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食欲から芸術にかわるまで

14 12月
2010年12月14日

ポーランド南西部の大都市、ブロツワフは見るところ満載の町自体が芸術の町なのですが、特に芸術家があつまるという通りがあるというので、出かけてまいりました。
リネックから3分と歩かないところに突然、昔の城の出入り口のような鉄格子があらわれました。

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この格子が目印。

そこの鉄格子に足を踏み込むと・・・すぐ目の前に立派な?動物たちのモニュメントが現れました。でも、このモニュメント、なんだか食べれそうな動物ばかりだな・・・と思った方はするどい!

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小学生児童の大きさと比べてもらうとわかりますが、動物は実物大です。

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屠殺用動物を記念して・・・って、タイトルが掲げられています。

この通りは昔も昔、13世紀には肉屋の屋台が並んでいたそうで、この通り一帯『肉道り』(?)だったのです。ここの通りの名前『ヤトキ』も元をたどれば『屠殺場』という言葉からきています。想像力豊かな人には、なかなか住めない通りです。(その後この通りには人も住み始めました。)

時は流れ、肉を売る屋台も他の場所に移されたのち、この通りに多くの芸術家たちが流れ込んできました。今現在はポーランドの芸術協会のブロツワフ支部がこの通りの地上階を所持し、その一部は芸術家たちの作品を展示販売する店となっています。これがまた見てて楽しい。同じような作品の店がつながらないで、紙関係、粘土系、繊維系といろいろなジャンルの展示がつづいているので見て歩くだけでも楽しめます。

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天気の悪い日でも、屋根があるので気にせずに歩けます。昔は、この屋根の梁部分などに肉をぶら下げていたとか。

そして、話は先ほどの動物に戻りまして、ここで活動する芸術家たちが1997年にこれまでに人間の食卓に消えていった動物たちに敬意を示して真鍮でできた現物大の動物たちのモニュメントを作った、、、、ので、この芸術通りには豚やヤギのモニュメントがあるんですね。

さて、前回からブロツワフの小人が気になって仕方が無い皆様。『ここには小人がいないのか』とやきもき?されているかもしれませんが、心配御無用。この通りにも小人がほっつき歩いております。いえ、働いております。それもずばり、肉屋さん!

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哀愁漂う小人の肉屋さん。この扉をこじ開けたくて仕方が無いのは私だけでしょうか。

ブロツワフに来たら、是非この通りを目指しましょう。

おとぎの国 ブロツワフ

11 12月
2010年12月11日

ポーランドの南西部にある大きな町、ブロツワフ。日本企業のみならず、多くの外国企業もこの地に出資をしているためポーランドの中でもなかなかインターナショナルな町となっています。大学もあるので、学生も多く、また町の美しさが世界中の観光客を呼びよせ一年中活気のある町です。

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この美しさを称えよ!と言わんばかりの建築美が目を楽しませてくれます。

ブロツワフ観光は2~3日さいて、ゆっくりと町めぐりをしてもらいたいのですが、町めぐりをしながら見ていただきたいのはこの町にひそんでいる小人たち。この町、街中に小人がわらわらといます。

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牢獄につながれている小人。なんでも、ひげが地面につくぐらいに伸びたら釈放されるとか。

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突然道の脇に旗を握り締めてこぶしを振り上げる小人の姿が・・・。

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こちら、小人銀行ですよ!なんと、自動引き出し機の前で小人がお金を引き出しております。銀行も小人支店となっているところがまた芸が細かい!ちなみに、この銀行、私の膝丈ぐらいです。

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ふと上を見上げたら、電燈に小人がしがみついている・・・どこまで驚かせてくれるのかしら、この町は。

なぜ、ブロツワフにこのような小人がひょこひょこ顔を出しているかといいますと、昔ブロツワフで反社会主義体制の人たちがオレンジの小人の帽子をかぶって非暴力抵抗をしていたことがきっかけとか。それ以降、小人が反体制のシンボルとなり最後はブロツワフのシンボルとなったと言われています。

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某ホテル前にいた小人。スーツケースを抱え、旅行に出るそうです。かわいすぎる。

さてさて、小人だけがおとぎの世界ではありません。この町では電車まで空に向かって走る?と聞きましたので証拠を求めてさらに車を走らせてみました。
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本物の電車をリニューアル?してモニュメントにしたそうです。

ああ、銀河鉄道999のようだ、、、と家族の中で私だけ思ったようですが子供たちには『おとぎ』よりは『おどろき』が大きかったようです。
『なんで電車が上に向かってるの・・・』という質問に理性的な返事をしてあげることはできませんでした。

この町には今回紹介しきれなかった小人がうようよしております。
おとぎの世界を楽しみたい人は、ぜひブロツワフへどうぞ!

