一人旅の強い味方!北アフリカの美味しい軽食たち

05 2月
2011年2月5日

エジプトやリビアなどの北アフリカを、一人旅する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者もモロッコを一人旅した経験があります。気が向いたときに休憩したり、自分のペースで動けるのが一人旅の魅力ですね。
その反面、食事のときはいつも、一人で入れそうな食堂を探すのが面倒でした。
今日は疲れたから、ちょっと高級なレストランで食事したいな…という時も、一人だと少し躊躇われましたね。
そんな時に強い味方になってくれるのが、北アフリカ版ファストフードです。

まずご紹介するのは、シュワルマという食べ物です。

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撮影したのはリビアですが、北アフリカではだいたい同じような作り方です。

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これはリビアの首都トリポリにある、屋台村の様子。
(こんなに大袈裟なところじゃなくても、街中にひょっこりシュワルマ屋はありますが。)

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お兄さんが、くるくる回る巨大な肉塊(牛肉か鶏肉のことが多いです)を巨大な刃で薄くそぎ落とし、それを少しの野菜やポテトと一緒に、厚めのクレープ生地で巻いてくれます。
出来たては、とっても肉がジューシーですよ!
頼んでから完成まで5分かからないので、忙しい観光の途中などに食べるのがお勧めです。
その場で食べるのなら、きっと暇な屋台の人たちがあれこれと話し相手になってくれますよ。

そして二番目は、コシャリというエジプトの軽食です。
何故か他の国では食べられていないのですが、エジプト人はコシャリが大好き!
お店も沢山あって、それぞれの店でこだわりの味を味わうことができるんですよ。

そのコシャリとはどういうものかといいますと…

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こんなビジュアルです。
一見すると分かりにくいですが、炭水化物大集合な食べ物なんですよ。

入っているモノを書き連ねると、エジプト米(日本米に近いショートライス)、マカロニ、スパゲッティ、その他にもレンズ豆、ひよこ豆、フライドオニオンチップなどです。
もしかしたら、お店のオリジナルトッピングなどもあるかもしれません。
そしてそれらに、トマトソースをかけて食べるんです。

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私が食べに行ったお店ではテイクアウェイもできるようで、写真の女性は、お持ち帰りのコシャリ待ちのようでした。
店内で食べる人もお一人様が多く、相席しつつもさっと食べてさっと去っていく人が多かったです。
これなら、一人旅でふらっと立ち寄っても気軽に食べられそうですね。

ただ私がエジプト人に注意されたのは、エジプトでは観光客向け以外のお店では、調理の際にも水道のお水(ナイル川の水!)を使っているので、お腹の調子が悪い時は観光客向けのお店で食べたほうがいいということ。
観光客向けの食堂では、調理にミネラルウォーターを使っているそうなので、お腹が弱い人も安心ですね。

懐具合、お腹の具合、いろいろな条件を考えて、軽食やレストランを上手に使い分けて下さいね。

エジプト旅行のコツ…お金にまつわるエトセトラ!

20 1月
2011年1月20日

リビアに住んでいる我が家ですが、ついに念願のエジプト旅行に行って参りました!
リビアとエジプトは隣接しているから、ちょっと隣国に行くだけでしょ…と思ったら甘いです。
リビアとエジプトでは、人の気質も習慣も街の様子も全く違うので、新鮮な気持ちで楽しむことができました。
数回にわたってエジプトの話をしたいのですが、初回の今回は、エジプトを旅行する日本人が誰でも直面する“お金と上手に付き合うコツ”を書いてみたいと思います。

まず、習慣としてエジプトには“価格交渉”があります。
最近では値札を貼るお店も出てきましたが、ほとんどの個人商店やおみやげ物屋ではまだ値札がないので、その都度「これいくら?」と尋ねる必要があります。
タクシーも、「○○まで行きたいんだけど」と言って、運賃を交渉しなくてはいけません。

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これは、ハーン・ハリーリという買い物市場街の様子です。
観光客相手のおみやげ物屋から、地元の人が必要とする生活用品まで、ありとあらゆるお店が集まってきています。

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この界隈では、何を買うにも値段交渉が必要なので、覚悟して臨む必要があります。

でも、「これいくら?」と訊いて言われる値段がまた曲者で、観光客は確実に高い値段を言われます。
日本人はお金持ちだと思われているので、向こうも“ダメ元”精神でとりあえず高い値段を言ってくるのです。
でも、ここで言い値を払ってはいけません!これは、楽しい楽しいエジプト体験の始まりのゴングなのです。

