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秋の山登り Szyndzielnia

30 10月
2009年10月30日

ポーランド南部の山にSzyndzielniaというところがあります。あと少しするとスキー場に変わるこちら。ポーランドの『黄金の秋』とよばれる今の季節に出かけることにしました。

山のふもとの1日6zlというパーキングに車を止めて、山を登り始めたのが12時。(何故か)道のりは一番短いけど傾斜がすごいコースをえらんだ私たち。
我家の犬でさえ途中途中、止まりだしたので、コース選択を間違えた・・・と気づくも時すでに遅し。
戻って登りなおすくらいなら、このまま進もうと30度傾斜ぐらいの斜面を登ること1時間。子供達はそこそこの歳なので、疲れて歩けなくなることもないだろうと思いましたが、一番の心配の種だったのは我家のシェパード。この登山道、かなり石があります。この石で足の裏でもけがされたら誰が背負って運ぶんだ?と気にしながらさらに登ることに。
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こちらは、山に登りたいけど自分の足では登りたくない人用?冬にはスキーリフトの乗り口となります。片道大人15ズロチ、子供12ズロチ、犬3ズロチ。

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ああ、楽している人たちがいる・・・

上ること2時間半。緩やかなコースを登っていると、次々と後ろからマウンテンバイクで上っていく人たちが。平均年齢は20代後半でしょうか。皆さん、平常鍛えているらしく、道の途中で(上りにもかかわらず)自転車から降りて押す人が皆無でした。
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この傾斜を自転車で上るって、すごい鍛え方です。

上る人がいるってことは、下る人もいるということで、一度だけマウンテンバイクで下りる人に遭遇しましたが、その速さといったらひとえに恐怖でした。

頂上には山小屋・・と呼ぶには立派かな、建物があります。この建物のなかで普通に食事が取れます。多くの人は、お弁当持参で飲み物だけを買い足してあちらこちらに座って持参のサンドイッチを食べておりました。

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こちら頂上にある休憩所のいす・・・なのですが、女性が横たわっているモチーフなのは見えますでしょうか???

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こちらは味のある標識。これなら、いたずらして、矢印を反対向きに
できないはず。

さて、こちらSzyndzielniaは立派な登山コースでしたので、道中ごみが全くといっていいほど落ちていませんでした。ゴミ箱は途中にはありません。皆自分で持っていっているようです。山の上の山小屋のあたりにはゴミ箱場がありましたが、これまた綺麗に掃除されていて気持ちよく使えます。
当たり前のことなんですが、やはり綺麗な山というのは気持ちがいい!

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こちらも犬連れの登山者。彼らも歩いて登ってきていました。

帰りは1時間で降りることができました。この山、自力で登って降りようとする方は小学生高学年からがおすすめです。お年寄り、小さいお子様がいる場合は、上りだけでもケーブルカーに乗ったほうが懸命です。

アニメの町、ビィエルスコ ビィャワ

20 10月
2009年10月20日

世界で一番見られているアニメといったら日本製のものでしょうか。ポーランドでも日本のアニメが人気あります。
が、しかし、ポーランドアニメもすてたものではありません。世界中、日本のアニメにおされていますが、こちらポーランドもがんばっております。

ポーランドで有名なアニメといえば『ボレック・ロレック』という男の子二人組みのアニメと『レクショ』という犬のアニメ。こちらのアニメ、あまり言葉がないので世界中で見られているはずですが(現にギリシャの番組でも放映されていました)言葉がなくても理解できる単純な内容のはずなのに、そのレベルは大人も楽しめるぐらい高度です。その上日本人が想像する、ほのぼの東欧のイメージを踏襲したこれらのアニメ。この地元が、今回ご紹介するポーランド南部にある街、ビィエルスコ ビィャワなのです。

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街並み。西のヨーロッパに負けてませんよ。

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ここにはポーランド内でも有名な子供用の人形劇場もあります。こちら、その劇場。

この夏、この町でアニメ『レクショ』の銅像が建ちました。この銅像と写真を撮ろうとポーランド中から人が集まってきます。

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どこかで見覚えのある方、いらっしゃいますか・・・???

このレクショの経済効果に気をよくした?街は、なんと今度は、『レクショ通貨』たるものまで発行してしまいました。アニメのキャラクターが貨幣の柄として飾るのはポーランドではお初です。

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このビィエルスコ ビィャワの街のいくつかの店ではこの通貨を使って買い物ができるそうです。

私たちがビィエルスコ ビィャワの街に行ったときは、通貨発行2日目ということもあり、通貨購入の行列ができていました。記念に、ということで私も買ってみました。しかし、列がすごかった・・・。みんなそんなに欲しいの???

