線がヨーロッパを襲いましてポーランドも当然冬景色。こちらの冬景色といえば雪、雪、そして更に雪。

家から見てる分にはいいのですが、戸建ての家の所有者は家の周りの雪かきは義務でありまして、それを怠ると罰金となります。ワルシャワでは今年はあちらこちらの家に罰金通達が届いているそうです。罰金が無くても、雪かきしてない自宅前の歩道で、第3者が滑って転倒でもしたら訴えられますので人通りの多い歩道を所有している人たちは、それはこちらの涙を誘うほど、懸命に雪かきをしております。

雪かきするからには、雪かき専用のシャベルがあるのですが、今年はすでに多くの店で売り切れごめんの状態。多くの家庭にはこの除雪用シャベル、普通あるのですが雪の量がすごくてシャベルを壊す人が続出したそうです。そんな我が家も今シーズン、すでに2本破壊しました。記録的な破壊率。

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次々壊れるシャベルに腹を立て、夫はシャベルを屋根から庭へ放り投げておりました・・。
予算のある町は(これポイント。予算が無い町は、町長が「知らん」と言い切りましたから・・・・)除雪機が運行されていますが、下手に辺鄙な道に住んでいると除雪機も期待どうりにやってきません。そうなると、自力で除雪するしかありません。頼るべきは自分の体、体が資本です。

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これが今年3本目のシャベル。金属製ですので、これで屋根の雪かきはできませんが家の前のコンクリの道はこれで勝負。

ちなみに雪かき、道だけではありません。北国なのに(!)なぜか社会主義時代に平べったい屋根の戸建てが主流だったため、雪が屋根に積もりすぎるの危険なので屋根の上の雪かきも必須となります。男手が無いところは、人を雇ってでも屋根の雪かきが必要な年もあります。

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たまに、ご近所との対話が屋根上で交わされます。

雪国の冬・・・ロマンチックだけでは乗り越せません。

ポーランドの美ジョガーたち

28 11月
2010年11月28日

ここ数年、健康意識の高まりからか体を意識的に動かすようになったポーランド人。巷でもフィットネスやジム通いをする人たちが増えてきましたが、春から秋にかけて屋外でよく見るのはノルディック・ウォーキングをしている人たちとマラソンをしている人たち。郊外の森の中などはまたレースでも開催されているのか?と思うほどのジョガーであふれています。

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この格好は寒いんじゃないかと要らぬ心配をしてしまいます・・・。

犬を飼っているため、1日最低4回は近所や森をぐるぐる回っている私ですが、散歩中に必ず会うのがマラソンをしている人たち。日本の社会全体的なマラソンブームに比べると、こちらは40代以下の人がメインのようです。(それ以上の年代の方は、なぜかノルディックウォーキングのほうに走る傾向があります)
日本のような『きゃ!かわいい!」といううにフォームを着て走っている人にはなかなかお目にかかりませんが、そもそも、おしゃれにうるさい国民ですので、特に女性はどうでもいい格好で走る人は皆無に近い。

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犬連れで走るジョガーたち。

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ポップなファッションで早朝から走る彼女たち。

彼氏が走るから、ここ最近走り始めたという私の友人。とにかく形から入るのが好きな彼女ですのでスポーツ洋品店でがっちりとウェアーとシューズを購入。なんでも、靴選びが肝心のようで、ジョギング用の靴を履いていると自分の記録以上に走れるとか。そんな彼女とは、犬の散歩仲間なのですが彼女が走り出すと犬たちも走り出すので必然的に私も犬に引きずられることに。(が、しかし、マラソンシューズを履いていないだけでなく、そもそも走るのに向いていない足をしているので美ジョガーどころか、ジョガーにすらなりきれない私・・・)

冬になるとスキー、スノーボード、アイススケートという雪と氷まみれのスポーツ大国に変わるこちら。美ジョガーが見られるのも今年残りあとわずかです。

ポーランド☆秋~冬の健康管理

20 11月
2010年11月20日

9月から猛烈寒波が襲ったかと思えば、11月には初秋を思わせるような暖かさが続いたポーランド。寒暖の差が激しすぎて、気を抜くとすぐ風邪をひいてしまうような天気が続いております。
この時期になると、北国の宿命としてどうしても日照時間が短くなるこの国。その上太陽光線自体にも力が無く、その上ぐずった曇り天気が続くのでどうしてもビタミンDが不足します。美白を求めて紫外線カット、なんていってられません。赤ちゃんや子供は太陽の多少でも出ている日は必ずといっていいほど大人が日光浴につれて出ます。ビタミンDは、魚の油にも含まれていますが、魚の消費量はそれほど多くないこの国。やっぱり普通に生活していては足りません。ということで、秋から冬にかけて奨励されているのが子供も含めてビタミンDの肝油カプセルの摂取。

