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ポーランドのお盆

30 11月
2009年11月30日

11月1日はポーランドのお盆です。お盆になったら、身内の墓にお参りに行く・・というところまでは日本と同じですが、こちら、このお盆への力の入れようは日本の比じゃありません。皆さん、何かに取り付かれたように準備に入ります。

10月の末日に近づくとポーランド人は必ずといっていいほどお墓にまず掃除に行きます。バケツと掃除セットを持って墓とその周りを一生懸命お掃除。
この時期、ポーランドは落葉の季節なので掃除に来ないと墓は葉っぱに埋もれてしまうといったら大げさですが、とにかくすごい落ち葉なので、お盆の前日は落ち葉を回収する清掃会社の車もあちらこちらの墓地をまわっております。
掃除をして、きれいにしたら今度は墓の上にお花を飾っておきます。

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墓地の前に出ているお花屋さん。

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掃除を終えて、ほっと一息。

この時期になると墓地の前に多くの花屋さん、蝋燭やさんがならびだします。その数といったら、罰当たりのようですがまるでお盆祭りの屋台のよう。そしてお墓に飾る花はこちらで求める人がほとんどなのでこの屋台、実に儲かるそうです。お店を持つ墓地によるそうですがこの数日の売り上げだけで軽自動車を買えるほどの売り上げが出るとどこかの新聞に書いておりましたが、ま、そのくらい皆買うんですね。中には、花に埋もれきっている墓もありますから。

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準備が終わって静かになった墓地。この向こう側は・・・

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ユダヤ人墓地でした。このお盆はユダヤ教には当てはまらないようで、こちらは掃除する人もいなければだれもいない、でひっそりとしておりました。

きれいにしたら、後は当日をまつだけ。お墓が数箇所に分かれる家は朝からお墓参りに出かけなくては間に合いません。我が家も2箇所、午前の部と午後の部に分けて動きます。どちらにしても、墓参りの後は本家への挨拶にも出かけます。夕方になると皆蝋燭をあちらこちらで灯すので、その光にうっとりすることうけあい。墓地なのですが、この日はポーランド中できっと一番きれいな場所のはず。

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夜の墓地。薄気味悪さが全然なく、うっとりしてしまいます。

この日は国民の祝日なのですが、今年は日曜日に当たったポーランド。だったら、月曜日が振り替え・・・・なんていうのは、ここにはありません。祭日が土日にあたったら、今年は運が悪いわね、とあきらめ、月曜日は普通の労働日となります。ですので、今年の親戚のあつまりも翌日が月曜日なのでみなさん早めのお開きとなりました。

陶器のお店

22 11月
2009年11月22日

ポーランドの陶器で有名どころといいましたら、ボレスワッベッツ、ホジュフなどがあります。その陶器がほしけりゃ、現場へ行け、というのが手っ取り早い方法なのでしょうが、一度に何種類もの陶器を見たい場合、いちいち現地を訪れていたらそれこそ日が暮れてしまいます。

最近、猫にことごとくお気に入りの食器を割られた私。怒りに任せて出かけてきました先は陶器の卸問屋。卸問屋といっても、バラック小屋のようなところに山積みされているわけではなく、ちゃんとディスプレーされていて普通のお店と変わりません。唯一、「卸問屋だ!」と思ったのは、数点ある店舗のなかの一つの店で買い物をしたのですが、現金支払いのみ、というものでした。ということで、こちらに出かける人は現金を抱えてでかけましょう。

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こちらがその入り口。すぐ手前にも駐車場がありますが、中のほうにも4台ぐらい止める場所があるので乗り入れましょう。

値段的には産地工場のアウトレット品より高くなりますが、一箇所でいろいろ
なタイプの陶器、そしてガラス製品が見れるとあって朝の早い時間から結構人の出入りがあります。買い方も、ダンボールにつめてかなりの量で買っていく人が多かったですが、私のように数点買いのような、ちまちました買い方でも嫌がられません。

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右のほうに大きなティーポットがおいてあります。あまりの大きさに、意味もなく笑ってしまう。

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上の写真の反対側にあるこじんまりした店。シレジア陶器と書いてありますが、商品の90%はボレスワッヴィエツでした。

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さらに下へ続く階段を降りるとその先もお店が。

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店の中のディスプレー。普通のお店と変わりません。

あちらこちらに「商品は店のものが手渡します」と書いてある紙がぶらさがっていましたので、一流のお店ではありませんが、勝手気ままに触りまくるのはやめましょう。けっこう安定感の危うい商品もあちらこちらにありましたので、
ちいさい子供はお留守番させておいたほうが無難かもしれません。

場所 ul.Gliwicka 1 44-144 Żernica

窓周り

09 11月
2009年11月9日

ポーランド、ここ2~3年前まで、新築・改築ラッシュでしたので窓も飛ぶように売れておりました。
ポーランドの窓といったら、日本でも関東以北でおなじみの2重窓。これは今も昔も変わりません。変わったといえば、昔はガラス製オンリーだったのが、いまではプラスチック製が多く出回っているというのと、2重窓がくっついてるということでしょうか。

