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ベスキディの民族舞踊祭典

25 8月
2009年8月25日

ポーランドの夏の観光地として有名なヴィスワ。場所はですね、南部の山岳地帯でヴィスワ川が始まるところです。
この地域は、夏は避暑地として、冬はスキー場(この辺りが、あの世界で有名なスキージャンプの選手「アダム・マウィシュ」の生まれ故郷でいまだにこの地域でジャンプ練習をしているとか)として大賑わいの、これぞ観光地という土地柄。
また、旧社会主義国にはつきもののサナトリウム(療養所)も数多くあるので、1年中人が絶えることがありません。

特に見るもの(遺跡とか古い教会とか)がないので、こちらは山と川でゆっくり休みたい、もしくは山登り、スキーなどの目的がある人たちの場所。よって、ここに来るのは多くはポーランド人。たまに、外国語を話している人もみかけますが、その多くは隣国のドイツかチェコ人。ポーランドのほかの大都市で見られるような、外国のツアー団体にはまだお目にかかったことがありません。

さて、夏も観光地、ということで、ここでは毎年夏には何かしらのフェスティバルを催していますが、今年のテーマは「民族祭典」。そして今年のスポンサーの太っ腹!なこと、このフェスティバル、なんと1週間以上続きます。スポンサー企業のひとつに、日本の車業界J社もはいっていました。この不景気によくやった!めい一杯、拍手をしてきました。

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舞台も立派です。

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ちょっと、かわいすぎ。おとぎ話の世界様です。

毎日のように、ポーランドの民族舞踏グループと外国のグループが歌や踊りを披露しています。
私が行った日は、ポーランドとリトアニア、クロアチア、スペインのバスク地方の団体が歌って踊りを披露していました。

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埋め尽くす観衆。盛り上がっておりました。

もちろん、座っておとなしく聞いてるのじゃぁ面白くない。
会場は外でしたので、その会場の外周では屋台がずらり。60店くらい、出ていたでしょうか。ビール(必需品!)、ソーセージ、シャシュイキ(肉の串刺しのようなもの)、ケバブ、アイスクリームから子供たちが必ず足を止めてしまうおもちゃ屋さん、そしてこの都市の名産物まで所狭しとならび、民族舞踊に興味のない人でもとにかくお祭り気分。昔の日本の『夏の盆踊り』を思い出させるような賑わいです。大人はビールを片手に、民族舞踊を聞く人、すでにアルコールが回っている人、いろいろでしたが、もちろんこういう会場には警備員があちこち配置されていますので、絡み酒をする人もなく楽しいお祭り。

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色鮮やかなお人形さんたちが舞っているようです。

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お菓子屋さん。ポーランド人、甘いの大好き・・・。

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ビールを一杯。これぞ夏!

先日、ポーランド北部の祭典から戻ってきたポーランド人達はこちら(このヴィスワ)のお祭りのほうが規模が大きいと口をそろえて言っていますので、夏にポーランドの南を訪れる予定の人は地域のフェスティバルをチェックしておくと、予想外の楽しい夕べになること間違いなし!

アグロツーリスト

16 8月
2009年8月16日

ポーランドでここ数年はやっている「アグロツーリスト」。自然に戻ろう!自然に親しもう!という精神を前面に押し出した、休暇の過ごし方のひとつとして、なかなか根強い人気があります。

都会であくせく働いている親は、じっくり休めるし、子供たちは宿泊先で飼われている動物や馬と遊べるので家族みんなが満足できるというもの。また、犬などを飼っている家庭では犬を連れて旅行となると、こういう宿が真っ先に候補に挙がります。

今回はポーランドの西にあるBronkowにあるアグロツーリストをご紹介。
場所的には、ドイツの国境近く。
地図を読むのが得意とする人以外はカーナビを必要とするような場所にあります。
(いえ、Bronkowには比較的簡単にいけるかもしれませんが、この宿にたどりつくには土地勘がないと、この地域で迷子になりそう)

