夏も本番

07 5月
2011年5月7日

リスボンはいよいよ夏も本番。週末はビーチに繰り出す人が増えてきました。ポルトガルはあまり日本ではそういったイメージはないのですが、実はビーチがとても綺麗で、波も高いのでサーフィンのチャンピオンシップなどでも有名なスポットがたくさんあります。

ビーチの紹介を始めたら数えきれないのですが、その中でも少しだけお勧めスポットをご紹介。
まずはリスボンからは電車でも行ける、カルカベロシュのビーチ。カイス・デ・ソドレという駅からカスカイシュ線の電車に乗り、途中で降りたところです。カスカイシュ線はずっと海岸沿いを走る電車なので、晴れた日はキラキラ光る真っ青な海を眺めながら旅を楽しむ事ができるのでお勧めです☆ その他、終点のカスカイシュにも小さくて素敵なビーチがありますよ。

POR_0501_0101

リスボンからテージョ河を渡り、車で約1時間ほど走ったところにある港町、セジンブラも夏はとてもお勧めの町です!街全体が丘のようになっているので、海側から眺める町はとても綺麗で白に揃えられた建物が地中海にいるような気分にさせてくれます。ビーチも海が綺麗で穏やか。

POR_0501_0102

POR_0501_0103

町はとても小さく、夏は外で炭火焼の魚や肉を焼いている香ばしい匂いが漂い、町を練り歩く観光客や地元民で溢れていて、散歩するだけでも楽しいのです。小さな路地がたくさんあるので、「こんどはこちらに入ってみようか?」などとブラブラ迷いこんでみるのもお勧めです。

POR_0501_0104

夜は港のほうに行くとイルミネーションがとても綺麗でロマンティック。。

POR_0501_0105

また、リスボンの人たちは、夏になると週末や休暇を取って南部でバケーションをする人が多いです。夏になると「今週は連休で皆南部に行っているから道が込みそうだね。」とか言う会話もあちこちから聞こえて来たり。南部にも観光地で英語だけでも過ごせそうな場所もあれば、まだ自然が比較的手つかずな状態で残っている場所もあるからそれぞれお好みの場所で。

こちらはポルトガル南部の西の端にある町、サグレスというところ。ここはちょっと風が強いのが大変だけど、自然がたくさん残っていて、とても美しいビーチが待っています。

POR_0501_0106

町に着くとたくさんのペンションやホテルなどの宿があるから、その場で交渉して海の家を体験してみるのも楽しいかもしれません。

夏にポルトガルを訪れる予定の方がいらしたら、ぜひビーチで地元の夏を思いっきり体験してみるのもいかがでしょうか?海を眺めながらのバーでのビールも最高ですよ!

エスプラナーダ

27 4月
2011年4月27日

今回は夏のポルトガルの特徴の一つである、エスプラナーダについて紹介します。

ポルトガルはもう昼の気温は25度を超え、すっかり春もすぎて夏がやってきました。雨期の冬に比べて夏は雨もあまり降らず、カラッと湿度も低く、初夏はとても過ごしやすいのです。

暖かくなり始めたと同時に賑わい始めるのがエスプラナーダ。これは、いわゆるテラスのこと。路面に出ていて少しでもスペースのあるカフェやレストラン、バーはところ狭しと店先にテーブルと椅子を出し、外でもコーヒーが飲めたり食事が飲めたりができ、エスプラナーダがある店は人気店となります。

観光客が多い中心地などは、エスプラナーダに座ると料金が少しだけ割り増しになるからご注意。それでも天気のいい日に外で待ち行く人を眺めたりボーッとしながら座っているのはとても気持ちがいいのです!

これはリスボンで一番有名な、かつては文化人たちが集まったカフェ、Brasileira(ブラジレイラ)。シアードという街のセンターでも高級ブランド店なども並ぶ、やや洗練された地域にあります。エスプラナーダにはポルガルが誇る有名な詩人、フェルナンド・ペソアの銅像もあり、ここで写真を撮る観光客もたくさん。意外と地元のお客さんも多く、待ち合わせのポイントとしてもよく使われています。

POR_0402_0101

このカフェがある通り、ガレット通りはカフェやお洒落なお店もたくさん立ち並び、夜ぶらぶらするのも気持ちがいいですよ。

POR_0402_0102

普通のオフィスなどが並ぶ通りでもこのように簡単なテーブルが出され、たくさんの人が「ちょっと外でコーヒーでも飲もうか」と気分転換に出かけます。メニューはどこも至ってシンプルであってないようなもので、皆お決まりのコーヒーやビールなどをメニューも見ずに頼むのがこちらスタイル。

POR_0402_0103

エスプラナーダがあるレストランは、夏は書き入れ時!レストランのスペースがいつもの倍になるようなものだから、スタッフも増えてもう大忙しです。初夏の今頃の夜の街で外の空気を吸いながらご飯を食べるのは最高。これはポルトガルの風物詩の一つかもしれません。

