月別アーカイブ: 10月, 2007

「ヘルメットはかっこわるい?」

30 10月
2007年10月30日

今まで一部の国道でヘルメットの着用が義務付けられていたが、
9月15日から全国道でのヘルメット着用が義務付けられた。
公職者はその他道路での着用も義務付けられたらしい。
そして12月中旬には着用義務が全道路に拡大される予定だ。
本当は一斉に着用を開始したかったようだが、
ヘルメットの供給が間に合いそうになかったとういのが実情らしい。
ヘルメットは基準に達した認証が貼られているものでないといけないことになっている。
だが新聞ではヘルメットが「ホンモノかニセモノか」というような話題が
連日紙面をにぎわせている。ニセモノ天国、ベトナムらしい話だ。

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国道ではまだ一部着用していない人がいるものの、
今までになく取締りが厳しいようで、着用率はかなり高いようだ。
中心街でも国道を通って通勤してくる人なのか、着用している人がかなり多くなった。

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間に挟んでる子供はナシでいいの???
というか、こういう乗せ方をさせること自体が日本の常識では考えられないけれど。
ベトナムでは6歳以下の子供なら3人乗りまでOKとなっている。
スカートでの運転や後ろ座席の横座りも日常の光景だ。

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ヘルメット着用義務化に伴い最近登場したのがこの生々しい看板。

“ヘルメットをかぶると、ちっともかっこよくない”
(被害者N L – 脳の損傷により植物状態で生きている)

毎年12,000人以上が交通事故により死亡している。
そして数万人が怪我を負っている。
このことは同時に、数千の家族が哀れなカケラを一つ一つ拾いながら、
苦しい生活をしなければならない、ということを意味する。
家族は愛するものを失って苦しむ。
収入が不足してしまう、あるいは脳を損傷した人の面倒をみるための
出費により、家計は不安定となる。
本当に残念なのは、この痛ましい事柄のほとんどを阻止することができた
はずだということだ。
「ヘルメットをかぶる」という簡単な方法で。

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“ヘルメットをかぶると髪が乱れてしまう”
(被害者H L – 脳の損傷)

確かに、髪の毛が乱れるのは私もイヤなんですけどね・・・。
ベトナムでは過去に何度もヘルメット着用全面義務化の案が出されていたが、
そのたびに各方面からの反対が相次ぎ、実施にはいたっていなかった。
その理由の中に「アオザイにはヘルメットが似合わない」といった
外見を気にしたものがいくつか含まれていたのにはびっくり。
見た目より安全でしょう!
また、先般の調査では死亡事故の確か35%が飲酒運転によるものだったと聞いた。
飲酒運転の取り締まりも、一応測定機器の支援を海外からうけたらしいが、
まったく行われていないような現状である。
ベトナムではバイクの運転免許取得はマークシートの筆記試験と、
8の字を書くだけの実技試験のみ。
日本のような交通安全教育はいっさいおこなわれていないといってよい。
「そういう運転ありえないでしょう!?」というびっくりするような
危険な運転をする人は日本よりはるかに多い。
一見みんな運転がうまくてスムーズに進んでいるようにみえるが、
大病院の外科病棟に行くと、まるで野戦病院のように
交通事故患者が廊下まであふれている。

公共交通機関が整っていないベトナムでは、オートバイは庶民の足。
今後交通量はますます増えると思うし、人々の安全に対する意識を向上させる
根本的な対応が必要なのではないだろうか。

「焼肉村へようこそ!」

15 10月
2007年10月15日

日本から遊びに来た人で焼肉好きな人を必ず案内するのが
この「LUONG SON(ルゥンソン)」という焼肉のお店。

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入り口では子豚の丸焼きが出迎えてくれる。

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中に入ると連日満員。
「モッハイバーヨー!(イチニのサン乾杯!)」という掛け声があちこちから聞こえてくる。

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まずビールのつまみに出てくるのこのピーナツ。
日本のピーナツより小ぶりでやわらかく、ちょっと塩気があり、
皮を剥かずに食べられて、妙においしい。

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焼肉は炭火に網をのせて。
煙がモウモウ、臭いが体についてしまうが、このおいしさと引き換えなら気にならない。
黒っぽいのは牛肉(Bo、ボー)。
タレにつけてあるため、焼き加減がわかりにくいので要注意。
一緒に出てくる生野菜と一緒にあっさりといただきます。
白っぽいのはなんと、ヤギのおっぱい(Vu de、ヴーイェー)!
これがしこしことした感触でたまらなくいける。

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お肉はタレにつけて食べる。
左のたれは牛肉用。何が入っているのかまったくわからない複雑なおいしさ。
右のタレはChao(チャオ、発酵豆腐)の入ったタレ。おっぱい肉にぴったり。

そのほかサソリやヘビといった、ちょっと変わった食材も豊富なので、
ビールのつまみにに試してみる?

