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北アフリカ最大の古代ローマ遺跡レプティス・マグナ

17 2月
2011年2月17日

この記事を書いている2011年2月上旬は、中東から北アフリカにかけてのニュースが世間を賑わせています。
でも、激動のチュニジア・エジプト・アルジェリアに囲まれながらも、唯一平穏な国があります。
それは他でもない、筆者が住んでいるリビアであります。
お陰さまでリビアは特に大きな混乱もなく、社会も普通に機能しています。
もちろん、観光にも何の差しさわりもありません。
この機会にリビアの魅力を、改めてお話ししたいと思います。

リビアは北アフリカに位置するアラブ国家で、多くの世界遺産があります。
順番に挙げていきますと、古代ローマの遺跡であるレプティス・マグナとサブラータ、「砂漠の真珠」と言われる美しい街ガダーメス、古代人の岩絵が残るアカクス山脈、ギリシアの植民都市セイリーン…の5つです。

リビアの国土は非常に広く、世界遺産はそれぞれバラバラに存在しているので、全て回るのは大変かもしれません。
国内線飛行機などを駆使しても、じっくり回るなら三週間くらいは欲しいところでしょう。

でもなかなか、そんな長期間の旅行は難しいですよね…。
そんな時でも、「ここだけは外せない!」という場所を断腸の思いで一つに絞るならば、やっぱりレプティス・マグナでしょうか。

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この遺跡は北アフリカで最大の古代ローマ遺跡と言われているので、ここに来てしまうと他の場所(他国)で見る遺跡が小さく思えてしまうかもしれません。
ひとつひとつの建物のスケールが非常に大きく、自分が小人になってしまったような錯覚も感じます。
若干離れた場所にある円形闘技場などもあるため、正確な面積は分かりませんが、じっくり見ようと思うと丸一日かかりますよ。

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この写真は遺跡内にあるローマ劇場ですが、地中海を併せて臨むことができるなんとも贅沢なスポットです!
他に人がいないのをいいことに、オペラ歌手になったつもりで歌ってみましたが、自分の声が劇場内に反響した感動は忘れられません。

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ニンファニウムという神殿と、敷地内にある彫像です。
美しい彫刻も無造作に置かれていて、その無防備さにこちらがハラハラしてしまいます。

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そして何と、古代人のトイレもあります。
隣の人と談笑しながら用を足す…。何ともおおらかな文化だったんですね!

リビアは旅行代理店を通さないと観光が難しい国なので、恐らくドライバーやガイドが同行すると思いますが、万が一ご自分たちだけでレプティス・マグナに訪れる場合は、「NO1」と書かれた駐車場に入って行ってください。
そこから、遺跡の入り口にもアクセスできます。
そして、必ずガイドに付いてもらって解説してもらうことをお勧めします。
筆者たちは英語ガイドに付いてもらいましたが、50リビアンディナール(2011年2月現在1LD=約67円)でした。
ガイドがいれば、効率的に目ぼしいスポットを3時間程度で回ることができます。

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余談ですが、我々は犠牲祭のお休み中にレプティス・マグナに行ったので、ガイドの青年も正装して迎えてくれました。普段はTシャツにジーパンでガイドをしているそうですが、このほうが雰囲気ありますよね。

この広大な遺跡で、ぜひ古代ローマに想いを馳せてみてくださいませ。

一人旅の強い味方!北アフリカの美味しい軽食たち

05 2月
2011年2月5日

エジプトやリビアなどの北アフリカを、一人旅する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者もモロッコを一人旅した経験があります。気が向いたときに休憩したり、自分のペースで動けるのが一人旅の魅力ですね。
その反面、食事のときはいつも、一人で入れそうな食堂を探すのが面倒でした。
今日は疲れたから、ちょっと高級なレストランで食事したいな…という時も、一人だと少し躊躇われましたね。
そんな時に強い味方になってくれるのが、北アフリカ版ファストフードです。

まずご紹介するのは、シュワルマという食べ物です。

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撮影したのはリビアですが、北アフリカではだいたい同じような作り方です。

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これはリビアの首都トリポリにある、屋台村の様子。
(こんなに大袈裟なところじゃなくても、街中にひょっこりシュワルマ屋はありますが。)

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お兄さんが、くるくる回る巨大な肉塊(牛肉か鶏肉のことが多いです)を巨大な刃で薄くそぎ落とし、それを少しの野菜やポテトと一緒に、厚めのクレープ生地で巻いてくれます。
出来たては、とっても肉がジューシーですよ!
頼んでから完成まで5分かからないので、忙しい観光の途中などに食べるのがお勧めです。
その場で食べるのなら、きっと暇な屋台の人たちがあれこれと話し相手になってくれますよ。

そして二番目は、コシャリというエジプトの軽食です。
何故か他の国では食べられていないのですが、エジプト人はコシャリが大好き!
お店も沢山あって、それぞれの店でこだわりの味を味わうことができるんですよ。

そのコシャリとはどういうものかといいますと…

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こんなビジュアルです。
一見すると分かりにくいですが、炭水化物大集合な食べ物なんですよ。

入っているモノを書き連ねると、エジプト米(日本米に近いショートライス)、マカロニ、スパゲッティ、その他にもレンズ豆、ひよこ豆、フライドオニオンチップなどです。
もしかしたら、お店のオリジナルトッピングなどもあるかもしれません。
そしてそれらに、トマトソースをかけて食べるんです。

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私が食べに行ったお店ではテイクアウェイもできるようで、写真の女性は、お持ち帰りのコシャリ待ちのようでした。
店内で食べる人もお一人様が多く、相席しつつもさっと食べてさっと去っていく人が多かったです。
これなら、一人旅でふらっと立ち寄っても気軽に食べられそうですね。

ただ私がエジプト人に注意されたのは、エジプトでは観光客向け以外のお店では、調理の際にも水道のお水(ナイル川の水!)を使っているので、お腹の調子が悪い時は観光客向けのお店で食べたほうがいいということ。
観光客向けの食堂では、調理にミネラルウォーターを使っているそうなので、お腹が弱い人も安心ですね。

懐具合、お腹の具合、いろいろな条件を考えて、軽食やレストランを上手に使い分けて下さいね。

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