カテゴリー: 自然

ベリー!ベリー!」

22 7月
2011年7月22日

イチゴはスイスでもとてもポピュラーな果物のひとつだ。スーパーなど店頭に並ぶイチゴは暖かいスペインやイタリアからの輸入品が多いが、前に紹介したシャフハウゼン州ではぶどう以外にイチゴの栽培にも力を入れており、旬には旧市街にもイチゴ農家の直売スタンドが出ている。 続きを読む →

「ワンダーランド・スイス」

17 6月
2011年6月17日

スイスに旅行に行こうという場合、期待するのはやはり牛や羊がのんびりと暮らす丘や氷河を頂く美しい山々などの雄大な自然だろう。登山電車やケーブルカーで登る3000メートル級の山からの景色もそれは素晴らしいものだが、スイスの自然をもっと身近に感じて堪能したいという場合にはサイクリングやハイキングが一番だ。 続きを読む →

「スイスの花粉症」

01 5月
2011年5月1日

私はスギ花粉症の持ち主だ。発症したのは二十歳を過ぎてからと遅かったが、それからスイスに来るまでの10数年間は2月中旬から5月頭まで薬無しでは過ごせないほどだった。スイスにはスギが無いのでこちらに来てからはようやく春を楽しめるようになったが、ではスイスに花粉症はないのかというと、実はある。

「花粉とアレルギー」ウェブサイト内のスイスの花粉情報・予報ページ
http://www.pollenundallergie.ch/Polleninfo/pollenprognose/
によると、スイスの花粉症時期は1月半ばのヘーゼルナッツHaselから始まる。

SW_0501_01.jpg

この写真では花部分が既に茶色くなってしまっているが、盛りの時期にはこれが花粉満載の状態で黄色く垂れ下がっている(ヘーゼルナッツはスイスでは街中でも田舎でもちょっとした茂みなどいたる所に生えており、秋には学校帰りの子供たちなどが競い合って実を拾っている)。2月に入るとハンノキErle、3月にはヤナギWeideやポプラPappel、3月下旬からはシラカバBirkeやトネリコEsche。

SW_0501_02.jpg

ヤナギ

SW_0501_03.jpg

トネリコ

4月からはプラタナスPlataneやナラEicheやブナBuche、そして5月に入ると芝GräserやヘラオオバコSpitzwegerich、6月にはスイバSauerampferやライムギRoggen。

SW_0501_04.jpg

SW_0501_05.jpg

スイバ

こんなのんびりとした牧草地帯も

SW_0501_06.jpg

人によっては初夏にはアレルゲン地帯になってしまう。7月にはイラクサ/ネトルNesselやヨモギBeifussやブタクサAmbrosiaがシーズンとなり、9月ぐらいまではずるずると続く。

地域の植生の違いによって該当するシーズンや花粉の「濃度」にはもちろん差があるが、統計的に見て発症する人が多くしかもその引き起こす症状が深刻なものの代表はヘーゼルナッツ、ハンノキ、トネリコ、シラカバ、芝、ライムギ、ヨモギ、そしてブタクサだ。ブタクサは北アメリカ原産の帰化植物で1999年以降スイス全土に急速に広まっており、アレルギーの原因としてはもちろん、土着の植生に対する「脅威」としても大きな懸念材料だ。ブタクサについての総合的な情報は
http://www.ambrosia-info.ch/
が詳しい。

前出の「花粉とアレルギー」ウェブサイトには、予防のため(というか花粉を回避するため)のアイデアや方法というものも紹介されている。

洗濯物を外に干さない(花粉が付着するから)
髪を定期的に洗う(これも髪に花粉が付くから)
旅行や休暇の時期を花粉情報と照らし合わせて調整する
庭の芝を定期的に短く刈る
山岳地帯や海辺は基本的に花粉量が少ない
飛散量が多い時期には屋外でのスポーツを控える
サングラスをかける(アレルギー反応を起こしている目の粘膜は通常よりも光に対して敏感なため)

など、なるほどと思うものも多いが、興味深いことにマスクの着用については一切触れられていない。街中でもマスクを着けている人は皆無だ。2009年に勢いを振るった新型インフルエンザの流行時にはさすがのスイス人もちらほらとマスクを着用していたが、スイス人にとっては「マスク=超危険なウィルスを防止するためのもの(もしくは塗装などの作業時に有害物質を防ぐためのもの)」というネガティブなイメージが強いのかもしれない。花粉予防としてのマスク、効果あるのに。

マッターホルンが間近に!ゴルナーグラート

21 1月
2011年1月21日

SW0102-001

スイスに行ったら一度は見てみたいマッターホルン。
マッターホルンを身近に眺めるには、登山電車で展望台のあるゴルナーグラートGornergratに行くのがおススメです。
雄大なマッターホルンを眺めながら、気軽なパノラマハイキングができます。
登山鉄道で登ったあと、緩やかな下りを散策するだけなので、体力に自信のない人も安心していけるコース。
まるで絵葉書そのままのような素晴らしい景色は、一生思い出に残る感動になること間違いありません。

SW0102-002

傾斜のきつい山道を登る登山鉄道のレールは、ギザギザがしっかりとついています。
ゴルナーグラートへの登山鉄道は、ツェルマット駅から出発。
ユングフラウ鉄道のような地下鉄でなく、ずっと地上を走ります。
展望台までの所要時間は40分あまり。
頂上までの道のりでは、車中から氷河の豪快な眺めが楽しめます。
右窓を中心に景色が広がります。

