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「ワルシャワゆかりの有名人」

22 6月
2008年6月22日

ワルシャワにゆかりのある有名人と聞いて、どんな人が頭に浮かびますか?

絶対忘れてはならないのは、偉大な作曲家フレデリック・ショパンです。
ワルシャワ郊外、車で1時間程の所にジェラゾヴァ・ヴォラという小さな村があります。
そこにショパンの生家があります。
現在はショパンの博物館になっています。
ワルシャワにある国際空港は、ちょっと以前までオケンチェ空港という名前でしたが、
最近フレデリック・ショパン空港という新しい名前に変わりました。
ワルシャワ市の南部にあるワジェンキ公園にはショパンの像があります。
この公園ではショパンのコンサートなどが開催されます。

そして、キュリー夫人。
ノーベル物理学賞、科学省を受賞したことで世界中に知られています。
キュリー夫人の生家はワルシャワ旧市街にあります。
現在ではその生家がキュリー夫人の博物館になっています。

ヤヌシュ・コルチャックの存在も忘れてはなりません。
彼はナチス・ドイツ支配下のワルシャワゲットー内にてユダヤ人の孤児を世話していました。
「ユダヤ問題最終解決」の影響でコルチャック先生と孤児たちはトレブリンカの
強制収容所に収容されてしまいましたが、「選別」の結果、
ガス室送りになった自分の孤児たちを見捨てることは出来ず、
自分も子供達と最後まで(ガス室の中まで)一緒にいたと言われています。
ワルシャワにはヨーロッパで最大のユダヤ人墓地がありますが、
墓地の入り口近くに、子供たちとともに歩むコルチャック先生の像があります。
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上記3人のほかにも、現在のところ最も成功した人工言語といわれる
エスペラントの創始者、ルドヴィコ・ザメンホフ博士がかつて住んだ家なども
ワルシャワ市内にあります。
ザメンホフがかつて住んだ家がある通りはザメンホフ通りと名づけられています。
その他エスペラント通りという名の通りもワルシャワ市内にあります。
また、先に述べたワルシャワ市内にあるヨーロッパ最大のユダヤ人墓地に
ザメンホフ博士の墓石もあります。
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この墓地の近くにはエスペラントという名のバス停があります。
このバス停がこの路線の終点のため、ワルシャワ市内には
「ESPERANTO」行きと表示したバスが走っているのも興味深いことです。

ショパンの生家やワジェンキ公園、キュリー夫人の生家などはもちろんのこと、
時間があればユダヤ人墓地にもぜひ「ESPERANTO」行きのバスを利用して
行ってみると面白いと思います。

「市民に好かれないワルシャワのシンボル」

15 6月
2008年6月15日

ポーランドの首都、ワルシャワを訪れれば必ず目に入ってくる文化科学宮殿。
ワルシャワのシンボルにもなっています。
私は自分がワルシャワへ旅行に行くときには、
この建物が目に入って初めて「ああ、ワルシャワに来たんだなあ」と実感します。
ワルシャワ市の中心に堂々と構えている文化科学宮殿は私個人的には好きな建物です。

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しかしワルシャワのシンボルであるにかかわらず、
実はワルシャワ市民にはあまり好かれていないという悲しい事実があります。

科学文化宮殿はスターリン・ゴシック様式と呼ばれる様式の建築物で、
高さ237メートルの42階建て。
周りの建物との調和が感じられず、美しいワルシャワの町並みの中で
この建物だけ浮いた感じにみえます。

この建物は誰もがその名を知るソビエト連邦の独裁者スターリンから
ポーランド国民への贈り物として建てられました。
1952年に建築が開始され、1955年に完成しました。
設計はソビエト当局によってなされ、建築もソビエトからの労働者によってなされました。
そのような背景からポーランド国民は今でも、この建物をソビエトの支配下であったことの
象徴ととらえ、嫌う人が多いのです。

建物の中には映画館、劇場、コンサートホール、コンベンションセンター、
博物館などが入っています。
30階部分には展望台があります。
展望台からはヴィスワ川や旧市街、サスキ公園やワジェンキ公園など
ワルシャワ市内を一望することができます。