11月11日ポーランド独立記念日祭典

02 12月
2010年12月2日

11月11日はポーランドの1918年の独立を記念する祭日です。東に西にと大国にはさまれている国の宿命で、しばしば国は分割される、ある日突然支配者が変わるなどの歴史を生き抜いてきたポーランドですがこの日に世界に向けて独立宣言をしました。この時のキーパーソンがユゼフ・ピウスツキ。

この日はポーランド中の都市で記念式典が行われますが、私の住む町グリビツェにもこのユゼフ・ピウスツキの銅像がありその銅像前で式典があるというので出かけてまいりました。

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この銅像がピウスツキさん。ちなみに、ここの所在地も『ピウスツキ広場』と呼ばれています。

今年はカレンダー上、この祭日を含めて4連休となるのでレジャーに出かける人も多かったポーランド。それでもこういう式典にはちゃんと人が集まります。平均年齢は高かったですが、子供たちの姿もちらほら見かけました。

教会から銅像の前まで行進が続きます。中には馬に乗った人、はては馬車に乗っている人たちもいました。音楽隊、兵隊、ボーイスカウトなどが後に続きます。

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まずは音楽隊。なかなか個性のある衣装です。

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こういう式典で必ず行われる兵士の空中射撃に、馬が興奮するんじゃないかと心配していましたが、慣れているのか耳栓していたのか、非常におとなしい馬たちでした。

独立記念日ですので、国歌斉唱があります。ポーランドの国家は『ポーランド、未だ滅びず~』という歌詞で始まるのですが、リズムは非常によろしくヤマの箇所になるとこぶしを握り締めて歌ってしまいたくなるような国歌。それじゃぁ、よっぽど男らしい?テストステロン溢れる歌なのかといえば、基本的にポーランド語は音声の高い言語(言語の声音の平均値が高い、というのでしょうか)なので、何故か優雅に聞こえてしまいます。私の後ろでもすでに70歳は超えたと思わしきおばあちゃんが、これまた高い声で歌っていました。

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兵隊たちの空中射撃。

式典の途中に、市長の挨拶がありました。5分ぐらい、我慢しなきゃいけないかな、と思っていましたら、、、、この市長が何度も当選している理由がよくわかりました。話が簡潔でとにかく短い。3分ぐらいでスピーチを終え、その内容も『われわれの先祖は独立のために戦った。今われわれはこの国を維持するためには働かなければならない。働くんだ!』とまぁ、ごもっとも、と頷きたくなるような現実的なスピーチで思わず聞き入ってしまいました。

ワルシャワではこの日は長い式典が1日中続きましたが、こちら地方都市だからでしょうか、あっという間に終わりました。あまりのあっさりさに、『来年また来てもいいかも・・・』と思った私でした。

魚の街に行ってみよう!

01 12月
2010年12月1日

ポーランドの南部に位置する街、リブニック。この街が昔何で有名だったかというのはここの紋章を見ればわかると聞いたので見てみました。
・・・魚が・・・魚が偉そうに、いえ、堂々と描かれています。ぱっと見たところ、カマスのようです。ポーランドの他の都市が鷲やら城のモチーフを町や市の紋章に用いている中で、この魚のマークは相当なインパクトを与えます。あまりの強烈さに、何のために紋章を見たのかを一瞬忘れてしまいましたが、この街は歴史上魚の養殖で名をはせた街なのです。
それ故、この魚が街のシンボルとされています。

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こちらがリブニックの市役所。正面の壁に掲げられている紋章をアップしてみまと・・・
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なんだか、愛らしい紋章です。

魚の養殖で有名だったということで、リブニックには大きな池がわんさかとあるのですが、火力発電所の冷却用水としても利用されている池があり、そのためその付近では水温が非常に高いとか。だからかどうかは知りませんが、池ではピラニアすら釣れるという噂もまことしやかに囁かれています。ポーランドでピラニア・・・何か間違っている気がするのは私だけではないはず。
また、池の中には遊泳禁止の場所もあるので、夏場水遊びをしたい人は確認が必要です。

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つりに興じる人たち。

リブニックは古い街なのでリネック(市場)が中心地にあります。16世紀のハプスブルグ王朝支配下時には定期市を開く権利を取得し、ここが商業、会議などの中心となり処刑などもここで行われていたそうです。

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リネックを一望したところ。他の近隣の町のリネックに比べて清潔感があります。

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リネックの噴水の前で子供たちがはとを追いかけていました。後方にいる男の子の衣装がこれまたインパクトあります。

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昔からある街なので、建築美が目を楽しませてくれます。この窓枠にうっとり・・・。

街の中の観光につかれたら、リネックから3分もかからない場所にある、立体駐車場完備の総合デパートに行きましょう。デパートといいましても、街の中心街に高層ビルが建つわけも無く、日本式で言うと3階建てぐらいのデパートですが3回はフードコートとなっていますので、腹ごなしも可能。街の中心街観光の際はここの駐車場に車を置いて出かけることをお勧めします。

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こちらがそのデパート。駐車場代もそれほどしません。

この街は1日あれば主要観光箇所は見て回れますので、カトビツェなどの大きな町を拠点に足を伸ばして日帰り観光することをお勧めします。

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