ポルトガルの市場事情

05 12月
2010年12月5日

今回はポルトガルの市場事情です。

最近はすっかりスーパーが主流になってきているとはいえ、まだまだリスボンにはたくさんの市場が残っている。街のレストランやお昼を出しているカフェの人たちなどのほか、毎日のご飯の材料を買いに来る主婦の人たちなど、市場は朝から大賑わい。どこの国でもそうですが、市場は活気に溢れていて、その国の食文化を知る一番の観光地ですね!

リスボンの中だけでも地域ごとにたくさんの市場があるのだけど、今回はArroiosという、街の中心からメトロで4、5駅ほど行った大きな市場を紹介。

市場は場所ごとに色んな建物の形があり、ここは円形。だいたい円形の市場は、中心が魚、その隣に野菜類、一番外側に肉屋、という配置が多いみたい。肉屋も鶏専門、それ以外専門など、色々分かれているのが普通のスーパーや街の肉屋と違うところ。

魚屋は、歩いているとどこも「ちょっとちょっと!新鮮なのがあるよ!見に来てごらん。」と声をかける。毎日の常連さんとはちょっとした世間話をしたり、人気のところは週末になると叫んで注文しないとなかなか順番が回って来ないくらい込み合ったり、スーパーではもう存在しない人とのふれあいを感じる場なのです。最近では「日本人?寿司でしょう?知ってるよ!生で食べるんだよねー。」などと声を掛けられる事も。今はリスボンは寿司ブームなんです。

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魚はこれまた日本とは違う顔ぶれ。でもやっぱりポルトガルで美味しいのは青魚!イワシ、アジ、今の時期だとサバなどなど、本当に新鮮で美味しい。アンコウも美味しそうなのがたくさん出てきました!魚を選ぶと処理をして欲しいか聞かれるので、うろこをとってもらったり内蔵を綺麗にしてもらったり、人によっては切り身にしてもらってあとは焼くだけ、の状態にしてもらう。あ、でもこちらでは3枚には下ろせないところが多いのでご注意!大体がぶつ切りです。

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肉屋も豚やウサギ、牛など1匹まるまるとか大きく分けた部分が吊るされていたりして、日本とはまた様子が違う。日本ではなかなか大きな固まりや鶏1匹丸々を見つけるのが大変なこともあるけど、こちらは固まりが置いてあって、そこからどのように切り分けて欲しいか注文する。モツなんかもとても新鮮なのがあるのですよ!こちらのカフェではモツ煮込みなどのメニューをよく見かけます。ひき肉だって、注文してから挽いてくれるところがほとんです。

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こんなエプロン専門店もあったり。。このエプロン、こちらの飲食店で働くおばちゃんたちの定番物です。よく見ると花柄だったりしてけっこう可愛い。

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朝少し早く起きて街の観光ついでにこんな感じで市場をウロウロしてみるのもいかがでしょう?朝一番のエネルギーをきっともらえると思います。日曜、月曜日は市場は休みなのでご注意ください。そうそう、レストランでも市場が休みな月曜日は魚を注文しないのがこちらの常識なようです!

リスボンの蚤の市

23 11月
2010年11月23日

ヨーロッパを旅していて面白い見所の一つはフリーマーケット、という人も多いのではないでしょうか。今回は、リスボンの蚤の市を紹介。

リスボンで一番大きくて有名なのが、Feira da Ladra、泥棒市。旧市街地、アルファマ地区に毎週火曜日と土曜日、朝から夕方までやっている。泥棒市の中心にはかの有名なファド歌手アマリア・ロドリゲスが眠る、サンタ・エングラシア教会やかつては市場として機能していたけれど、今ではたまに行われるイベント会場などになっている大きな建物がある。

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売っている物は、その名の通り、本当にどこかで盗まれて来たものじゃない?と思うような色んな部品やらがらくた、アンティークの家具や食器、衣服などそれはもう様々。一見他の国の洗練された蚤の市を見たあとでは何にもないがらくただらけの露天ばかりに見えるけど、これがなかなかすごい掘り出し物がとてもお手頃な価格で手に入るのがポルトガルの泥棒市のいいところ!とにかくまだまだ古い物より新品なものを好むポルトガル人が多いから、ヨーロッパの中では安くいい物が見つかる隠れた宝庫なのです。

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ポルトガルらしく、古いアズレージョ(タイル)が売ってあったり、銅製品もよく見かける。タイルは数枚だけもって帰ってうちの壁や家具にはめ込んでもいいし、裏にコルクを貼って鍋敷きにしても味があって素敵。アフリカからの移民も多いので、アフリカの民芸品も面白い。