まず大前提として、お店で欲しい商品を見つけたら、「その商品にいくらなら払ってもいいか」自分なりの予算を考えておいて下さい。予算に合わないものを、無理に払う必要は無いですからね。

そしてお店の人に、値段を尋ねます。どうですか?あなたの思っていた価格より高かったでしょうか?それとも安かったでしょうか?
場所や相手にもよりますが、その“言い値”は本来なら40~50%くらいの値段まで下がると思います。
仮に、店主の言い値が100エジプトポンド(以下£E)くらいなら、40£Eから50£Eくらいにはなるということです。でも、次のあなたの一手は「40£Eにしてよ!」じゃいけません。
その40£Eの半分の「20£E」から始めるのです。

ここで相手のエジプト人は、きっと大げさなアクションをすると思います。
呆れたように振る舞う人、嘆くような仕草をする人、困った顔をする人…いろいろなパターンがあります。でも大丈夫。それは、れっきとした予定調和なのです。安心して交渉を進めましょう。
そしてお互いに「80£E」「30£E」などと間合いを詰めていき、最終的に40から50£Eくらいに収められたらラッキーですね。
途中“諦めてお店を出るふり”などの演技も入れると、劇的に値が下がることもあります。

でも、そこまで下がらなくても、「ぼられた!」と悔しがる必要はありません。チップだと思い、気持よく払ってあげてください。やみくもに安くしようとせず、(ちょっぴりでいいので)相手への敬意も忘れないで下さいね。
交渉が決裂して買うのをやめる…という選択は、もちろんありなので大丈夫です。

ただし、明らかに法外な値段だったり、何やら危なそうなお店の場合は、最初から交渉の土俵に乗らず、速やかにお店を出るようにしてください。
更に、その商品が欲しくもない場合は、初めから交渉しないことです。相手に時間と手間を取らせるだけですからね。

こういう値段交渉に必要なのは、エジプトの金銭感覚に慣れることと、細かいお金です。
例えば、「100£Eだ」と言われたのを交渉して50£Eまで下げても、支払うお札が100£Eだと「お釣りがないんだよね~」なんて言われてしぶしぶ100£E支払うはめになるかもしれません。
チップが必要な国でもあるので、小銭も必携です。
でも、旅行者が換金しても、もらえる紙幣は200£Eや100£Eなど、街中では使いにくいものばかりです。

ではどうするか?
筆者のオススメは、大きなスーパーで買い物してお金を崩すことです。

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写真は、カイロ市内に数店舗ある、大型スーパーチェーンの「アルファ・マーケット」です。

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この店舗は3階建てで、とても充実した品揃えでした。こういうスーパーでは、さすがに値札も定価も存在しています。

旅の最初の段階で、こういう定価販売の場所で金銭感覚を学びつつ、少額紙幣をゲットしてみてはいかがでしょうか。
エジプト人の嗜好なども分かって、面白いかもしれませんよ。

エジプトらしいお土産と言えば…パピルスショップ

19 1月
2011年1月19日

今回は、エジプトならではのお土産品について書いてみたいと思います。
筆者のオススメは、何といってもパピルスです。
パピルスとは植物の名前ですが、古代エジプト人はその植物から文字を記すための記録媒体を作ったので、それを総称してパピルスと表現されています。
パピルス(PAPYRUS)が、現在の紙(PAPER)の語源であることは有名ですよね。

現在のエジプトでは、パピルスに壁画のような美しい絵を描いたりして、お土産にピッタリなアイテムを生産しています。
サイズも大きいものから手のひらサイズまで様々あるので、持ち帰りにも便利です。

ただし残念ながら、このパピルスには偽物も横行しています。バナナの繊維を使って“パピルス風”に仕立てたものに絵を印刷したりするのです。
値段は圧倒的に偽物のほうが安いので、“風”でも良ければ市場などで簡単に手に入ります。
逆に言うと、市場などで売られているものは、ほとんどが“パピルス風”の偽物なのです。

では、どうしたら本物のパピルスが手に入るのでしょうか?
そんな時は、信頼できる政府系のお店に行きましょう。

筆者がエジプト人の人に教えてもらったお店は、カイロ近郊、クフ王のピラミッドで有名なギザにあります。

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店内は、様々な国のツアーで来ている観光客で賑わっていました。でもそれこそが、このお店が信頼できるという証拠です。

