月別アーカイブ: 4月, 2009

ポーランド☆花屋へいこう!

20 4月
2009年4月20日

冬が長かった今年のポーランド。4月にはいって、ようやく春らしくなったな・・と思ったら一気に気温が上昇。さぁ、もう、おちおちしていられません。
みなさん、急いで花屋さんへ急ぎます。

冬が長いポーランドの人たちは春を心待ちにしています。日本の関東以南の冬とは違い、めったに太陽が出てこない冬を越しますので春への期待度もそれ相当のもの。
戸建てに住んでいる人は温かくなると、急いで庭の掃除をはじめ庭に植える花を買い足しに走ります。マンションに住んでいる人たちも、窓に飾る花をもとめ、これまた花を買いに走ります。
ということで、4月の花屋さんは、大忙し。

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近所の花屋さん。花屋のオバちゃん、薄着で頑張ってます。

4月はまだポーランドの花屋さんはそれほど色鮮やかではありません。色があるのはパンジーと水仙ぐらい。花屋のオバちゃんにも、「写真を撮りたいなら来月いらっしゃい」といわれたのですが、パンジーを買い求める人の列が後を切れず、オバちゃんは忙しそう。みなさん、10株、20株の単位で買い求めています。私も手始めに20株買ってみました。

いまが苗木の植え替え時期、というものが多いため、苗木を売っている専門店などは車の後ろにトレーラーをくっつけて買いものに来る人も珍しくありません。
ちなみに、このような場所では男性の方が多く見られます。自分でじゃんじゃん選んでカートに乗せていく人から、奥さん(らしき人の)指図に従って、荷物をつめていく人。それでも、ショッピングセンターで荷物もちをさせられている男性のような退屈そうな顔をしている人が皆無だったのは、私の気のせいでしょうか・・・。洋服売り場では退屈そうな男性も花屋ではなんだかイキイキしています。

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こちらポーランド南部最大級の植物専門店。

旦那が家の前の花をそろそろ変えたいというので、オグルドゥ・シロンスキという植物専門店に行ってきました。こちらの専門店、パーキングに入ると建物の反対側にご立派な庭園があります。せせこましいものではございません。相当のスペースがとられ、立体的にどのような植物をどのように見せたら効果的かを実際に見ることが出来ます。ここを歩くだけでも楽しくなるくらい大きいお庭。
全ての木やコケに名前と説明書きと値段が書いてあるので、気に入ったらお店で同じものが買えるというなんとも斬新、且つちゃっかり販売方法。もちろん、お庭のアクセサリーにもちゃんと値段がついております。

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それもこんな立体的な庭園です。

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なにげに日本チックなアクセサリーも発見。

ということで、我が家は「泣いている薔薇」(日本語訳)とチューリップの球根を買い足しました。薔薇のほうは、まだこれから、というしろものなので、まだ実感はわきませんが、チューリップやパンジーのおかげで一気に庭が明るくなりました。
我が家の庭にも春の到来です!

ポーランド☆イースターがやってくる!

11 4月
2009年4月11日

今週末はキリスト教圏、イースター休みに入ります。日本語に訳すと復活祭。簡単に言ってしまえば、十字架にかけられたキリストが生き返った≒復活した、のを祝う日です。

このイースター、毎年日付が変わります。3月の終わりごろにあたる年もあれば、今年のように4月の半ばごろまでくい込むことも。ポーランドではこのように、イースターが4月に入る年は、春が来るのも遅いといわれているそうですが、確かに。今年は3月の半ば頃まで雪が降っていました。

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ショッピングモールでイースターのデコレーションを作る幼稚園の子供達。

イースターを前に各家庭で家の中のデコレーションを変えます。冬の間には見られなかった、目が覚めるようなモチーフを思い思いに飾ります。この時に、半ば義務のようについてくるのが、窓拭きとカーテンの洗濯。たとえ、頻繁に窓を洗わない家でも、イースター前は窓拭きが必須となります。冬の間に窓に汚れがびっしりついているうえに、春の太陽の光でその汚れがばっちり見えてしまうからです。そして、冬の間スチーム暖房によって汚れたカーテンも洗濯します。こちらも、思いのほか結構黒くなっています。
窓を洗わないからって、隣近所から注意させることはなくても、噂されること間違いなし。妙な噂を立てられたくなかったら、潔く窓ふきをしましょう。