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日本にもって帰るのはちょっと大変だけど、ランプシェードなどもアンティークで可愛い物がたくさん!ポルトガルの切り子のグラスなどだったらなんとか持って帰れるかしら。美味しいポルトワインと一緒にいかが?最近は昔市場だった場所にも少しずつ小さなお店が入り始め、可愛らしい手作りの洋服でいっぱいの店舗も流行っている。

泥棒市の入り口(または裏口?)には、サン・ヴィセンテ・デ・フォーラ教会があり、ここの目の前にはこれまた有名な路面電車28番が停まる。たくさんの露店をゆっくり見たあと、この教会の横にあるカフェでちょっと一休みするのはいかがでしょう。中庭には季節によっては花が咲き乱れていてとても綺麗だし、端にある噴水の水の流れる音はとてもリラックスさせてくれる。
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ちなみに現在リスボン在住歴5年以上になる私の家の中は泥棒市で購入した家具やら小物だらけ。今回ゲットした小物たちはこちらです。。シルヴァーのナプキン立てやドアノブ、銅のにわとりがアクセントの爪楊枝入れ。これをうちに帰って丹念に磨くのもまたここで物を買う楽しみの一つなのです。。

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リスボンもいよいよ冬の気配

05 11月
2010年11月5日

リスボンもいよいよ冬の気配がやってきました。

夏の間は空気もカラッとしていて気温もとても高いためサンダルなどで出歩く人が多いのですが、そろそろ秋冬物の革靴を出して来る時に大活躍なのがこの「靴磨き屋」さんです。

リスボンのロシオ広場などを主にちらほらいるこのおじさんたち、常にお客さんが絶えず、いつも靴を磨いている姿が見られ、観光客も多いことからリスボンの風物詩の一つになりつつあります。もちろん1年中そこにいるのですが、革靴が増えるこれからの時期がさらに彼らにとってますます忙しい時なのではないかしら。

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前を通ると「ほらほら、ここに座って!磨いてあげるから!」と客寄せもしています。男性のお客さんがほとんどなこともあってなかなか利用しなかったのですが、ブーツを履いていたのでお願いしてみました。リスボンの相場は、一般の革靴は3ユーロ、ブーツなどは6ユーロくらいです。北部のポルトに行くとさらに安く2ユーロの場所もあるそうです。

まずはおじさんの前の椅子に座り、ブラシで汚れを落としてもらい、ブーツにあった色のクリームを塗って磨いてもらいます。ここで注意ですが、クリームの色はしっかり確認すること!たまに靴にあう色を持っておらず、違う色を塗ってしまう靴磨き屋さんもいるのです。。しっかり磨いたあとはまたブラッシング。そして布でピカピカに仕上げます。

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それぞれの靴磨き職人には常連客がついていて、磨いてもらっている間にちょっとしたおしゃべりをしたり、自分の子供も連れて来て一緒に靴を磨いてあげたり、とても微笑ましい風景が見られます。こういうちょっとした会話や習慣がリスボンにはたくさん残っているのです。

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ロシオ広場の一角の靴磨き屋さんたちがいる隣はリスボンでも有名な「ジンジーニャ」という、小さなサクランボをつけたリキュール屋さんがあります。狭い店でジンジーニャを一杯頼み、外で立ち飲み、というのがお決まりスタイル。ここの前は観光客や地元の人たちも賑わっているので、磨いてもらいながらリスボンの活気を味わったりおじさんとちょっとした会話を交わすのもとても楽しい経験。女性の客は珍しいのか、観光客の人たちに写真をとってもいいか何度か聞かれました。

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なかなか家でゆっくり磨く時間も道具もなかったりすると、こうやって街の中心を通った時に5分ほどでピカピカにしてもらえるこの靴磨き屋さんは本当に助かります。そして家で自分で磨くよりもさらに新品のような素敵な仕上がりに!革靴はやはり手をかけて味が出てくるものなのですね。お洒落は足下から、ですね!

