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スイス第二の都市バーゼル

21 11月
2010年11月21日

バーゼルは、チューリヒに次ぐスイス第二の都市。
ドイツ・フランスと国境を接した交通の要で、工業都市として栄えています。
世界的に有名な製薬会社や化学工場が連なり、研究所には数多くのノーベル賞の受賞者も。
国際金融に重要な地位を占める国際決済銀行もある、国際都市です。
そんなバーゼルも、実は古くから学問が盛んだった文化都市。
美術館も多く、古い町並みを散策するだけでまた訪れたくなる街です。

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バーゼルの街はライン河沿いにあります。
ラインの滝から、スイスの街を通ってきたロイス川やアーレ川が合流し、大河となったライン河。
ライン河岸で5番目に大きい河川港がここにあります。

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バーゼルの中心はマルクト広場Marktplatz。
路面電車が行きかうこの広場には、市場が立ったりしていつも人がいっぱいです。

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マルクト広場に面して建つ、ひときわ目立った赤い建物が市庁舎Rathaus。
赤い砂岩で作られた市庁舎はバーゼルのシンボルです。
中にも気軽に入れるのでぜひのぞいてみてください。
美しい壁画が描かれた内部は、まるで美術館のよう。
クリスマスにはここに素敵なクリスマスツリーが飾られます。

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マルクト広場の周辺の小さい通りに入ると、旧市街です。
旧市街には古い町並みが残っていて、どこを散策しても楽しくなります。

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建造年が「1438年」と書かれた建物も残っていてびっくり!

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バーゼルは美術館が多いことでも知られています。
歴史美術館Historisches Museumのほか、エル・グレコやレンブラント、セザンヌ、ピカソなど貴重な作品を収めている美術館Kunstmuseum、民族博物館Museum für Völkerkunde、ユダヤ博物館Jüdisches Museum den Schweiz等。
これだけのためにバーゼルを訪れる価値も十分です。

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さて、旧市街を散策し終わったところで、バーゼルの街並みを上から眺めてみましょう。
バーゼルの街をライン河沿いに眺める絶景ポイントは大聖堂Münsterのあるミュンスター広場Münsterplatz。
赤い砂岩のゴシック様式の大聖堂は12世紀に建てられ、14~15世紀の改築、地震などを経て今のすがたになりました。
塔からはライン河とバーゼルの街並み、フランスのヴォージュやドイツの黒い森まで見ることができます。

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橋の向こう側は新市街。
現代的なディスプレイが素敵なショッピング・ストリートです。
路面電車も走る大きい橋、ヴェットシュタイン橋Wettsteinbrückeへ出てみましょう。
ここを渡って右岸の散歩道から眺めるバーゼルの街も素敵です。

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旧市街からヴェットシュタイン橋を渡るときには、ちょっと上を見上げてみましょう。
新市街に向かって「アッカンベー」をしている面白い彫刻があります。
バーゼルのカーニバルは独特のジョーク合戦で有名。
ここにもバーゼル市民ならではの茶目っ気が感じられます。

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バーゼルはなぜか靴屋さんが多いです。
スイスでオシャレな靴を買いたい人にはおススメかもしれません。

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バーゼルのお土産にはレッケリLäckeli。
ナッツと砂糖があっさりとした食感で、お茶やコーヒーに良く合います。

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時間のある人にはバーゼル動物園Zoologischer Gartenを訪問するのもおススメです。
バーゼル中央駅からすぐの場所にある市民の憩いの場です。
国境が近いので、フランスやドイツからの家族連れもたくさんいます。

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散策を満喫したら、地元の人達に交じって聖エリザベート教会前の階段で休憩。

歴史がいっぱいつまった旧市街と、活気のある新市街が楽しいバーゼル。
いつ行っても新しい発見がいっぱいです。

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ザンクトガレン

11 11月
2010年11月11日

ザンクトガレンは、かつてアルプス以北の全ヨーロッパに影響を与えたほど力を持った町でした。
大聖堂と重厚な建造物から、スイス東部の繊維工業の中心として栄えてきた昔の面影を今も感じられます。
ゆっくり散歩するのにぴったりな、落ち着いた雰囲気の静かな町です。
山のハイキングの合間に、ぜひ訪れてみたいですね。

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駅前広場を出るとすぐに、ヨーロッパらしい建物が目に飛び込んできます。
ザンクトガレンの見どころは、バロック様式の建物の並んだ旧市街。
旧市街に入るには駅前広場を渡ってSt-Leonhardstrasseで左に曲がります。

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ヨーロッパらしい優雅な雰囲気の噴水のある広場。
噴水をさらに突っ切ると旧市街に入ります。

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ザンクトガレンの旧市街では、建物に特徴のある出窓がついています。

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一軒一軒違う凝ったデザインの出窓は、見て歩くだけで楽しくなります。
バロック装飾の古い建物はただ保存しているだけではありません。
内部にはオシャレなブティックなどのテンポが入っていて、普通にショッピングできるようになっています。
現代的なディスプレイとバロック装飾が違和感なく調和している風景は、不思議な感動を呼びます。
出窓を眺めながら右に進んでいくと、大きなバロック様式の大聖堂が現れます。

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あまりの壮大さと美しさに息を飲みます。
この大聖堂は、町の名前の由来である聖ガルスが621年に作った小さな僧院が始まりでした。720年にベネディクト派によって大発展をとげ、その後、何度も火災や破壊で損傷しました。
現在のものは18世紀に建てられたものだそうです。

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スイスの代表的な後期バロック様式の教会です。
2本の尖塔が印象的。
大聖堂前は広い芝生の広場になっていて、市民や観光客が気軽に座って休憩する憩いの場になっています。

大聖堂は、内部も豪華な装飾がほどこされて、まるで宮殿のよう。
かつての教会の力と町の財力が想像されます。
隣接する旧修道院とともに、世界遺産に登録されています。

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近くにある屋根の模様が美しい教会は、聖ロレンツォ教会です。

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大聖堂を抜けたところにある大きい広場には、ガルス像が立っています。

アイルランドから布教にやってきたガルス聖人は、「コンスタンツ湖とセンティス山にはさまれた美しい緑の野」に小さな僧院を立てました。
彼が持ってきた経典を学ぼうとする層が次々と集まり、職人や農民たちが集落を作り、ザンクトガレンは織物の町として栄えるようになりました。
そして小さな僧院の町は、スイスの学問や文化の中心的存在まで発展したのです。

スイスというと山や自然ばかりが注目されがちですが、歴史や学問でも豊かさを感じられる町もたくさんあります。
世界遺産の大聖堂のあるザンクトガレンに、ぜひ足をのばしてみてください。

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