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普段はろうそくが入る場所にひよこをのっけてみました。

家を飾ったら、次は冷蔵庫の中をチェック!
なぜなら、ポーランドではイースターの朝には白いソーセージと卵を食べねばなりません。
そして、おやつにはバプカとよばれるバウンドケーキ。
ま、食べるものが決まっているという点では、メニューを考える労が省けるので主婦にはありがたいのですが、これが冷蔵庫の中にある事をチェックして次は、教会にもって行くかご作り。

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こちらは、小麦粉でできた羊。多くの家庭で飾られます。

イースター当日、(教会へ通う人の数はヨーロッパの中でも高いのですが、それでも)めったに教会に通わないポーランド人もこの日は足を向けます。この時に多くの人がかごをもって教会に行くのをみるのですが、皆さん、かごを白いクロスでかぶせているのでなかなか何が入っているのか見ること出来ません。中に何が入っているのか、気になって仕方がない人もいると思うので(?)ここでご紹介。
かごの中身は・・・
カラフルな卵・ソーセージなどの燻製・塩・パンかバプカとよばれるケーキ・わさび・チーズ・羊かウサギ(チョコレート製でもOK)、そしてその上に周りがひらひらのクロスをかけて、こけももかツゲの枝を差します。
なんで、こんなに細かいんだ、と思われる方もいるでしょうが、これ、いわば日本で言うおせち料理に意味があると同じ感覚でしょうか。

卵:新しい命のシンボル
肉の燻製(ソーセージなど):満ち足りていることのシンボル
山葵:キリストの苦しみの苦さを克服するシンボル
パンかバプカ:技・完璧さのシンボル
チーズ:人と家庭内動物の友好・調和のシンボル
羊かうさぎ:神への生贄のシンボル
塩:耐久と命をまもるシンボル

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たまご、これがなくてはイースターは始まらない。

このかごをイースター当日の朝に教会にもって行き、ミサで清めてもらいます。それを家族で分けて食べるのが正統なイースターの過ごし方。といっても、近年はこの時期旅行に出かけるひとが増えていて、どこの観光地も人がいっぱいで賑やかです!

甘い甘いポーランド人。

08 4月
2009年4月8日

概して、ポーランド人は追いも若きも男も女もスイーツが大好きな国民です。
日本では、お茶菓子におせんべいなどの甘くないものも出たりしますが、こちらではお茶に添えるのはあくまで甘いのがメイン。おかきなどの塩っぽいものはビールのつまみとなります。

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こちら、ヨーロッパの中でも有名どころのチョコレート

昔々の共産主義時代は、店で売られているお菓子が少なかったそうで、特に西側のドイツに親戚がいる人たちは、その親戚がチェコレートを送ってくれるのを心待ちにしていたとか。届いたら届いたで、それは非常に希少価値のあるものだったので、男の子が女の子にプレゼントするものとして非常に喜ばれたらしいのですが、あげるにしても思い切りがいったそうです。

現在30代のアーニャは昔、当時の彼氏に、ドイツ製のチョコレートをプレゼントされたそうなのですが、家に帰って中を見たら半分食べたあとがあったそうな。
好きな彼女に上げたい・・でも、僕も食べたい・・・と苦渋の選択だったようですが、そのあと大喧嘩になったというから食べ物の恨みは恐ろしい。

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いろんな会社がしのぎを削っております。
ケーキなどは家で作れても、さすがに自家製のチョコレートはできませんからね。ということで、チョコレートにときに執念を感じるような彼らですが、その思いを形で表した結果がこちら。

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来客時などによく買われています。

ポーランドのいたるところでこのようなチョコレートが量売りされています。
このタイプのチョコレートには、まず、はずれはありません。うまい!

