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パスポート

30 5月
2010年5月30日

『さぁ、これから日本を出るわよ!外国に行くのよ!』と、成田から出かける時の高揚感。なにか、非日常的なことが始まるドキドキ感が私は好きなのですが、ポーランドから外国へ出かけるとき、その高揚感は全くといっていいほどありません。更に車で移るとなると『あれ?もしかして今越えちゃった?』、と冬の山で予定外に国境を越えていたこともある我が家。Uターンをしてポーランド側に戻ってきたこともあります。

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ポーランド 大人のパスポート。2003年に取得のもの。まだEUには入っていません。

外国旅行といったらパスポート・・・という時代が終わったこちらポーランド。身分証明さえもっていればEU内どこでもスイスイ移動できますが、子供はそうもいきません。子供たちは他の身分証明がないので、いまだにパスポート携帯義務があります。林間学校で山の方面に出かけるときは、スロバキアに足を伸ばすことが多いので大抵学校側からパスポートを子供たちに持たせるように連絡があります。西の方面の学校だったら、ドイツにある博物館への遠足などがあるようです。

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ポーランド 子供用のパスポート。2007年取得なので、すでにEU加入済み。表紙の一番上にUNIA EUROPEJSKA(EU)と書いています。

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子供用パスポートの中は、各ページに挿絵があり、なかなかかわいい。

さて、子供以外にもパスポート携帯が義務付けされているのは・・・家庭用ペット。犬・猫・フェレト。(ほかにもあるかもしれませんが、とりあえず、人が旅行に一緒に連れて行きそうなこの3種は確実にパスポート要)

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これがポーランドで発行された家庭用ペットのパスポート。

さ、動物たちも、パスポートセンターに行って、列に並んで・・・なんてことはありません。こちら、まずは獣医さんに出かけて、パスポートを作りたいと申請しますと体内にチップがあるかどうか聞かれます。ない場合は、その場でチップの挿入。私だったら、あんなぶっとい針を刺されてまで外国旅行なんかしたくないわい、と思うのですが彼ら(動物たち)もきっと己の意思に反して注射を打たれているんだろうな、と気の毒になってみたりもします。
さて、チップを入れたらその場でパスポートを作ってもらい、狂犬病の予防接種をうけていれば、大抵の陸続きの国へはいけます。そう、大抵の・・・・。
陸続きだから、今年の夏はスェーデンのほうにでも出かけよう、と漠然に予定を立てていた我が家。それを獣医さんに話したら、

『スェーデン?この夏のバケーション?・・・(指で何かを数えてる)・・無理でしょ。』

なんと、島国のイギリス、アイルランド以外にも、スェーデン、ノルウェーは外国から持ち込まれる動物の予防接種要求がきびしいようで、すべての手続きを終えていたら夏のバケーションはとっくに終わっていることが判明。

がっくりしている私を目の前に、この獣医さん

『ほら、ポルトガルならいけるわよ!あそこにしたら?』

ああ、太陽の大好きなポーランド人には、夏に涼しいところに行きたい日本人の私の心境はわかるまい。

ポーランド南部 ホジュフ

15 5月
2010年5月15日

ポーランドの南部にホジュフという都市があります。ここは陶器で有名になのですが、カトビツェとの都市の境目には県立文化パーク・レクリエーションの広場があります。

具体的にこの地域に何があるかといいますと、プラネタリウム、動物園、ペイントボール、プール、遊園地などと遊ぶ場所は沢山。その中のひとつに、民族公園があります。(この公園に関しては、こちらをどうぞ。http://blog.hankyu-travel.com/kaigai/00100/00113/2009/010553.php
ここで、中世フェスティバルがあるというので、出かけてきました。

こういう祭りには必須の、弓あそび。なぜ、こういう場所に来ると弓をしたくなるのか定かではありませんが、この後ろには長い列ができていました。

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馬乗りもできましたが、個人的には彼女にこのドレスをひらひらさせながら載るのを見せてほしかった・・・。

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そして、子供たちが喜ぶのが中世の屋台。男の子の泣いて喜びそうな、鎧や刀、女の子の足を止めてしまう髪飾りの各種。わりと気前よく、財布の紐を緩めている人が多かったのですが、なかにはその前を子供を引っ張って全力で通り抜ける親も。気持ちはわからなくもありません。

買ってもらった刀と自分の姿の影にうっとりしている男の子。
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この髪飾りをつけていた女の子が結構いましたが、ここのお祭りの後、これが日の目を見るのは仮装大会のときでしょうか。
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子供たちだけでなく、大人にも楽しめる屋台がいくつかありました。中世のワインなんていうのもありました。どんな味がするのか、試してみたかったのですが車で来ていましたので、こちらは泣く泣くあきらめるとして、あきらめなかったのは食べ物のほう!昔風のポーランドのパンを売っている屋台がありましたので買ってみました。匂いをかいで見ました。食べてみました。
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店の前には人だかり。

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匂いを味を皆さんにお届けできないのがもどかしい!