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無味無臭なので、ただただ飲み込むだけ。

秋ごろから飛ぶように売れる肝油カプセル。カプセルですので、肝油独特の臭いなどはありませんが、固形物を飲み込むのが苦手な人にはちょっとつらいかも。このカプセルもメーカーによって大きさに差があり、中には『いくらカプセルっていっても、この大きさはないでしょ・・・ 』と手のひらに転がっているカプセルを眺め背水の陣の思いで飲み下さなければならないものもありますので、ちょっと注意が必要です。

さて、そのほかの健康グッズとしてちょっとした注目を浴びているのがバンキ。これはガラスのカップを背中にあて、ガラスの中の空気を抜くことでその箇所の血液の流れが改善されるというもの。そうすることによって、病気の症状が改善されたり予防したりするというものです。もちろん、どこでもかしこでもバンキのカップを置いていいわけではなく、この症状にはこの箇所にカップを当てる、という『ツボ』があります。我が家では子供たちが風邪の引き始めの鼻づまりの段階でこのバンキを行います。子供ながらに、なかなか気持ちいいとか。

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このガラスのカップを背中のツボにおいて専用ポンプでガラスの中の空気を抜きます。

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こちらは肩こり対策・・・・。
このバンキセット、ポーランドの薬局で簡単に手に入ることと、薬などのように副作用などの心配がないので小さな子供のいる家庭で利用されています。
洗って何度も使えるこのバンキセット。手ごろな値段で手に入りますので、ポーランドお土産にいかがでしょうか?!

ポーランドのワンだふる らいふ

18 9月
2010年9月18日

『ポーランドを旅行すると、犬をよく見かける』と耳にしますが確かにポーランド、犬の登録数は世界でも上位に入るほどの犬大国。さらに登録されていない犬も農村部のほうでは相当数いると思われるので、犬をよく見かけても不思議ではない。

集合住宅に住んでいるから小型犬しか飼えない、、、わけがない、というのがポーランド人。よって、高層住宅のエレベーターからシェパードやハスキーが降りてきても驚いてはいけません。でも、さすがにアルプスの少女ハイジにでてくるような犬が降りてくると聞いた時には我が耳を疑いました。

この社会が基本的に犬の存在を認めているので、特に問題を起こさなければ犬飼いには非常に暮らしやすい国です。乾燥している空気のせいか、臭いで隣人と揉めたという話はまだ一度も聞いたことがありませんが無駄鳴きによる揉め事は時々耳にします。

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犬のフン専用ゴミ箱

隣人との揉め事ではなく、社会問題になっているのが『フン問題』。フン専用のゴミ箱の絶対数が不足しているためか道端にフンを見かけること、稀ではありません。さすがに国を代表する観光地の緑の芝生に落し物をしたら片付けることが義務付けられていますが、郊外にある草原などではそのまま放置が一般的。すぐ乾燥して土に返るから、という理論です。この意見に対する賛否は横においておくとして、フンがすぐ乾燥して臭いもしなくなるのは確かです。

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アメリカン・アキタ、この大きさで集合住宅住まいは当たり前。

さて、私も犬飼いとして1日に数回は散歩に出ていますが、散歩に出ているのは犬のためだけではありません。決まった時間に散歩をしていると顔見知りができるのはポーランドも一緒。そして、犬飼い同士ということでご近所さんと話に花が咲きます。これがまた、地域新聞を購入するより詳しい地元のニュースが耳に入ってきます。どこの家に泥棒が入った、怪しい訪問販売が横行しているなど実用的なニュースから、果ては息子の就職問題、親族の離婚騒動などの相談とも愚痴ともつかないリアルなポーランド生活まで実に奥深い話が聞けるので、絶対外せない散歩の時間。犬より人間のほうが楽しみにしているんじゃないかと思わずにはいられないのは私だけではないはず。