くっついてる2重窓とはですね、窓と窓の間が開かないということです。また、製造上その窓の間に埃がたまることがないので、窓拭きは家の中側1面と外側1面の2枚で済むということで、主婦には涙が出そうなほどありがたい代物。
我家は昨年窓を変えるまで、古いタイプの窓でした。

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どんな窓が古いかというと、こんな窓。でも、これじゃぁ、普通の窓に見えますので・・・

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窓を開いて、ドライバーを使って、窓と窓の間を開けてみました。もちろん、この間の窓も拭きます。結構埃りがたまるんですよ。
ポーランド、窓拭きはかなりの頻度で行われます。この窓拭き、義務です。奨励じゃありません。やったほうがいい、とかなまっちょろいものじゃなくて、窓は拭くのが当たり前という常識?というのでしょうか。
ドイツほどうるさくはないかもしれませんが、拭かないと人間性を疑われるとかいうわけでもありませんが、主婦のいる家で拭いていないと、ちょっと恥ずかしいかも。
マンション住まいならそれでも、その掃除の量(つまり窓の数)に我慢できますが、戸建てになるとこれ、半日かかる重労働。そのうえ、古いタイプの窓ですと、2重の窓をドライバーなどで開いて、計4面を拭くことになるので、この窓拭きだけは掃除のおばさんを頼むという人がいるぐらいの労働なんです。我家も窓だけは何故かふんだんにありましたので昔は、計100枚弱、1日がかりで拭いていました。悪夢としか言いようがありません。

最近では、自動清掃機能のついた窓も売られております。なんでも、紫外線が当たるとそれによって、埃や泥を落とすというのですが、何度説明を聞いても原理が理解できない私。その窓をポーランドでも購入できるそうなのですが、なんせポーランド、夏の短い間にしか、その効果を期待できる紫外線が確保できないそうです。ということで、地理上やっぱり人力で窓を拭くのがてっとりばやいのかと。

さて、窓の性能もさることながら、窓周りが凝っている家がけっこうあります。家の内側はさることながら、外側も凝っております。

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メルヘンチックだと思いませんか???

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これぞ、東のヨーロッパという素朴さ。

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こちらは、洗礼された窓枠。

日本人のイメージする、田舎チックなヨーロッパをそのまま見せたような窓も山間部では沢山見られます。観光でポーランドにいらっしゃる方、何もなさそうな場所で何故か時間をつぶさなければならなくなった折には是非、窓ウォッチングをどうぞ!

煙突やさん、出番ですよ~!

01 11月
2009年11月1日

チムチムニ~チムチムニ~チムチ~ムニ~私~はえんと~つ 掃除~やさん!

小学校のときに歌った記憶があるのですが、その頃の私といえば、煙突なんてそれこそ絵本の中でしか見たことがなかったので、全く実感がわかなかったのと、それが仕事なんかい?と思ったことだけが記憶に残っているのですが・・・これ、こちらでは立派な、それもかなり必要とされる仕事なんですね。

ポーランド、今年は秋本番を向かえる前に『冬将軍』を迎えまして、山間部では雪が積もるほどでした。暖房の季節です。集合住宅ですと建物の一箇所で温められた温水が各家庭のラジエーターの中をぐるぐる回るので特に準備は要りませんが、暖炉で暖を取ることのあるところは、まず秋ごろに煙突やさんに連絡します。

すると、ジャジャーン!こんな人たちが登場します。

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こちらの写真は今年の頭ごろにニッチもさっちもいかなくて(火が燃えにくくなって)来てもらった煙突やさん。

なぜ来てもらうかといいますと・・・暖炉を燃やすと、煙と一緒に灰も煙突の上方に巻き上げられます。その灰が煙突の内壁にたまりますと、空気の流れが悪くなり、暖炉の火も気持ちよく燃えなくなります。そのうえ、煙突の中に灰がたまり、その灰に火の粉がもえ移ると非常に危険です。(知り合いの家は、実際に煙突の中で燃えて、大騒ぎになっておりました)ということで、そういうことを未然に防ぐために、煙突やさんに毎シーズン掃除のお願いをしなければなりません。

我家には二人組みでやってきました。もちろん、煙突やさんのコスチュームといえば黒!ゾロのようなお二方・・・というのはいろんな意味でちょっと語弊がある気がしますが、ま、イメージ的にはそんな感じで。中にはイケメンの煙突掃除屋さんもいます。(確認済み)
一人は屋根に上り、紐をたらし、もう一人は下で暖炉の中を覗き込んで紐の位置を確認しております。

散々煙突の中で紐を振り回した後は、地下室にある灰取口から、煙突の落ちたすすを取り出すのですが、これが現場から逃げ出したくなるくらい灰が周りに飛び散り、真っ黒になります。
この作業を終えると、気持ちよく暖炉が使えるようになるんですね。

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灰取口から、かき出しております。

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カメラを向けるのにもためらったほど、すごい灰。その後、地下の廊下は真っ黒に・・・。

ポーランドでは煙突掃除やさんを見たとき、ボタンをつかむと幸せが訪れるといわれています。彼らが来る日には、ボタンがふんだんについた洋服を着ておくのもいいかも。ただ、ボタンて、普通片手に一個しかつかめないんですけどね・・・・。

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