こちらはロシオからバイロアルトに上る長い階段にレストランが建ち並ぶエリア。階段の踊り場ごとにエスプラナーダが出されていて、店の中からはファドや色んな音楽が流れてきます。写真はリスボンでもお洒落なレストランの一つとして人気があるアルゼンチン料理の店、「ブエノス・アイレス」。タンゴの音楽が心地よく、ノスタルジックな雰囲気に酔いしれます。このあたりからちょうど向こう側の丘の上に建つライトアップされているサン・ジョルジェ城が浮かび上がり、とてもロマンチック。最高のロケーションです。

POR_0402_0104

POR_0402_0105

これからポルトガルに来られる予定の皆様、ぜひエスプラナーダの文化を楽しんでください!

アズレージョ

09 4月
2011年4月9日

今回はポルトガルの象徴的存在、アズレージョについてです。

アズレージョというのはいわゆる絵が描かれいるタイルのことで、ポルトガルではあらゆる建物の外観、キッチン、バスルームと様々なところに昔から使われています。主に有名なのは白地に青の柄のもので、街を歩いていてもよく見かけます。観光客に人気のレストランなどでもアズレージョを売りにしているところも多いよう。

これは、ポルトガルの歴代の国王たちが自分たちの建物をアズレージョを使って装飾することを好んだことから始まっているようです。それから徐々に庭園、宮殿、噴水、一般の住宅などにも使われるようになりました。同じアズレージョでも、それは素晴らしい芸術的なものから、とても素朴で昔その建物に携わった職人さんがついでに描いたものなのかしら?というヘタウマで愛嬌のあるものまでそれは様々。

少し散歩をするだけでアズレージョはあちこちから目に飛び込んできます。
例えば歴史的地区のアルファマは特にたくさん見られる場所の一つ。こんなカラフルなものもあります。

POR_0401_0101

海沿いの街に行くと、やっぱり白に青の柄のものも多く見られ、真っ青な空と馴染んでとてもまぶしい。。

POR_0401_0102

アズレージョの柄を見ると、そこがどういう商売をしていたのかがわかったりもしてとても面白いです。ここは鍛冶屋さんだったのかしら?

SN3J0088

こちらはかつてはアズレージョの工場だった建物。Almirante Reis通りにあります。今はもう工場ではなくなり、ホテルとして生まれ変わるそうで、工事が行われている最中です。どんなホテルになるのか、とても楽しみです。

POR_0401_0104

泥棒市に行くと、どこかからはがされて来たのか、それとも取り壊しになった建物から出たものなのか、年期の入ったアズレージョがバラバラになってよく売られています。だいたい1枚5ユーロくらいから。割れているともう少し安い場合も。これで壁一面を覆おうと思うとすごい値段になりますが、1、2枚お土産に持ってかえって額に入れたり壁に埋め込んだりすると素敵ですね。

POR_0401_0105

古い建物になると、こんな感じで中の壁もアズレージョになっていることがよくあります。

POR_0401_0106

他にもキッチンやバスルームに多くて、それはチャーミングな内装のお宅もたくさん!前回のフレスコ画と同様、最近の人はこれを壊してしまって新しいタイルや白い壁にしてしまう人も多いのですが、少しずつこの本来の良さを再発見し、この部分を残しつつ改装や補修をする人も増えてきました。

リスボンでもっとアズレージョのことを知りたい場合はアズレージョ美術館がお勧め。アズレージョの歴史や技術的な説明など、色々勉強できますよ。中にはとても素敵なカフェもあります♪鑑賞したあとにゆっくりコーヒーでもどうぞ。

Museu Nacional do Azulejo
住所:Rua do Madre de Deus 4, 1900-312 Lisboa
Tel: 218 100 369

ポルトガルの住宅事情

26 3月
2011年3月26日

今回はポルトガルの住宅事情の一部を紹介します。

ポルトガルの建物は、100年、200年前に建てられた物はざらにあり、歴史的地区に行くと、それよりもさらに古い物も多く建っており、今でもそれが住宅なりオフィスなり、普通に使われています。

法律で古い物を壊してはいけない地区もたくさんあることもあり、外観を残したまま中をリフォームして売られているケースがとても多いです。新しく家を買う場合、今はまだ新築を好み、郊外の方にできた新しい家やアパートを購入するポルトガル人がとても多いのですが、それでも少しずつ古い建物に価値を見いだし、昔は外国人のほうが多かったセンターの古い建物にポルトガル人も戻り始めているようです。

