月別アーカイブ: 9月, 2007

「CHU Y(注意!)」

27 9月
2007年9月27日

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ベトナム語はその6割以上が「漢越語」と呼ばれるもので、
漢字が元になった言葉である。
そのため日本語と発音が似ているものも多い。
ここに書かれている「Chu y」もその一つ。
漢字で表記すると「注意」で、日本語とは微妙に使い方が違うが、
ほぼ「注意」と同じ意味だ。

この貼り紙がしてあったのはトイレの中。
ドアを閉じると目の前に現れる注意喚起が現れる。

「便座に足を上げたり上ったりしないでください」

つまり、便座にそれだけよじ登る人が多いということ。
洋式トイレになれていないベトナム人はまだまだ多く、
便座の上に足を乗せてベトナム式(和式に近い)の要領で
用を足す人が多いから、便座がすぐ壊れてしまう。
便座がこわれてしまっても、その下の本体の細いヘリに
器用に足をかけて用を足す人がいて、よく足跡がついている。

ちなみにこの注意書きはタンソンニャット空港の中のもの。
他の表示は英語と併記になっているが、これはベトナム語のみ。
こんなことするのはベトナム人ぐらいってことなのか?

「タンソンニャット空港新ターミナルオープン」

18 9月
2007年9月18日

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9月2日は建国記念日の祝日。
日曜日と重なったため月曜日が振り替え休日の連休となったので、
ちょっと海外旅行に出かけた。
その建国記念日にあわせて8月末から新ターミナルが使用開始となっていた。
ベトナムの空港にくるとみんな「なんでこんなに人が多いの?」とびっくりする。
海外在住のベトナム人が非常に多いため、
1人の出入国のためにたくさんの親戚が見送りや出迎えにくるからだ。
しかも、ベトナムでは建物内に入れるのは飛行機に乗る人だけ。
そのため特に出国のところでは別れを惜しむ人たちでひしめき合う。
旧ターミナル(といっても、私が初めてきた2000年よりかなり広く改築されたのだが)
建物の入り口で人があふれて押し合いへし合い、前に進むのも一苦労。
新しいターミナルになって、これが多少解消されるだろうか。

そしてまた苦労するのが出国審査。
コンピュータを一本指で操作しているのか?と疑いたくなるほど遅い。
その上今回は、係員の知り合いらしき人たちを何人も先に通して
パスポートをまとめて処理する、ということをやられてしまい、
いらいらと待たされた。
ハードだけではなくソフトも何とかしてほしいものだ。

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売店があったので見てみると、コーヒーが4ドル!
小さなパンも1個4ドル、巻き寿司と卵やボイルしたエビのしょぼい寿司セットが7ドル!
こんな値段で買う人がいるんだろうか。

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お店は免税店が2店舗程度しかまだオープンしておらず、
上の階に上がってみたら、店舗はまだ工事中。
ジューススタンドだけ開いていたので、仕方なくコーヒーを飲んだ。
はっきりいっておいしくないです。
このまずさはコーヒー輸出国としては恥ずかしいのではないだろうか。

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ボーディングゲート付近。
開放的でやっぱり新しくなってよかった。
前のようにガラス越しにジロジロと降りてくる人を眺めるようなこともないし。

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飛行機までバスではなくボーディングブリッジを使用できるのも楽になった。
せっかく日本のODAで立派なターミナルを建てたのだから、
ベトナムの玄関口として、より良いサービスをお願いします。

「ベトナムの富士山」

09 9月
2007年9月9日

実はベトナムにも富士山がある。
といってもケーキ界での話であるが。

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バン・フーシー(Banh Phu Si)。
Banhは粉ものを使ったケーキなどの総称、
フーシーは「富士」の漢字のベトナム語読みである。
ラーユア(La dua、パンダンリーフ)で色付けしたお餅と
蒸しパンのような生地を交互に重ねたケーキ。
一見すると日本人にはこの緑はちょっと毒々しくて気味が悪いが、
あっさりとしておいしい。日本で売っても受けそうな味だ。