残念ながらポーランド国民、特にワルシャワ市民から嫌われているこの建物ですが、
観光客には実は非常に便利です。
というのも、この建物はワルシャワ市内ならどこからでも目に入るからです。
観光などで道に迷ってしまったときなどはぐるりと周囲を見回してみて下さい。
地図を見ても自分がどこにいるのだかわからなくなってしまったら、
科学文化宮殿に向かって歩けば、それ以上迷ってしまうことはありません。
科学文化宮殿はワルシャワ中央駅のすぐそばに建っています。

プラハ 国民劇場

05 6月
2008年6月5日

プラハは長い歴史をもったとっても美しい町です。
今までにご紹介してきた旧市街広場、プラハ城、カレル橋、ユダヤ人地区の他にも
訪れるべき場所はたくさんあります。

たとえば、国民劇場。
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プラハの歴史と芸術を代表する建物です。
この劇場は、現在のプラハがオーストリア=ハンガリー帝国の支配下にあった時代に、
ドイツ語の演劇ばかりが上演されていたのに対し、「チェコ語によるチェコ人のための舞台」
を目標にチェコ人から寄付を集め、建設されました。
チェコ人が自分たちのアイデンティティを守るために建設したのです。
建物の上部が金色なのが印象的です。

国民劇場に対抗して建てられたのが国立オペラ劇場です。
チェコ人がチェコ人のためのチェコ語での上演というのに対抗して、
ドイツ人がドイツ人たちの劇場を、ということで建てられました。
以前はドイツ劇場と呼ばれていました。

国立マリオネット劇場も見逃せません。
人形劇はチェコが誇る伝統文化です。
旅行中にひとつくらい演目を楽しみたいわ、という方には
マリオネット劇場での人形劇はお薦めです。

その他、チェコが誇る作曲家スタメナとドヴォルザークの博物館もお薦めです。
スタメナはヴルタヴァ川を愛していたこともあり、スタメナ博物館は
カレル橋すぐ脇のヴィルタヴァ川沿いにあります。

ヴァーツラフ広場はプラハで一番賑やかな場所です。
ショッピングなどを楽しみながら歩いてみるのもお薦めです。

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チェコの旧市街がとても趣があり、散歩をしているだけでも大変楽しめます。
よく路上で演奏している音楽隊、おみやげ物やの露店などをのぞきながら
のんびり散策するのもプラハの楽しみ方のひとつです。

プラハ ユダヤ人地区

04 6月
2008年6月4日

プラハの観光名所のひとつにユダヤ人地区(JOSEFOV)があります。
旧市街広場の北側に位置しています。
かつて第2次世界大戦中にはユダヤ人ゲットーとなった場所です。

この地区には数多くのユダヤ教会・シナゴーグがあります。
ぜひ訪れてもらいたいのはユダヤ博物館です。
博物館といっても大きな建物の中に展示があるというのは違い、
いくつかのシナゴーグの中にユダヤ教やユダヤの伝統、歴史に関しての
展示があり、それらをまとめて博物館と呼んでいるのです。
博物館に含まれるのは、マイゼルシナゴーグ、ピンカスシナゴーグ、
クラウスシナゴーグ、スペインシナゴーグ、旧ユダヤ人墓地、儀式の家です。
ユダヤ博物館の入場チケットで上記全ての施設に入場することができます。

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ユダヤ人墓地は、大きいものから小さいものまで、また様々な形をした
たくさんの墓石が所狭しと折り重なるようにして並んでいます。
墓石は傾いていたり、斜めに埋まっていたりします。
墓石は全部で12,000ほどですが、実際には約10万人がこの墓地に眠っている
そうです。
ヨーロッパで最古のユダヤ人墓地です。

ユダヤ博物館に含まれているシナゴーグのほかに旧新シナゴーグもお薦めです。
13世紀に建てられたヨーロッパで最古のシナゴーグです。
現在でも実際にシナゴーグとして利用されているものです。
建物はゴシック様式で展示品なども興味深いものばかりです。

シナゴーグに入場の際には男性はキッパーという小さな帽子をかぶらなければ
なりません。
入り口に観光客用に用意されているのでそれを借りましょう。
女性はかぶる必要はありません。

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