店内では、陽気なエジプト人スタッフがパピルスの製造法から懇切丁寧に教えてくれます。我々には、日本語が上手なエジプト女性がついてくれましたよ。
(女性なので、お顔は撮影できませんでしたが)

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ちなみに、これが植物のパピルスです。
古代エジプト人は、この放射線状の穂を太陽光線の様だと思い、更に茎の部分がピラミッドのように三角になっていることからパピルスを特別な植物だと考えていました。

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このパピルスを切ったり、繊維を延べ棒で伸ばす様子を見事な手つきで実演してくれましたよ。

そして、このお店でいいことを教えてもらったんですが、パピルスの偽物を見分ける簡単な方法があるんです!

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本物のパピルスは、光に透かすと上の写真のように繊維が上下左右に交差していますが、偽物のバナナで作った物は“縦だけ”や“横だけ”のように単一方向しか繊維がはしっていないそうです。これさえ覚えておけば、簡単に見分けられますね。

このお店で売られている商品は、すべて手描きで描かれているそうですが、古代エジプトの壁画をモチーフにしたような、とても緻密で美しいものばかりでした。
残念ながら商品は「撮影禁止」と言われてしまったので写真がありませんが、この記事の二枚目と三枚目の写真の後ろに少し写りこんでいるので、参考になさってください。

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更に嬉しいことに、商品を購入すると、上の写真のようなアーティストの方々にヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)で言葉を書いてもらうことができます。
ご自身の名前でも、お好きな単語でも短いものなら大丈夫なはずです。
(ただし値段交渉次第では、ヒエログリフ記入は別料金になることもあるようです)

筆者は、お土産としてパピルスの“しおり”の裏に、ヒエログリフで「HAPPY」と書いてもらいました。

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エジプトらしくて、いいお土産だと思いませんか?
日本の友人たちのために購入したのですが、自分でも記念に一枚とっておきたいと思いました。
素敵なお土産に出合えると、旅の記憶も素敵に残すことができますよね。
ぜひこういうお店で、素敵なお土産を探してみてください。

SONDOS PAPYRUS
GIZA:38 pyramids st.
Hot Line(GM) +2(010)3442323

イスラムの祝祭!イード・アル・カビール

22 12月
2010年12月22日

リビアはイスラム教を国教としているので、当然ながら国民の大半はイスラム教徒です。そんなリビア(というかイスラム全体)は先日、おめでたい祝日を迎えました。
それは「イード・アル・カビール」や「イード・アル=アドハー」と呼ばれる祝祭で、日本語では「犠牲祭」などとも言われます。
例年、太陰暦であるイスラム暦(ヒジュラ暦)の12月にありますが、我々が普段使っているグレゴリオ暦に対しては毎年11日ずれていくので、2010年は11月16日がいわゆる“犠牲祭の当日”でした(リビアでは、当日以外にも三連休になりました)。

この日は、お祭り会場でどんちゃん騒ぎをする…訳ではなく、皆自分の家で神に生贄を捧げる儀式を行うのです。主に羊ですが、所有する家畜を捌いていきます。

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普段家畜のいない家でも、この日のためにわざわざ羊を買ってきます。
そして当日は、一家の大人の男性が数人がかりで捌くのです。

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写真は、筆者の夫の同僚たちが生贄の羊を捌いている様子。みんな上手に捌いていますね。
これができるのは“大人の男”の証明で、リビアの男子にとっては一種の“通過儀礼”のような意味合いもあります。
筆者も、大家さん一家が生贄を捧げるところを見学させてもらいましたが、共に20代後半の長男・次男が慣れた手つきで処理していく中、まだ10代後半の三男は険しい表情をしながら見学していました。
家庭の教育方針にもよるようですが、多くの家庭は、小さな子供たちにはこの現場を見せないようです。羊は、市場から数日前に買ってくるので、その間子供たちはペットのように羊を可愛がります。そんな子供たちにとってはショックな光景でしょうからね…。大家さん一家の場合も、子供はこの場にいませんでした。

一見すると残酷な習慣のように見えるかもしれませんが、生贄の羊の肉は、ちゃんと無駄なく食べられています(毛皮は不要なようで、無造作に捨てられていましたが)。
この時期は、恵まれない人に施しをすると厄を払い、徳を積めると考えられているので、捌かれた羊の肉を貧しい人にも振る舞うそうです。