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楽しい散歩にかかせないほかの犬飼いさん。

とにもかくにも犬を連れていると老若男女、顔見知りでなくても話しかけてくる人が多くなるのでポーランド生活を豊かにしてくれること間違いなし。ポーランド長期滞在予定の方は、是非愛犬も一緒に連れてきましょう。

パスポート

30 5月
2010年5月30日

『さぁ、これから日本を出るわよ!外国に行くのよ!』と、成田から出かける時の高揚感。なにか、非日常的なことが始まるドキドキ感が私は好きなのですが、ポーランドから外国へ出かけるとき、その高揚感は全くといっていいほどありません。更に車で移るとなると『あれ?もしかして今越えちゃった?』、と冬の山で予定外に国境を越えていたこともある我が家。Uターンをしてポーランド側に戻ってきたこともあります。

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ポーランド 大人のパスポート。2003年に取得のもの。まだEUには入っていません。

外国旅行といったらパスポート・・・という時代が終わったこちらポーランド。身分証明さえもっていればEU内どこでもスイスイ移動できますが、子供はそうもいきません。子供たちは他の身分証明がないので、いまだにパスポート携帯義務があります。林間学校で山の方面に出かけるときは、スロバキアに足を伸ばすことが多いので大抵学校側からパスポートを子供たちに持たせるように連絡があります。西の方面の学校だったら、ドイツにある博物館への遠足などがあるようです。

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ポーランド 子供用のパスポート。2007年取得なので、すでにEU加入済み。表紙の一番上にUNIA EUROPEJSKA(EU)と書いています。

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子供用パスポートの中は、各ページに挿絵があり、なかなかかわいい。

さて、子供以外にもパスポート携帯が義務付けされているのは・・・家庭用ペット。犬・猫・フェレト。(ほかにもあるかもしれませんが、とりあえず、人が旅行に一緒に連れて行きそうなこの3種は確実にパスポート要)

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これがポーランドで発行された家庭用ペットのパスポート。

さ、動物たちも、パスポートセンターに行って、列に並んで・・・なんてことはありません。こちら、まずは獣医さんに出かけて、パスポートを作りたいと申請しますと体内にチップがあるかどうか聞かれます。ない場合は、その場でチップの挿入。私だったら、あんなぶっとい針を刺されてまで外国旅行なんかしたくないわい、と思うのですが彼ら(動物たち)もきっと己の意思に反して注射を打たれているんだろうな、と気の毒になってみたりもします。
さて、チップを入れたらその場でパスポートを作ってもらい、狂犬病の予防接種をうけていれば、大抵の陸続きの国へはいけます。そう、大抵の・・・・。
陸続きだから、今年の夏はスェーデンのほうにでも出かけよう、と漠然に予定を立てていた我が家。それを獣医さんに話したら、

『スェーデン?この夏のバケーション?・・・(指で何かを数えてる)・・無理でしょ。』

なんと、島国のイギリス、アイルランド以外にも、スェーデン、ノルウェーは外国から持ち込まれる動物の予防接種要求がきびしいようで、すべての手続きを終えていたら夏のバケーションはとっくに終わっていることが判明。

がっくりしている私を目の前に、この獣医さん

『ほら、ポルトガルならいけるわよ!あそこにしたら?』

ああ、太陽の大好きなポーランド人には、夏に涼しいところに行きたい日本人の私の心境はわかるまい。

歴史は繰り返す☆名前も繰り返す

08 3月
2010年3月8日

さぁ、ポーランド人の名前といったら、どんなのが思いつくでしょうか。フレデリック・ショパン?レフ・ヴァウェンサ(ワレサ)前大統領?