以前は、大抵のチョコレートはカカオの味がしたのですが、ポーランド人たちも「最近味がおちている」と嘆いています。たしかに、安いチョコレートは味がカカオの味じゃなくて、砂糖の味。クリスマス時期に売り残った、安いサンタクロースの形のチョコレートがイースターの季節になると、一回溶かされてこんどはウサギの形になるというぐらいですから、味の程が知れるというもの。

ということで、チョコレートも比較的安い代物は、はっきりいって、まずいです。棚の中で一番安いものは、ほぼ間違いなくまずい。

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これがベスト・オブ・ザ ベストの ミハウキ

量り売りの中でも一押しは、こちら。
ミハウキ ズ ハンキ と呼ばれる、ハンカさんのミハウキというチョコレートなのですが、これは日本人の間で大うけの味。
お土産に、キロ単位の箱で買って日本に買える人もいるくらいの味です。類似品があるので、是非写真の包装のミハウキをえらんで、お土産にどうぞ!

人形博物館

01 4月
2009年4月1日

ポーランドの東、Pilznoという街(地理的にはクラクフから2時間ぐらい車で走らせたぐらいの距離でしょうか)に ポーランド国内のみならず、国外でも有名な人形博物館があります。

住宅街の1軒で、割と細い道に面しているので大きめの車で行くと車を停める場所がありません。ということで。この街のリネック(中央広場)の駐車場に車を停めて、いざ目的地へ。リネックから3分も歩きませんので、初めからここで降りて、目的地まで歩いた方が懸命かも。

よそのお宅を訪問しているんじゃないかと一瞬と惑ってしまうぐらい、ふつうの家のドアをたたきます。ドアの前にちゃんと 博物館と書いてあります。書いてなかったら、間違いなく一般人の家ですので、番地を確かめてからドアをたたきましょう。

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レセプションの横に飾られていたポーランド民族衣装を着た人形達

まずは、2階に案内されて、今日の予定を聞かれます。というのも、こちら、人形の工房が隣接しているので、世界の人形を見た後(これに関しては、そのほかの人形博物館を大差なし)、こちらの人形工房を見せてくれるのです。(これがまたすばらしい!)また、事前に予約をしていけば、人形制作の体験もできます。

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人形の洋服を裁断している部屋。

人形にもいろいろありまして、顔などを木材で仕上げているものから、セラミックで仕上げているもの、または布で仕上げているもの、各部屋で仕事が分かれています。それらを順番にガイドさんが丁寧に説明してくれます。ここで使われている機械がそのまま展示品になりそうなぐらい古いものを使っていますが、それもまた手作りの味をふかめるというもの。人形もさることながら、機械の古さに感嘆。
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ポーランド人なら絶対知っている故ヨハネ・パウロ2世。

小さい人形の洋服を作っている部屋では、あまりの可愛らしさにこの歳になっても思わずにっこりとしてしまいます。髪の毛を移植している部屋は、なかなかグロテスクなので、みな足早に出て行きましたが、興味深い工程です。
狭い階段を上に行ったり、下に行ったり。そのうえ、セラミック部品作業場は、博物館の裏口から出て、庭に当たるところに立てられた離れにあるので、こちら訪れるときは歩きやすい靴を履いてきたほうがいいですね。

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魔女を作っている部屋。見学しているすぐそばで、作業をしています。

人形制作の過程を一通り見終わったら・・・お終いではありません。
アトラクションはまだ続きます。
博物館の屋根裏部屋に行きますと、部屋の真ん中に椅子が置いてありまして、壁際に無数の人形が飾られています。よくよくみると、有名なポーランドの御伽噺の1場面があちらこちらにあるじゃありませんか! と、よく見ようと思ったら急に部屋の明かりが落ちまして、1箇所にライトが。そして、効果音を含んだ御伽噺が始まりました。どの人形も、場面もよくできていて、大人でも存分に楽しめます。話の進行にともなって、照明がぐるっと回転し、部屋の真ん中の席に座って見ている私たちも椅子の上で360度回転。

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「12の月」の1場面。

最後にレセプションの横のお土産やさんでここで作られた人形を買うこともできます。直売なので、他で買うよりかなり安くなっています。

さて、こちら、これだけアトラクション盛りだくさんで、入館料、大人10ズロチ、子供7ズロチという破格の安さ。さらに、家族割引というシステムもありまして、一家族(5人まで)で20ズロチとなっています。ポーランドで時間がある方は是非お勧めの博物館。人形好き、手作り好きの皆様にもご満足いただけるスポットです。

Kasia Museum lalki
Address: 39-220 Pilzno ul. Grodzka 24
tel/fax (014) 672 1321 / (014)672 2436

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