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そんな疑問を持ちながら、私も並んでみました・・・。

こちら街の中心街は、チマチマしていないけどなかなかコンパクトなつくりでよくできています。スロープがない場所は、屋外エレベーターまで設置をし、体の不自由な人も楽に移動ができるようになっています。気位は高くないけど、お上品な街です。
時間のある方は、1日ゆっくりと街散策をどうぞ。

村丸ごと私有地につき☆ポーランド カルプノ

15 10月
2009年10月15日

バカンスにもいろいろありまして、友人のように美術館&博物館めぐりを驚異的なテンポでこなすタイプから、人ごみ嫌いの我家のように山の中に引きこもるタイプまであるのですが、今回ご紹介するのはポーランドの北西部、ある廃村がそのままバカンス地となった場所です。

なんてったって、廃村となったくらいの場所ですからね、行き着くまでがアドベンチャー。我家はポーランド南部に住んでいますので、南から北上という形なのですが、カーナビに従ったところで、機械が壊れているんじゃないかと心配になるし、地図を見たところで相当不安にさせる道のりです。通り過ぎる町並みをみてもポーランド人の旦那が『こりゃすごい・・・』というくらいの田舎っぷり。

果ては『この先私有地につき立ち入り禁止』の看板の先。心配になりペンションに電話すると『そこからウチの土地です。どうぞお入りください』と。すすむこと800mぐらいでしょうか、ようやく見えてきました。

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まず、乗馬の屋内練習場が中央にどっしりと建っています。そしてその先50mぐらいに、ピッカピカのペンションが。そして馬の囲いも遥か彼方まで広がっていて、とにかく規模がでかい。
気になるペンション。綺麗なのは外壁だけじゃないかと心配になりましたが、
部屋の中は普通のホテルより断然綺麗。家具も安物の家具を突っ込んでいるのではなく、趣味のいい家具が置かれています。そのうえ毎日タオルも代えてくれ、水周りも掃除してくれます。

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こちらがペンション。動物も可。

が、このペンションで何がお勧めかといえば『食事』。1週間と同じメニューが続かなかったのは驚異的!その上、味付けもうまい!我家は朝食と4時ごろの昼食を頼んでいたのですが、この4時の昼食がいっぺんでは食べられない量なので12時にスープだけをいただき、メインディッシュを4時に頂くことに。こんなアレンジも可だからたまらない。でも、自分のためのチョコレートがふとほしくなった場合は5kmぐらい先のちっちゃなお店にいかないとありません。その代わり、食堂にはつねに、水と牛乳、ジュースが飲み放題で置かれています。(無料)

ここのアトラクションは馬と自然。乗馬は雨が降っても屋内の練習場でもでき、設備的には非常にしっかりしています。

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滞在中に1日雨に降られましたが、そんな日は屋内で乗馬。

また、近くに湖があるのでボートを借りるのも可能。
ボートに飽きたら湖にドボン!もあり。

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ボートに乗るときは、ペンションの人に言って安全ベストを拝借しましょう。

でも一番の見所はあまり人間の手が入っていない森。村自体がすでに個人の所有地でその周りも人が寄り付かないので散歩中に人と会う、というのは同じペンションにすんでいる人ぐらいでしょうか。それぐらい人がいない!
ふと、人ごみが恋しくなれば、ちょっと車を飛ばしてポーランドの北の海まで出ることができます。

ポーランドにもこの類のペンションは多くありますが、サービスと設備に関しましては私の中では五つ星以上!

こちら公式ホームページ
http://www.karpno.pl/

エアーショー 2009

01 10月
2009年10月1日

ポーランドでは毎年、夏の終わりにラドムという町でエアーショーがあります。
飛行機マニアたち、もしくは息子がいる家庭などポーランド中から観光客が集まります。
なんてったって、ポーランドで一番のエアーショー。
今年は我家も出かけてまいりました。

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まだショーが開始する前、談笑する操縦士達。

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こちらのショー、土曜日と日曜日の2日間の大掛かりなものです。ポーランド軍とベラルーシ軍の共同飛行となりました。
土曜の朝からすでに、場所取りがはじまり、駐車場も入り口に近いところからドンドン埋まっていきます。入場料も、ポーランドのそのほかの余興のものに比べてもかなり高額なので皆さん期待満々。事実、毎年それだけのものを見せてくれるそうなのですが・・・

しかし、ここで雨が降り始めました。

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すでに空は真っ黒。

初めのうちはこれくらい、愛嬌愛嬌と、皆和気藹々、ひとつの傘の下、飛行機の翼の下?に避難して、ショーを始めていたのですが、またたくまに豪雨に。
滝のような雨。視界不良ということで、始まってから30分もしないうちにショーは中止となりました。

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飛行機の羽の下に避難する人

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テントの中に避難・・するも、すでに水浸しだったはず。

初めはブーたれていた観客・・これもわかります。この日のために朝早くポーランド各地から詰め寄った人たちなどは多少の雨ぐらいならそのまま、見せてくれという心境ですが、この日は多少の雨じゃなくて、多量の雨。
さぁ、それからが大変。
ただえさえ、すごい数の観客が一斉に自分の車に戻るのです。駐車場の出入り口はパニック状態。車にたどり着くまでに、みんな頭からびしょびしょ。中には駐車場に入りきらずに、駐車場から1kmぐらい離れたところに駐車していた人たちもいましたから目も当てられない。
さすがに、主催者側もこれではあんまりだと思ったのか、土曜日のチケットで翌日も入場可ということになったので、現地に住んでいる友人にあげることにして我家は帰宅したのですが、翌日その友人からショートメールが。
『ソウジュウシ ツイラク』

墜落した飛行機にはベラルーシの操縦士がのっていたそうです。
後の発表では、墜落前に中央から機体からの脱出を命令されていたそうなのですが、彼が脱出すると飛行機が観客の上に落ちる可能性があると読んだため、飛行機と最期をともにしたとか。

2009年のエアーショーはその時点で終了しました。
この操縦士の最期の判断に敬服したいと思います。

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