でもなんで緑色で富士山?
日本人としては、名づけた理由を問いただしたくなるケーキでもある。

「メコンデルタへのお手軽な旅」

03 9月
2007年9月3日

ホーチミン市に旅行に来る方に「どこがおすすめ?」と聞かれると、
「メコン川にはぜひ行ってみてください」と答える。
南部ベトナムらしい景色、ベトナムの豊かさの源を味わえるからだ。

通常ホーチミン市からの日帰りツアーだと、
ミトー(My Tho)という町に行くのが一般的。
道もよくなって、片道2時間弱の道のりである。

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メコン川ははるかチベット高原が源で、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、
カンボジアを通ってベトナムから南シナ海に注ぐ長さ4,023 kmの国際河川。
ベトナムではメコンではなく「Cuu Long(クーロン、九龍)」と呼ばれている。
メコン川は広大なメコンデルタを形成しつつ9つの支流に分かれる。
それを九龍にみたてているのだ。
かつては南ベトナム解放戦線がこのメコンデルタに拠点を置いていたが、
そんなことは想像できないのどかな地域である。

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ミトーのある支流はティエンヤン(Tien Giang)川。
川幅は7kmあるそうで、川の間にはいくつか島があり、その島までも3km。
カメラに川が収まりきらない。
現在、オーストラリアの資金で大きな橋が建設されているところである。
川の水の色はコーヒーミルク色。
土砂を含む肥沃な水、これがこの地の豊かさの源である。
ミトーの町はメコンデルタの物流の要所となってきたところでもあり、
すべてのものがこのミトーにある、といわれる豊かな地である。

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島に上陸すると町から一転のどかな景色。
ホーチミン市のバイクや自動車のクラクションの洪水から解放され、ほっと一息。

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ここでは養蜂も行っており、竜眼の花を飛び回るミツバチが
良質な蜂蜜を作りだしてくれて、各国に輸出されているのだそうだ。
日本では高価な良質のプロテインがここでは安価に購入できる。
ジャスミンティーに蜂蜜と、体にいいといわれる花粉をいれたお茶と、
お菓子をご馳走になる。

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ココナツキャンディーを作る娘さんたち。
作りたてのココナツキャンディーはとてもおいしい。
ホーチミン市でも売っているのだが、油が戻っておいしくないので、
もし買うのであれば本場で買うのがいい。
ただし歯にくっつきやすいので、詰め物がとれないよう要注意。

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果物を食べながら一休み。
なんだか食べて休んでばっかりだけれど、
のんびり骨休み、たまにはいいものです。

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お姉さんたちが歌声を披露してくれる。
メコンデルタの女の人たちは丸顔に目がくりくりした人が多く、
猫顔でかわいらしい。

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別の島に移動して、手漕ぎボートに乗せてもらう。
ノンラー(Non la、ベトナムの葉でできた笠)を借りてかぶる。
鳥のさえずりと魯をこぐ音。癒されます。

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島の多くは果樹園で、たくさんの果物がなっている。
こちらはパパイア(Du du、ドゥードゥー)。

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お昼ごはん、レストランの入り口でこんなヒョウキンな顔のお魚がお出迎え。

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そして調理されたのがこちら。
この魚はは象耳魚(エレファントイヤーフィッシュ)といわれる魚。
ベトナム語はCa tai tuong(カータイトゥン)。
これをうろこがついたまま姿揚げにし、
野菜と一緒にライスペーパーに巻いていただく。

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こちらは私の好きな巨大揚げ餅、ソーイチィンフォン(Xoi chien phong)。
ハサミでバチバチと切って出してくれる。
ほんのり甘くて、モチモチ好きの方におすすめ。
人数に応じて大きさを変えて作ってくれる。

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ここで養殖されている手長エビ。
ライムを搾った塩コショウでいただくとおいしい(そうです。私はエビがだめなので・・・)。

日本人から見ると、ベトナム人は時間にルーズだし、
先のことは考えないし、なんていい加減なんだ、と思えるのだけれど、
このメコンの景色、おいしい料理、たくさんの果物をみていると、
あくせくしている自分はいったい何のために生きているのか、と、
大げさだが、ちょっと考えてしまう。
「豊かさ」とはいったいなんだろう。

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