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こちら入り口。夜はここの柵が閉められます。

今回私たちが泊まったのは、めちゃくちゃ経済的?なお部屋・・というより小屋かこれは?
4人寝ることができて一晩で100zlです。(2009年8月現在約3500円)
こんなに屋根の角度があるのに、2階建て!
でも2階に行く階段は相当体が機敏じゃないと勧められないしろもの。
だって、階段(いや、はしごと言ったほうが正確かも)には60度ぐらいの傾斜がありましたから。

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どうです、これ。
「アルプスの少女・ハイジ」なんて目じゃないくらいの素朴さ・・・というか簡素さ。

ドアを開けると、ベッドがふたつ。
奥のほうにシャワーと洗面台とトイレがついています。
階段というよりは、はしごを登って(これは子供たちには受けた!)2階に行くと
マットレスと布団のセットが置いてあります。
ということで、4人寝泊り可能。
屋根には窓がついていたので夏は満天の星空を眺めながら寝れます。
ロマンチックだから、恋人同士で行ってもいいかも。
豪華さや快適さを求める恋人と一緒に行って、別れ話になっても責任は取りかねますが・・・。

こちら、多くのアグロツーリストの宿にあるように、馬を飼っています。
よって、前もって時間を予約しておくと馬にも乗れます。

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朝のお馬さんたち。片っ端から頭をなでてまわれます。

乗馬以外のアトラクションは、湖でカヌー、森散策、バーベキュー。バーベキューをして、ビールなんて飲み始めると、みな友達。ビールにノックアウトされるまでは皆さん元気にバレーボールなどをやっております。
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飲めや食えや・・・いいですね、このスタイル

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老いも(?)若きも共に遊ぼう。

食事は母屋(この私たちが泊まった『小屋』以外にも大きな民宿が目と鼻の先にありまして、そこの1階がレストランとなっています)で取れるので安心。こちらの母屋での部屋は多少お値段上がりますが、快適さがほしい!というかたには、母屋での宿泊のほうがいいかも。
都会の喧騒を忘れたい方にはうってつけの宿です。

http://www.bronkow.pl/
Katarzyna PrzewłockaBronków 71a, 66-626 Dychówtel./fax: 068 / 391 31 85

ブンブンブン 蜂が飛ぶ☆ポーランド

11 8月
2009年8月11日

只今、北半球で蜂が激減していると世界を震撼させておりますが、確かに、今年は私も庭で見た蜂の数は例年の10分の1と激減。ポーランドでは、『蜂がもどってこない・・・』と養蜂場のひとは困り果てています。
家出をした子供じゃあるまいし、帰ってこないはないだろうと思いもいましたが、なんでも毎年帰ってくるはずの巣に蜂がさっぱり戻ってきていないそうです。蜂の亡骸も全くない状態だそうなので、まさしく、「帰ってこない」で忽然と消えてしまった蜂たち。

ミツバチがいなくなると、作物の花の受粉に影響が出てくるので、農家さんたちにも死活問題。

そんなホットなテーマの蜂のフェスティバルがあるというので出かけてきました。
場所は南ポーランドのホジュフ。

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一体どんなことを見せてくれるのかと思ったら・・・

蜂を見せてくれました!

見てください、この入れ物!小学校の夏休みの自由研究などに、ありの巣の観察日記でこのような入れ物はあったけど、蜂の入れ物は初めて見ました。これを自由研究に選ぶ勇気のある子供はいないでしょう。
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そしてこちらは蜂博士。
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こんな蜂の巣を、手づかみしてていいのか?と思ったのですが、博士の話によれば、羽音で「蜜を集める蜂」か「攻撃を仕掛ける蜂」かがわかるそうです。
きっと私、本当かしら?という顔をしていたのでしょう。
だいじょうぶだから、と手をつかまれ、蜂をなでさせられました。
それも数匹・・・。