★LUONG SON★
住所:31 Ly Tu Trong St., Dist.1, HCMC
電話:08-8251330
営業時間:10:00~22:00
※メニューには英語あり。

「道端おやつ―ベトナム式ワッフル」

10 10月
2007年10月10日

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昼間、おやつを買いもとめる女性を狙った天秤棒があちこちに出る。
その中でも私のお気に入りはこのBanh kep(バン・ケップ)。
Banhは粉を練って作ったものの総称、Kepは「挟む」という意味で、
鉄板で挟んで作るワッフルのことである。
天秤棒に炭火を積んで、こんな風に売っている。
このBanh kepのほかにも、
Banh bong lan(バン・ボン・ラン)というベビーカステラみたいなの、
Banh chuoi Kho(バン・チュゥイ・コー、シート状の乾燥バナナ)、
Banh trang me(バン・チャン・メ、ゴマ入り巨大せんべい)
なども一緒に売っていたりする。

Banh kepはだいたい一袋8枚入りで、5000ドン(約35円)程度なのだが、
中心街だと外国人にはたいてい「10000ドン!」「1ドル!」とふっかけてくる。
先に5000ドンを出し、その分だけ売ってもらうようにしたほうがよいかもしれない。

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普通ワッフルといえば柔らかいものだと思うが、
ベトナムは薄くカリカリに焼かれたもの。
これがさくさくとおいしくて、一度食べ始めるとやめられないとまらない。
画像手前のはベビーカステラのようなBanh bong lan。
ココナツ風味でちょっともちっとした感じで、これもまた素朴でおいしい。
こちらは一袋8個入りで3000ドン(約20円)。
ぜひ一度おためしあれ。

「月餅三昧」

04 10月
2007年10月4日

旧暦8月15日(今年は9月25日)は中国と同じくベトナムでも「中秋節」にあたる。
旧暦を3ヵ月ごとに季節を分けると、ちょうど秋の真中にあたることから「中秋」と呼ばれるそうだ。
中秋のことをベトナム語ではTrung thu(チュントゥー)という。

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中秋が近づいてくると、至る所に月餅を売る仮設店舗があらわれる。
日本のクリスマスケーキ販売の仮設店舗どころの量ではない。
本当にこれだけの量がみんなの胃袋におさまるのか、と疑問に思うほど大量だ。
ベトナムでも中国同様、お世話になった人たちに月餅を配る風習があり、
私のオフィスも大量の月餅で埋め尽くされる。

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私は日本の中華街の月餅は好きで、母の実家が横浜にあるので、
お土産にもらうと大喜びで食べていたが、
ベトナムの月餅(Banh Trung thu、バンチュントゥー)はかなり曲者。
ずっしりと大きく重く、そしてものすごく甘い。
中身が緑豆や小豆の餡だけならいいのだが、
その中に月に見立てたアヒルの塩卵の黄身が入っている。
これが甘ったるい餡には何ともあわない(と私は思う)。
さらに、ドリアンを練りこんだ餡、
肉やら木の実やらよくわからないものが混じり合ったものやらがある。
最初のうちは怖いもの見たさ(食べたさ?)もあって一切れぐらいは食べていたが、
今年の中秋は月餅大好きのベトナム人たちに全ておすそ分けして、
(やっぱり好きな人は好きなんだという事実に驚くが)
結局一口も月餅を食べることなく終わった。
そして今の時期サイゴンは雨季、雲が出て月も見えず、
私の中秋は何事もなく終了。

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中秋は「子供の正月」とも呼ばれ、子供達のイベントが行われる。
月餅と一緒に「これ著作権をおもいっきり侵害しているよね」という灯篭が売られている。
最近のはやりは電気式の灯篭。
電気をつけるとなぜかあの懐かしい「ランバダ」の音楽が流れたりして、
ベトナムチックな気分を味わえる。
この季節ベトナムを訪れる方、イヤゲモノとして月餅と電気灯篭、お薦めです。

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