自分たちのために一匹分残し、貧しい人々のためにもう一匹分配る、というのがオーソドックスなパターンのようです。
大家さんの家でも、ご多分に洩れず二匹の羊を捌いていましたよ。
大金持ちになると、トラック一台分の肉を配って回るそうです。

そのため、貧しい人のほうでもこの時期は積極的に動き、自らいろいろな家を回って羊肉をもらいに行くんです。
我が家にもそういう方が来たのですが、生憎羊肉がなかったので、少額ですが夫がお金をあげました。
でもその人は、期待していた羊肉がもらえなくて非常にがっかりしていたそうです。
ごめんなさいね~。

でもその後、我が家も大家さんから羊肉のお裾分けをいただきました。
ええ、多分“お恵み”ではなくお裾分けだと思いますが…。

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筆者にとって羊肉調理は初めての経験でしたが、煮込み料理で美味しく頂きました!

余談ですが、パーティなどではこんな料理もあるようです。

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丸焼きの羊さんです。派手ですね…。

この犠牲祭の時期はお店やレストランなども閉まっていることが多いので、一般的には旅行に不向きな時期だと思います。
でも何かのきっかけで、もしかしたらリビアの一般的な家庭のお祝いも垣間見られるかもしれませんよ。
2011年の犠牲祭は11月上旬(6日頃)のはずなので、もしご興味あればスケジュールを合わせてみるのもいいかもしれませんね(でも圧倒的に不便だと思いますので覚悟はしておいてください)。

夢の別世界?トリポリで話題のホテルがオープン!

03 12月
2010年12月3日

ただいま建設ラッシュ真っ只中のトリポリでは、新しいホテルがどんどん出来てきています。その中でも話題なのが、2010年3月にオープンした「リクソス(Rixos)」というトルコ資本のホテルです。
本来ならこのホテルが、2010年3月にリビアで開催されたアラブ首脳会議の会場となるはずだったらしいのですが、何故か直前で違う場所に変更されたのだとか。
そんな国際会議を開こうとするくらいだから、ビジネスマン向けの堅苦しいホテルなんだろう…と勝手に高をくくっていたのですが、あまりにもいろいろな人(主にリビア在住外国人)から「素敵なホテルだ」という評判を聞くので、先日見学に行ってきました。

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筆者が行った日は、アフリカ某国の要人が宿泊していたらしく、周囲をパトカーが囲み、警察関係者らしい人たちがうろうろしていました。
そんな物々しい雰囲気に少々圧倒されてしまいましたが、入口を通ると…そこは夢の別世界でした!

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ああ、写真でこのラグジュアリー感が伝わりますでしょうか…。

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そして何と、エントランスのすぐ目の前に女性スタッフが立っていて、ウェルカムサービスとして手にアロマミストをスプレーしてくれました!芳香に包まれて、五感で豊かな気分を味わえます。

更に、このホテルの凄さは、敷地の広さにあります。
正確な数字は分かりませんが、トリポリの中心地からほど近い場所にある森…というか緑地をそのままホテルのものにしてしまっているんです。

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そのため、ロビーの奥にあるオープンテラスのカフェは、まるで森の中に居るような気分にさせてくれます。
筆者は、砂ぼこりが舞い散るトリポリに居ることを、本気で忘れそうになりました。

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テラス席以外にも、テント式の東屋がありました。
この日は非常に寒かったので東屋は利用しませんでしたが、小春日和の暖かい日などは、こんなところでお茶ができたら素敵だなと思います。

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食事をしっかり取りたいなら、ビュッフェレストランもお勧めです。
一人一律55LD で、別途サービス料がかかります(2010年11月現在1LD=約67円)。
でも、トリポリでは何故か滅多にお目にかかれないサーモンや、これまた値段の張るエビもふんだんに使われていて、とても豪華なラインナップが楽しめます。もちろん、北アフリカらしくクスクスやリビアンスープなどのご当地メニューもありました。
レストランの窓からは、自慢の素敵な庭の景色も楽しめますよ。

残念ながら宿泊のための部屋は撮影できませんでしたが、ホテルのホームページで何枚か写真を見ることができます。
もしこんな素敵な部屋に泊まれたら、リビアの旅行が3割増しくらいで素敵なものになりそうですね!

RIXOS AL NASR
http://www.rixos.com/rixosalnasr.aspx

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