こういった建物の一番大変なことは、やはりリフォーム。とにかくコストもかかるし、壊して新しく作り直さなければいけない箇所もたくさん。こういった場所でもともとあった古い木の床をそのまま使ったり、石の部分を見せたりするのはまだ外国人が多いようで、こちらの人は、そういう古い部分は壊したり、何かで覆って隠したりする傾向があります。
私たちが工事などに立ち会って、色々壊しているうちに見つけて「おおーっ!」と感動するのはフレスコ画。壁をはがしたりしていると突然出て来る事があるのです!残念ながらハンマーなどで壊すので、穴が開いた状態で発見されることが多いのですが。。こちらの人はそういったフレスコ画は「時代遅れだ」という意識があるようで、だいたいは何重にもペイントして隠れて出てきます。

どういう絵が多いかというと、少しでも優雅な気分を味わうためか、庭園や湖などの景色が多いようです。当時はフレスコ画を書いてもらうという事自体が珍しい事ではなかったらしく、古い家の壁を削るとけっこうな確率で出てきます。

そういったフレスコ画を修復する専門学校や業者もあります。業者に頼んだ場合、当時の塗料などを調べて修復していくという気が遠くなる作業になりますが、最近は依頼さらたアーティストがフレスコ画を元にしてそこに新たに絵を書く、というスタイルもあるのです。

POR_0302_0101

今回はそのアーティストが修復をかねてあらたにペイントしていく様子をご紹介!
リスボンのセンター、マルティン・モニス地区に家を購入した人に依頼されて修復をする壁の様子です。もともとこんな感じでした。全体的に絵が現れましたが、実際に何が書かれていたかは解明が難しい。。アーティストの想像力に任される作品です。

POR_0302_0102

普段は工事があるので、画家は職人さんたちが仕事を終える夕方のの静かな時間に始め、まずは綺麗に壁を磨いてハンマーで開けた穴を覆って下書きしていきます。
POR_0302_0103

石の手すりの向こうに庭園があったり、美しい湖があったり、空には小鳥が飛んでいたり、見ているだけでのどかな気持ちになる風景画。ここに住むのは一体どんな人なのだろう、と想像しながら見学するもの楽しい時間でした。
POR_0302_0104

逆に、フレスコ画など何もない壁に、まるで元々あったかのように、新たにフレスコ画チックな絵を描いて欲しい、という依頼もあるそうです。これはその何もなかった壁。
POR_0302_0105

そしてフレスコ画風の絵が出来上がった壁。昔の物からインスピレーションを得て、新たに作る昔風の物というのはこうやって生まれるのですねー。何百年も経つ建物だからこそあり得るこの仕事、見学しているだけでもとても面白い体験でした。

POR_0302_0106

リスボンの隠れたビュースポット

09 3月
2011年3月9日

今回はリスボンの隠れたビュースポットの紹介です。

リスボンは、「七つの丘の都」と言われるくらい丘が多い街で、街や河を見渡せる見晴し台もとても多いのが特徴です。そんなビュースポットのことをポルトガル語でMiradouro(ミラドウロ)といいます。ガイドブックなどにもたくさんのミラドウロの紹介が載っていますが、その中でもちょっと隠れた存在でありながら、実はどこよりも一番見晴らしがよく街全体が見渡せる場所があります!

それは、Nossa Senhora do Monte(ノッサ セニョーラ ドゥ モンテ)という場所で、グラッサ地区の近く。グラッサから行く事も、丘の下のアンジョスから行く事もできます。アンジョスから行く場合はこんな心臓破りの階段も待っている。。

POR_0301_0101

登っている間は振り向いて景色を見るのを我慢して、ゆっくり登ると、登りきったそこにはこんなにすごい景色が!

POR_0301_0102

ここからは、サン・ジョルジェ城、テージョ河、4月25日橋、そしてリスボンの街全体が一度に見渡せます。少し風が強いことと、カフェがないことが難点ですが、その分観光客も少ないし、ベンチでゆっくり景色を見ながら本を読んだりおしゃべりしている人たちもちらほらいてとてものんびりしています。

POR_0301_0103

この丘にあるチャペルの名がNossa Senhora do Monteというのですが、このチャペルは妊婦さんたちが安産を願って訪れることで有名です。もともとは1147年に別の場所で建てられたものですが、1755年の大地震によって崩れ、後の1796年に再建され、1921年に今の場所に落ち着いたそうです。

POR_0301_0104

リスボンの街の眺めをゆっくりと楽しんだら、グラッサのほうへちょっとコーヒーでも飲みに、というかたにはこのカフェなんかがけっこうお勧め。

POR_0301_0105

雰囲気はポルトガルというよりは少しフレンチな感じ。美味しいパン屋コーヒーが楽しめ、ガヤガヤローカルな雰囲気も味わえます。ブランチなんかもお勧めですよ。朝食セットメニューやクロックムッシューなどもあります。

Cafe do Monte
住所:R. São Gens, 1

リスボンのビュースポットはまだまだたくさん!こちらを訪れている間に色んな丘の上から色んな角度の街を眺めるのもリスボンらしい観光です。

Copyright© 2017 ポルトガル情報 All Rights Reserved.