SW0102-003

SW0102-004

終点のゴルナーグラートに着くと、二つのドームがある建物が見えます。
ここに展望台がありますので、登ってみましょう。
くれぐれもあせらずに、ゆっくりと!
標高は3000m以上と高いので、すぐに息切れがしてしまいます。

SW0102-005

展望台は3135m。
氷河に囲まれたパノラマが360°で楽しめます。

SW0102-006

テラスで一休みしてから、もうちょっとマッターホルンを楽しむため、ちょっとしたハイキングに向かいましょう。

無理せず徒歩でマッターホルンの景色を楽しむには、登山鉄道を使い、山道は下るのがポイントです。
ゴルナーグラートから登山鉄道で一駅下った、ローテンボーデン駅Rotenbodenからスタートするのがおすすめ。
ローテンボーデンから徒歩で一駅分、リッフェルベルクRiffelbergまで下ります。
この区間はなだらかで歩きやすく、脚力に自信のない方でも普通のスニーカーで気軽に歩くことができます。
所要時間は、ゆっくりでも1時間程度。

もちろん頂上のゴルナーグラートからも下ることができますが、頂上から下る1駅分はけっこう険しい道のりなので、気をつけてください。

SW0102-007

道中では目前に広がるマッターホルンの眺めが本当に素晴らしい!
道端の高山植物などを楽しみながら、ゆっくり下っていくと、リッフェル湖に着きます。
雄大なマッターホルンと静かなリッフェル湖の素晴らしさに、思わず息を飲んでしまいます。
湖面にうつった逆さマッターホルンを写真におさめるチャンスです。
しかし、いつも微妙に風が吹き、さざ波が立っているので、頂上まで綺麗に撮影するのはあんがい難しい!

SW0102-008

湖の水は本当に澄んでいて爽やか。
小魚が泳いでいるのが見えます。

SW0102-009

リッフェル湖に別れを告げて下っていくと、最終地点リッフェルベルク駅Riffelbergに着きます。

SW0102-010

登山電車が来るまで、駅のテラスカフェで最後のマッターホルンの景色を楽しみます。
ビーチチェアの並んだテラス席で雄大な景色をゆったり楽しむ、夢のようなひと時。
ゆったりと静かに時間が流れて行きます。

駆け足で通り過ぎてしまうことの多い山の観光ですが、マッターホルンではぜひ小さなハイキングをして雄大な景色を楽しむことをおススメします。

マッターホルンへの出発点ツェルマット

06 1月
2011年1月6日

SW0101-001

スイスに行ったら一度は見てみたい、アルプスの名峰マッターホルン。
マッターホルンへ行くには、ふもとの村ツェルマットが出発点になります。
人口3700人ほどの小さな村には、いつも世界からの観光客がいっぱい。
なぜならツェルマット周囲にはマッターホルンだけでなく、スイス・アルプスの4000m級の山々が集中して連なっているからです。
展望台から眺めるアルプスの山々と氷河の大パノラマに感動です!

SW0101-002

マッターホルン行きケーブルカーの時刻を確認したら。
少しツェルマットの街を散策してみましょう。
山登りの前には、ツェルマットで早めの昼食をとっておくのがおススメ。
ここなら種類もお店も豊富です。
昼食のあとには、ついでに観光もしてしまいましょう!
とても小さい村なので、のんびり歩いてもすぐ見て回れます。
ツェルマットのメインストリートは約600m。
その小さい通りには、みやげもの屋やレストランが連なっています。

SW0101-003

道をゆっくり走るのは、こんなカワイイ電気自動車。
ツェルマットでは自然環境を守るため、普通自動車の通行が禁止されています。
ホテルの送迎バスも、すべてこの電気自動車となります。
ガソリン車が通らないと周囲がこんなに静かなのか、と改めて気付かされます。

SW0101-004

電気自動車のほかに走っているのは、観光客用の馬車。
シャンシャンと鈴を鳴らしながら馬車が走り、電気自動車がトコトコと横切り…
都会の喧騒とはまったくの別世界を感じさせられます。

SW0101-005

山小屋風レストランの窓には花がいっぱい飾られていてとても綺麗。
店もたくさん軒を連ね、メニューも店によって実にさまざま、本当に迷ってしまいます。

SW0101-006

ハイキングの前に、なにかスイス風のしっかりしたものが食べたい!
という時におススメの、名物料理エルパーマカロニ。
グラタンに似ていますが、中身がスイス風です。
ゆでたマカロニに、細かく刻んだゆでジャガイモと炒めた玉ねぎをまぜ、その上に温めた特製チーズと生クリームが少々かかっています。
腹ごしらえはこれで、夜までばっちり!

SW0101-007

メインストリートを散策すると、土産物店がいっぱい。
スイスはチョコレートも有名なので、ぜひ試してみたいところ。
こんな風に、グラムで量り売りしてくれるチョコレート専門店があります。

SW0101-008

SW0101-009

ツェルマットで時間があるなら、路地に入ってみるのがおススメ。
昔使われていた古い穀物小屋がならんでいる場所があります。
いくつもの古い山小屋がひっそりと立ち並ぶ風景に、メインストリートの喧騒をしばし忘れてしまいます。
この小屋は今でも、観光客の宿泊に利用されています。
Hotel Mont Calvinの先にある、スポーツ店バイヤールの手前の小道を入ったところにあります。

レストランで名物を食べ、土産物店を物色し、穀物小屋でツェルマット風情を味わったら、あっというまにケーブルカーの発着時間になります。

アルプスの景色とすがすがしい空気を楽しみながら、のんびりと自然を満喫できる素敵な村です。

SW0101-010

Copyright© 2017 スイス情報 All Rights Reserved.