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キリスト教巡礼の町アインシーデルン

22 12月
2010年12月22日

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ヨーロッパの国々には、「聖ヤコブの道」というキリスト教徒の巡礼ルートがあります。
ヨーロッパ大陸南西部のイベリア半島をイスラム教徒が支配していた中世の頃、イベリア半島最西端のサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指してキリスト教が通ったのがこの道。
「聖ヤコブの道」の一つは、スイスの東にあるザンクトガレンか、ドイツのコンスタンツからこのアインシーデルンEinsiedelnを通り、スイスを横断します。

アインシーデルンでは、壮大なバロック教会が有名。
さすがキリスト教の巡礼の地だけあって、毎年大規模なクリスマスマーケットが開かれます。

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教会前では、クリスマスマーケット恒例の楽隊が音楽を奏でています。
アインシーデルンの教会は、バロック様式でとても壮大で美しい建物です。
左右は140m、2つの塔の高さは37m。
内部にはきらびやかなガウンをまとった木彫りの黒いマリア像があります。
写真撮影は禁止されていますので、ここではお見せできませんが…
教会前の左右に張り出した部分はアーケードになっていて、教会のお土産が売っています。
絵葉書のほか、素敵なロザリオなどもたくさんあります。

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さすが巡礼の地だけあって、クリスマスマーケットの混雑はただものではありません!
スイスではめったに見られない人ごみです。

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クリスマスマーケットで売っているものは、キャンドル、クリスマスの飾り。
そのほか、さまざまなスパイスやお茶、毛糸の帽子やマフラー、おもちゃ。
アロマオイルや、アクセサリーなど…
実にさまざまです。
家族や知人へのクリスマスプレゼントを探す人々でごった返しています。

キャンドルは、伝統的なものには4つロウソクがついています。
クリスマスの4週間前から、4つのキャンドルに1週間ひとつずつ、明りをともしていきます。
素敵なデコレーションのものが多く、ヨーロッパらしい雰囲気いっぱい。
見ているだけで楽しくなります。

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クリスマスのお菓子も実にさまざま。
焼き菓子の上にマジパンをのせ、そこにサンタクロースやトナカイの絵がプリントしてあります。

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スイスでは秋から焼き栗の露店が出ています。
どこの街角でも出ているので、見かけたらぜひ食べてみてください。
日本の甘栗と違い、砂糖で甘くしたりせず、そのまま炒ってあります。
量り売りで買うと、このように紙袋に入れて渡されます。
寒い冬には、焼き栗の袋の暖かさがうれしくなります。

そのほか、寒い時期にはグリューワインという温かいワインもおススメです。
こちらも露店で売っています。
これは温めた赤ワインに、シナモンやリンゴ、オレンジを入れたもの。
仕事の帰りは、グリューワイン片手に寒いホームで電車を待ちます。
…あまりに寒いときは全く酔わず、ほっこりと体が温まっていく感じです。

クリスマスマーケットはアインシーデルンが有名ですが、この時期はスイスどこでも開催されています。

焼き栗とグリューワインを片手に、スイスのクリスマスマーケットを散策してみてください。

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スイスの玄関チューリヒ

18 12月
2010年12月18日

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チューリヒは国際金融の中枢で知られる銀行の街。
スイス最大の都市です。
チューリヒ空港からスイスの第一歩をここに印す観光客も多いですね。

忙しく歩く銀行員やビジネスマンが多く、高級店が並ぶ活気のある街。
しかしリマト川に沿った旧市街は、見どころいっぱいの観光名所でもあります。
ビジネス街と旧市街がうまくミックスして品のよさを出しています。

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チューリヒ中央駅は、ヨーロッパらしい入口が素敵。
フランスやイタリアなど、外国への路線もたくさん発着するターミナル駅です。
構内にはレストランやブティック、電話局やスーパー、スポーツジムまでなんでも揃っていて便利。

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駅前から、いろいろな店や高級デパートが連なるメインストリート、バーンホフ通りBahnhofstrasseが始まります。
ショッピングをするならこの通り。

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オシャレなブティックのほか、ルイヴィトンやプラダなどの高級店もたくさん並んでいます。

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時計で有名なスイスだけあって、高級時計店もたくさん。
時計店の入口に、民族衣装の人形が踊る機械時計を見つけました。

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チューリヒは歩いて観光できますが、とても広い街なので、路面電車を活用するとよいでしょう。
一日乗車券が便利です。

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バーンホフ通りはビジネス街でもあります。
クレディスイスやUBSなどの銀行のほか、さまざまな銀行が集まっていて、まさに世界の金融の中心。

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そんなビジネスと高級店の通りからふと小路へ目を向けると、かわいい旧市街がひろがっているのが面白いところ。

旧市街は、橋を渡った向こう側のリマト川左岸に広がっています。

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湖岸橋ケーブリュッケQuaibrückeの上から眺める旧市街の景色は、絶好の撮影ポイント!
青い尖塔が印象的なフラウミュンスターFraumünsterと大寺院Grossmünsterが街のシンボルです。
フラウミュンスター内にはシャガール作の、5色が華やかで美しいステンドグラスがあります。

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旧市街は見どころがいっぱい。
ケーブリュッケを渡ると旧市街のメインストリート、ニーダードルフ通りNiederdorfstrasseに入ります。
入口あるカフェODEONは、オシャレな人が集まる有名カフェ。
いかにもヨーロッパらしい内装が洗練された雰囲気です。

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旧市街は石畳が敷かれた古い繁華街です。

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カフェやレストラン、小さなブティック、ギャラリーやアンティークのお店などがたくさん。
眺めて歩くだけで時間を忘れそうです。

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スイスの宗教改革者、ツヴィングリが住んでいた家のあともあります。

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ニーダードルフ通りの終点には大寺院Grossmünsterがあります。
スイス最大のロマネスク様式のこの教会は、11世紀から13世紀にかけて建てられました。
壮大な建物ですが、丸い尖塔がなんだか可愛らしい雰囲気。

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旧市街の横道を登ると、チューリヒ発祥の地リンデンホフLindenhofに出ます。
表示を見逃さないように細い小道に入って階段を上ります。

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ここもリマト川と右岸が一望できる撮影ポイント。
人も少なく、ベンチで静かにゆったりとひと休みできる雰囲気です。

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旧市街を抜けてまた駅方面へ歩くと、チューリヒをざっと一回りできます。
チューリヒには美術館や博物館がたくさんあります。

スイス史にまつわる生活用具や家具などのコレクションが面白いスイス国立博物館Landesmuseumのほか、近代絵画コレクションのチューリヒ美術館Kunsthaus、印象派コレクションのビュールレ美術館Sammlung E.G.Bührleなど、美術館好きなら必見の美術館がいっぱい。
旧市街にある小さな人形博物館Puppenmuseum、マイセン陶磁器を集めたギルドハウスマイセンZunfthaus zur Meisenを訪ねてみても面白いですね。

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チューリヒは学問の街でもあります。
ニーダードルフを抜けて、坂道の車道ヒルシェングラーベンHirschengrabenに出ると、丸い塔が教会のようなチューリヒ大学が見えます。

チューリヒ大学の隣には、アインシュタインが卒業し教鞭をとり、今もノーベル受賞者が集まるスイス連邦工科大学Technische Hochschuleがあります。
バーンホフ橋の横にあるミニケーブルカー、ポーリーバーンで上ると構内に登れ、街を見渡すことができます。

ビジネスと中世のたたずまいが調和した、スイス最大の街チューリヒ。
歴史の古さと対称的な新しい文化も感じさせる、魅力のある街です。

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