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スウェーデンってどんな国?

29 10月
2010年10月29日

今日はスウェーデンという国・政治に関連して少しお話したいと思います。日本では、スウェーデンって一体どういう国なのかあまりイメージわかない方も多いと思います。

まず、スウェーデンはイギリスのように立憲君主制です。つまり国王あるいは女王が国の元首としていますが、同時に議会制民主主義をとっています。ちなみにスウェーデンでは以前は男子のみが王位を継承できるという制度でしたが、現在のビクトリア王女が最初に誕生されてからは、男女関係なく第一子が王位を継承するという制度になりました。なので現在の国王カール・グスタフ16世が退位されると、ビクトリア王女が女王として戴冠されることになります。日本でも少し話題になったかもしれませんが、今年の6月にビクトリア王女は結婚されました!お相手は、ダニエルさんという方で、王女が通っていたジムの個人インストラクターだったようです。このダニエルさん、結婚なされてから王子の称号を受けました。なんだか男版シンデレラのような話ですね。現在の国王にはビクトリア王女を長女に、ほかに2人の王子と王女がいます。スウェーデン国内ではこの3人は常にゴシップの中心にいます。3人とも美しい容姿であるということと、生活が結構派手なのがマスコミで話題の中心になる原因かもしれません。国民の税金を湯水のようにつかってけしからん!と批判する方も多いですが、それでもロイヤル・ファミリーは多くのスウェーデン国民に愛されているようです。

ちなみに、ストックホルムのガムラ・スタンと呼ばれる古い街にあるお城がこちらです。このお城は主に公務のために使われているようです。観光でぜひ訪れてみてください。

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スウェーデンは先ほど述べたように議会制民主主義で、議員は4年に1度の選挙によって選ばれます。ちなみに日本の二院制と違ってスウェーデンの議会は一院制をとっています。スウェーデンでは長くにわたって社会民主労働党が政権を握っていたため、福祉国家として有名な福祉政策を実現してきました。しかし4年前の選挙以来、穏健党と呼ばれる多少自由主義よりの政党を中心とした連立政権が政権につきました。先月9月に行われた今回の選挙ではかなり混戦しましたが、穏健党連立が過半数はとれなかったものの政権を維持しました。この混戦のなか、今回初めて議会で議席を獲得した政党が、極右として悪名高いスウェーデン民主党です。この党は移民受け入れに反対を訴えるのと同時に反イスラム的な選挙コマーシャルを流したりと、多くの人の反感を招きました。同時に移民反対派からの支持も獲得し、議会で約5.6パーセントの議席を獲得しました。このことに多くのスウェーデンの人たちが怒り、ストックホルムの中心地ではこの選挙結果に怒りを表すデモなどが起こるようになりました。

ちなみにこの建物が議会です。

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この建物がスウェーデン政府の建物です。議会とともに、ストックホルムの中心とガムラ・スタンの中間の場所に建っています。

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最後に、先月の9月には国政選挙と同時に地方選挙も行われました。ストックホルム市の選挙でも穏健党が政権を獲得しました。下の写真が、ストックホルムの行政を担う機関である市庁舎です。ノーベル賞授賞パーティが開かれることで有名です。また結婚式もここで挙げることができます。秋を感じさせる黄葉した木々と市庁舎を背景にストックホルムを訪れる観光客も足をとめて写真を撮っていました。

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訪れると何かを発見できる!ハートリエットの市場へようこそ!

20 10月
2010年10月20日

ストックホルムの中心地、セントラルから徒歩約5分、ハートリエット(Hötorget)とよばれる広場に大きな市場があります。ここの市場では、新鮮な野菜や果物、きのこ、お花、洋服やかばんなどが売られています。コンサートホールのちょうど目の前にあるこの市場は毎日多くのストックホルム市民で賑わっています。

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ヨーロッパのある街の中心にある市場って聞くと、なんだかすごく伝統的で昔ながらのイメージを持ちませんか?でも実はこの市場で野菜や果物などを売っている人々のほぼ全員が移民の人たちなのです。ヨーロッパの多くの国がそうですが、スウェーデンも移民を積極的に受け入れているのです。この市場に行くと、さまざまな外国訛りのスウェーデン語を聞くことができますよ。またこの市場で働いている人たちはお客さんを見るととても積極的に声をかけてきます。スーパーマーケットのちょっと無機質な雰囲気とは違って、下町の情緒があふれる場所です。
ハートリエットの市場はこの野外市場だけではありません。この市場に建っている映画館と同じビルの地下にも市場があります。この地下の市場ではコーヒーやお茶、チョコレートなどの嗜好品、肉や魚、チーズなどが主に売られています。

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コーヒーやお茶の種類の豊富さにはびっくりです。紅茶に関してはアールグレイやダージリンといったメインストリームの紅茶はもちろん、日本茶や中国茶もうられています。紅茶に果物などを混ぜたお茶などもあり、どれも全部試したくなりますね。ちなみに、愛茶(Kärlekste)と名づけられたお茶もあります。紅茶にストロベリーやお花をブレンドしたお茶です。砂糖で作られた小さな赤いハートも茶葉に混じっていてかわいいです。バレンタインのプレゼントやお土産にもいいかも。こういうお茶専門のお店ではグラム単位で袋に入れてくれるので、好きな分だけ買えます。この日はヨーグルト・レモン風味のルイボス茶を買いました。

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ちなみに、スウェーデン独自の紅茶のブレンドで有名なのが、サーデルティーとよばれるブレンド茶です。(スウェーデン語ではSöderteと書きます。)紅茶にベリーやバニラ、お花などで風味をつけたお茶です。すごく香りがよいのでぜひお試しください。スーパーでティーバッグに入ったものも買えますが、こういう市場で茶葉だけをグラム単位で袋に入れてもらうタイプの方が美味しいと個人的に思います。

この地下の市場にはお店だけではなく、レストランやバーなどもあります。その中でも、カイサズ・フィスク(Kajsas Fisk)と呼ばれる魚料理を専門にするレストランは、スウェーデン人の間でも観光客にも本当に人気が高いです。土曜日の午後3時過ぎというかなり通常のランチ時間を外した時間帯に行ったのですが、お店は満席で注文するにも10分くらい並びました。人気のわりに店は小さいので相席が普通です。この人気レストランで一番人気メニューがお魚のスープ!フィスク・ソッパ (fisk soppa)といいます。このスープ、けっこう量が多めで、さらにパンとサラダつきで値段も約1000円程度とかなりリーズナブル。そして、とにかくおいしい!魚の身がいっぱいはいったトマト系のスープにえびや貝もふんだんにいれてくれます。かなり魚が主張をしている味ですが、日本人の口にはあうはず。一般的に、スウェーデンのレストランでスープを注文すると、日本人の口には塩が効きすぎたスープがよく出てきますが、ここのスープは塩も結構控えめで、味は魚から、という感じのスープでした。ちなみに魚の骨は全部抜いてあるのでとても食べやすかったです。

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買い物やランチに、ぜひハートリエット(Hötorget)を訪れてみてください!

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