リスボンをご旅行の皆さんも、ぜひ革靴を一つお持ちになって、磨いてもらってみてはいかがでしょうか?ピカピカになった靴でちょっといいレストランに外食に行くのも、楽しい旅のワンシーンになるかもしれません。

鶏の炭火焼屋

10 10月
2010年10月10日

ポルトガルに滞在中の日本人の私たちにとって嬉しい事の一つは、ポルトガルのご飯は素朴で優しい味なものが多い事。

通りを歩いているとよく目にとまるのは、鶏の炭火焼屋。入り口の横辺りに大きなガラス張りの窓があり、そこで丸々一匹の鶏をたくさん焼いている光景を見ると、その炭火焼の香ばしい匂いと一緒についつい見入ってしまう。

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鶏の炭火焼屋さんは、奥はレストランになっていることが多いけど、軒先ではだいたいお持ち帰りの人たちで群がっている。店に入ると人をかき分けてまずは注文。「一匹お願い!」とか「一匹の半分で!」とか注文した後、その他に付け合わせでフライドポテトやご飯を一緒に頼む事もできる。こちらはご飯もけっこう食べる国なのだ。

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焼き上がるのを少々待ち、出来上がるとだいたいの店では「ピリピリソース付ける?」と聞かれる。これ、日本の「ピリ辛」の「ピリ」と同じ意味なのです!「ピリッと」、の「ピリ」はポルトガルから来ているのだろうか??辛いのが好きな人はこの唐辛子が入ったピリ辛オイルを仕上げに塗ってもらう。そしてホカホカの焼きたてをうちに持って帰っていただく。

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鶏の炭火焼屋さんは、だいたいどのエリアにもあちこちにあるので、自分の家の近くの店を一つ探して試してみて、そこが気に入ったら常連になってしまう人が多いみたい。やっぱり多いパターンは、「今日はちょっとご飯作るのも面倒くさいし、でも外食するのもお金がかかるし、鶏でも買いに行こうか?!」という感じでしょうか。そのままお皿に広げて食べるのもいいし、パンに挟んでサンドイッチにしたりしても美味しい。

この炭火で焼くという調理法は、普通の典型的なポルトガル料理のレストランに行ってもだいたいある。例えば、メニューの魚のカテゴリーを見ると、魚の名前だけ書いてあって、あとはどういう風に料理して欲しいか伝えるシステムのレストランだと、「炭火焼」「オーブン焼き」「揚げたもの」などなど選べる。この炭火で焼く青魚の匂いなんかをわざと通りの人たちにも漂うようにして客寄せをするのは、日本のうなぎや焼き鳥屋さんと同じだ
。皆美味しい匂いには弱いのですね。

皆さんもポルトガルに来られた際にはぜひ一度炭火焼をお試しください!

リスボンの市場情報

25 9月
2010年9月25日

リスボンの市場情報を紹介します。

 

ヨーロッパ先進国ではオーガニック(無農薬)野菜などはずいぶんと普及していますが、ポルトガルもようやく少しずつ浸透しはじめているようです。といってもやはり値段も普通の食材よりは少し高めなので、まだまだ食材にこだわる人やグルメなひと、外国人が多いのですが。

 

街のスーパーやハイパーマーケットにもオーガニック野菜コーナーは隅の方に少しだけありますが、断然のお勧めは毎週土曜日にリスボンのプリンシペ・レアル公園でやっているオーガニック市場。まだまだ店の数は少なく全部で約6、7店舗なのですが、いつも新鮮な野菜をめがけてショッピングに来る客で溢れています。週に1度だけなので、通っているうちに毎週来るお客さんたちとも顔なじみになったり、意外と知っている人が多くて「あら、あなたもここで野菜を買うこだわり派だったんだ!」なんていう会話になったり。

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普段八百屋で見るような馴染みのある定番野菜から、季節の野菜、ハーブ、オーガニックのオリーブオイルやジャム等々、観光がてらブラブラ見ているだけでもとても楽しいです。中でも嬉しいのはハーブ類。バジルなどはスーパーで買うより断然量も多くて色も鮮やかでたくましいのが1房0、7ユーロ!先日はラッキーな事に赤紫蘇までゲットしました♪紫蘇類は「Shiso」と札に書いてあります。最近は日本食レストランが増えているから求める人も多くなっているのかもしれません。

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野菜の中で一番お勧めなのはなんといってもトマト!こちらではフルーツトマトというのはない上に、見た目は赤いのに食べてみると水っぽくて味がとても薄いトマトばかりなのですが、ここのオーガニックのトマトは濃厚で甘いのです。ミニトマトなどはたくさん買っても帰りに一つ、また一つとつまみ食いしながら帰途についているうちに半分くらい食べてしまうくらい(笑)

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市場は公園の隅にあるので、このエリアを散歩したり公園のテラスにあるカフェでゆっくり朝食を取ったりベンチで読書をしている人たちももたくさんいます。

土曜日はちょっと早起きして公園のカフェテラスで朝食を取り、隣の市場でポルトガルの新鮮な野菜たちを覗いてみて、爽やかな朝を過ごしてみるのもリスボンの日常の朝の生活が体験できて楽しい思い出になるかもしれませんよ。

 

 

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