外はカリカリ、中はもっちり。全体的に軽く、にんにくソースがよく似合う。
『なんだ、昔のポーランド人、結構いいもの食べてたんじゃない。』と子供に言わしめす、その味。たしかに、味は悪くありません。下手に脂っこいピザに比べたらこちらのほうが格段においしいぐらいです。屋台なのに釜焼き(!)をしていたからでしょうか。
かなり、好評だったらしく、注文待ちの列ができていました。

見世物として、中世の踊り、紙作り、機織なども紹介していました。

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スローテンポ・・・なんていうのよりさらにゆっくりの踊り。

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こちらの方もゆっくりと織物をしておりました。

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昔の紙の製法を見せています。

一番印象に残ったのは、中世の踊り。最近、踊りといいますと激しい動きのタイプしかお目にかかっていませんので、今回見たあまりのゆるいステップに拍子抜け。でも、日に日に『忙しい』、『時間がない』という人が増えてきてるポーランド。時にはこんなゆっくりしたテンポの踊りを見るのもいいのかもしれません。祭日なんだから、ゆっくり過ごしましょう。

アイスといったらGrycan

09 5月
2010年5月9日

老いも若きも、男も女も、夏でも冬でもアイスを食べるポーランド人。夏になると店の外まであふれかえるような列をほこるアイス屋さんもありますが、ポーランドのアイスで有名どころといえば、こちら、Grycan。

こちらのGrycanの歴史は戦前までさかのぼり、グジェゴシュ・グリツァン氏がポーランド東部で売り出したのが始まりだったそうです。戦後、国境線が移動した際に、ポーランド東部の民は戦時中ドイツ領であり、戦後の国境線移動のときにポーランド領となった現在の西部、ブロツワフ近郊に集団で移住しました。そのなかに、このグジェゴシュ・グリツァン氏とその家族がいました。移住後、また道端でアイスを売り始めますが、本格的にアイス屋さんを開こうと、このグジェゴシュ氏の息子は有名な菓子店に弟子入りしました。その技術をグリツァンのアイスに生かし、ブロツワフにグリツァンのアイスパーラーの元となる店を開いたのです。

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当時、まだ道端でアイスを売っていたころの写真。(現在のパーラーで見ることができます)

今ではポーランド中で20店以上のアイス・パーラーを展開しています。また、大型スーパーでは、こちらのアイスのパック詰めを買うことができるので、庶民の手に届く、でもちょっとリッチなアイスブランドとして人気を博しています。

ということで、私も地元のGrycanアイスパーラーに出かけてみました。

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こちらがそのパーラー。多くは大型ショッピングセンターの中の一角にあります。

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偶然、ほとんど客がいない一瞬を撮ることができましたが、大抵席は埋まっています。

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これだけあるアイスの種類。一体どれを選ぼうか、うれしい悩み。

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子供は『バイキング』を注文。アイスの玉3つに生クリーム、バナナたっぷりのカロリーのことは考えてはいけない一品を注文。お皿が船の形をしています。
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結局私は飲み物を注文。イチゴアイスにフローズンヨーグルトをシェイクさせたもの。

味を考えると値段が割りと安めに設定されている良心的なアイス屋さん。ポーランドに来た際には是非お寄りください。

プロバンス レストラン

05 5月
2010年5月5日

日本ではもうかれこれ、10年以上も昔からフランスのプロバンス地域は超人気スポットですが、ポーランドではそれほど耳にしません。それなのに(?)、そんなポーランドのカトビツェにプロバンス・レストランがあるというので、ちょっと出かけてきました。

入り口ははっきり言って、入るのをためらってしまいます。外から中が全く見えないので、ふらっと立ち寄る系のレストランではありません。しかし、このレストランは知る人ぞ知る、通の人のレストランということですので外の人に中を見せる必要はないようです。

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住宅街に突然あるレストラン。

多くのカテゴリーで賞をもらっているこのレストラン、2004年にはカトビツェで行われた『エスカルゴ料理』で1位を獲得したとか。それだけ有名なら、と我が家は一人だけエスカルゴを堪能していましたが、私を含め子供たちは『どうしても食べれないものがある』と、辞退しましたので私からその味をお伝えできませんが、食べた主人に言わせればなかなかの味だったそうです。

私が一番おいしく感じられたのはこちらのスープ。ポーランドのかっちりした味のスープに比べて、こちらかなりゆるくてまろやか。

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ポーランド料理になれた舌には新鮮な味でした。魚のスープです。

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これは、きのこスープ。味は合格点。

その他の料理自体は、とくに目新しいものはなかったのですが、このレストランの内装が凝っていたので、給仕さんがいない間にシャッターを押しまくってみました。

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壁がやさしいラベンダー色。光の加減ではありません。これ、壁の色がラベンダー色なんです。

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壁にワインのビンが埋め込まれています。

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二人だけのための席。

大げさにしない、自分たちのためだけの記念日に訪れたいレストランです。

C`est si bon
住所: Ligonia 4, 40-036 Katowice
開店時間: 月曜~土曜: 13:00-22:00, 日曜: 13:00-20:00

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