触ったご褒美に、蜂の巣の蜜をひとなめ、いただきましたが、そこで彼の質問。
「日本とポーランドの蜂蜜、どっちがおいしい?」
どっちといわれてもねぇ・・・社交礼儀上『ポーランドの蜂蜜』と答えたら
「それはありえない」ときっぱり。
なんでも、蜂が集めている花粉というのは、その国の食べ物、その国の風土に合わせたものだから、それからできる蜂蜜は自分の生まれ育った国のものが一番美味しく感じるんだそうです。
なかなか説得力のある説です。
「ま、でもあなたは、ポーランドに長そうだからポーランドの蜂蜜も美味しくかんじるのかもしれませんね」とフォローが入りましたが、言われてみれば確かに、私には日本の蜂蜜のほうがまろやかで食べやすいです。

隣の建物では、蜂の巣から蜂蜜を採るまでの手順をデモンストレーションしていました。

この蜂の巣をこのドラム缶のようなものの中に入れまして、ぐるぐる回し、遠心力で蜜を飛ばします。
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ドラム缶の下にたまった蜜をこちらでキャッチ。
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もちろん、フェスティバルですから蜂蜜の販売もやっておりました。
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蜂蜜は体にも美容にもいいと聞きましたので、我が家もたっぷり買って帰りました。

シロンスクの民族公園☆ポーランド

04 8月
2009年8月4日

ポーランドの南部はシロンスク地方(シレジア地方)とよばれ、じいちゃん&ばあちゃんの世代になると『うちらはシロンスク人や。ポーランド人じゃないわい。』という人が少なからずいます。それを誇りに思っている人も多く、50年位前まではシロンスク地方以外の人間と結婚するというと、家族から総スカンを食らうことを覚悟で決めなければなりませんでした。

そんなに違うのか?と思われる方もいるかもしれませんが、シロンスク方言を話すと、普通のポーランド人は理解できません。(もちろん外国人の私には、新たな外国語にしか聞こえない・・・)学校では、「標準ポーランド語」で授業は進められますが、家に帰るとコテコテの方言で話す子供たちもまだ沢山います。
一応、方言とされていますが、ここまで理解不能だと別の言語だと思いたくもなるのですがね。

ポーランドのシロンスク地方は言葉も違えば、食べ物も、家の様子もそのほかのポーランドの地域と違います。そんなシロンスク人のノスタルジーをかき乱すような場所がポーランドの南部ホジュフという場所にありますので出かけてまいりました。

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こちらが入り口。入場チケットはこちらで買いましょう。

入場ゲートをとおりますと、1800年代のシロンスク地方の建物がすぐ眼に入ります。こちら、家の概観だけを見せているだけではありません。どの家の中にも入ることができます。家の中は当時の生活がわかるような家具一式が展示されていて、見所いっぱい。ヨーロッパの民族関係の写真などを見るのが好きな方にはよだれが出そうな場所。

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この公園内にはシロンスク地方の木製の建物が69棟(敷地は22haという大きさ!)、それぞれの家を見てまわると、1時間半ぐらいの余裕を見ておいたほうが無難です。これだけ広いので、博物館にあるような圧迫感がなくて、散歩がてらに楽しめます。

ただ、あちらこちらで『いたい!』という声が。ここのたてもの、どこの入り口部分が低く、頭を下げて入らないとぶつかります。足元はといいますと、敷居はこれまた高くてあぶない。頭を下げて足を上げる・・・この動作を一瞬のうちにこなせない方は、特にお気をつけてご覧ください。

こちら戦前のシロンスク地方の家の中。この白いブュッフェが特徴。
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道を歩いていると、前から白い集団が。目を凝らすと羊の集団。迷える子羊か、、、とも思いましたが、迷うどころか、勝手気ままに集団で移動中。単なる、放し飼い。情緒あります。
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家だけでなく、庭まで再現。
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さて、こちらへの行き方。シロンスク・スタジアムのすぐ近く、トラムの6番、11番、41番がこの近くでとまります。駐車場も完備されていますので、車でもどうぞ。

ホジュフ 民族公園

住所)41-500 Chorzow ul. Parkowa 25
入場料:大人7ズロチ 子供5ズロチ(2009年7月現在)

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