でもですね、今、フレデリックさんも、レフさんも流行じゃありません。(きっぱり)

ポーランドの子供につけられる名前、年々流行というのがあります。ちなみに、現在の30代の女性ではアグニェシカ(またはアガと呼ばれる)、アリツィア(アラ)、アレクサンドラ(オラ)、アンナ(アーニャ)などが優勢で、かなりの確立でこの名前に当たります。男性ではミーハウ、ラファウ、ピョートルでしょうか。

更にうえの世代になりますと、ダヌータ(ダンカ)、カタジーナ(カーシャ)に続いてゾフィァ(ゾーシャ)、アントニ(アンテック)、アントニナ(トーシャ)などが増えます。

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アラフォーの集まり。クシシトフ(クシシュ)という名前も結構います。

以前、友人とある女性の話をしていたとき、友人が『ほら、あの年齢の割には古臭い名前の彼女・・・名前なんだっけ?』という表現をしていました。ということで、ポーランド人も名前を年齢と連鎖して考えているようです。

が、しかし、この名前の流行というはどうもあるサイクルで繰り返されているようで、現在70歳代以上に多いと思われるゾーシャやトーシャ、アントニなどの名前が今の10歳前後の子供に多いこと!特にゾーシャは大ヒット?したようであちらこちらで見かけます。

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クラスの中に同じ名前が何人も!出席確認もフルネームで呼ばれることがしばしば。

さて、日本でも『人とは違った、個性のある名前』をつけたいと願う親もいますが、ポーランドでもそれは同じ。名前を聞いただけでは「ん?どこの出身?」と首をかしげるような名前をつけている親もいますが、ポーランドの社会学者によれば、教養レベルの低い家庭の親にその傾向が強いのだとか。テレビドラマの主人公の名前をつけたり、異国風に聞こえる名前をつけたがるのだそうです。
そういえば、思い当たる節があります。
ポーランドの貧困街の子供たちにメロドラマ系の異国情緒あふれる名前が多かったような。

更にその社会学者に言わせれば、『良識のある親なら、伝統的な名前をつけるし、そのような名前を持つ子供のほうが、将来就職などのときに奇抜な名前の子供より格段に就職しやすいし社会の信頼を得やすい。』のだそうです。

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マルタさんとマリアさん。特にマリアさんは普遍的な名前で流行のはずれがありません。

日本で昔の名前といえば、トメさん?ヨネさん?この社会学者の話からすれば、この名前が再び日本で流行になってもいいのだけど・・・ところ変われば事情も変わる、で日本では当てはまらないかも。

助け合いの冬

20 2月
2010年2月20日

今年の冬は、寒さがこたえます。それなのに、下手に目を覚ましてしまった熊が、食べ物が見つからずに山で大暴れをしていた事件もありました。ポーランドの冬は野生動物には厳しい季節です。冬眠できる動物は不幸中の幸い。冬眠しない野生動物たちは、真剣サバイバルです。もちろん、鳥たちも必死です。

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こちらは野生じゃないのでしょうが、大都会の真ん中で、この隼にどうしろというのでしょうか。目の前のコーヒーが冷めるほど(こちら側は喫茶店)見入ってしまいましたこちらのペア。

寒くなると、南に移動する鳥もいますが、意地なのか何なのか、寒いってわかっているのにポーランドにとどまる鳥たちもいます。

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お腹すいているだろうな・・・と感情移入してしまいます。

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こちら様、ポーランドで『スイカ』と呼ばれております。

そんな鳥たちはいったい何を食べているのかといいますと・・・

ぼうっと我が家の窓の外を見ていますと、鳥がしょっちゅうやって来ます。我が家は猫がいるので、基本的に鳥にはやさしくない場所なのですが、絶え間ないご訪問を頂いております。何をしているのかと見ていれば、昨年、取り損ねたというか高すぎる場所にあって取れなかったりんごをつついています。

ああ、そうだった。と今頃になって鳥のエサ台をくくりつけるのを忘れていたのを思い出しました。ポーランドのような寒い国では、冬に人間が手助けするのが奨励されています。我が家のように、無意識で鳥たちに餌を供給している(正確には単に、庭に果物の木が植わっているだけの)家から、鳥のえさ台を取り付けて意識的に餌を与えている家まで。
えさとなるのは「ひえ」「あわ」から豚の脂身まで。

フン害のある中心部では、鳥(主には鳩)にはエサをやらないようにと呼びかけているので鳥のエサ台なんて見ませんが、中心街を外れたところではあちらこちらで見かけるこの台。鳩という生き物は華やかな中心街でしか生きていけないのかどうかは知りませんが、プチ田舎に住む我が家にもその姿を見せません。

そしてこの間、出かけ先で見つけたこちらはちょっとかわいい台。

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なんだかおとぎの国のような雰囲気です。

上のランプには肉の脂身もちゃんと用意されています。

このエサ台が空っぽになる頃には春が訪れますように。

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