「スイスの花粉症」

01 5月
2011年5月1日

私はスギ花粉症の持ち主だ。発症したのは二十歳を過ぎてからと遅かったが、それからスイスに来るまでの10数年間は2月中旬から5月頭まで薬無しでは過ごせないほどだった。スイスにはスギが無いのでこちらに来てからはようやく春を楽しめるようになったが、ではスイスに花粉症はないのかというと、実はある。

「花粉とアレルギー」ウェブサイト内のスイスの花粉情報・予報ページ
http://www.pollenundallergie.ch/Polleninfo/pollenprognose/
によると、スイスの花粉症時期は1月半ばのヘーゼルナッツHaselから始まる。

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この写真では花部分が既に茶色くなってしまっているが、盛りの時期にはこれが花粉満載の状態で黄色く垂れ下がっている(ヘーゼルナッツはスイスでは街中でも田舎でもちょっとした茂みなどいたる所に生えており、秋には学校帰りの子供たちなどが競い合って実を拾っている)。2月に入るとハンノキErle、3月にはヤナギWeideやポプラPappel、3月下旬からはシラカバBirkeやトネリコEsche。

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ヤナギ

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トネリコ

4月からはプラタナスPlataneやナラEicheやブナBuche、そして5月に入ると芝GräserやヘラオオバコSpitzwegerich、6月にはスイバSauerampferやライムギRoggen。

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スイバ

こんなのんびりとした牧草地帯も

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人によっては初夏にはアレルゲン地帯になってしまう。7月にはイラクサ/ネトルNesselやヨモギBeifussやブタクサAmbrosiaがシーズンとなり、9月ぐらいまではずるずると続く。

地域の植生の違いによって該当するシーズンや花粉の「濃度」にはもちろん差があるが、統計的に見て発症する人が多くしかもその引き起こす症状が深刻なものの代表はヘーゼルナッツ、ハンノキ、トネリコ、シラカバ、芝、ライムギ、ヨモギ、そしてブタクサだ。ブタクサは北アメリカ原産の帰化植物で1999年以降スイス全土に急速に広まっており、アレルギーの原因としてはもちろん、土着の植生に対する「脅威」としても大きな懸念材料だ。ブタクサについての総合的な情報は
http://www.ambrosia-info.ch/
が詳しい。

前出の「花粉とアレルギー」ウェブサイトには、予防のため(というか花粉を回避するため)のアイデアや方法というものも紹介されている。

洗濯物を外に干さない(花粉が付着するから)
髪を定期的に洗う(これも髪に花粉が付くから)
旅行や休暇の時期を花粉情報と照らし合わせて調整する
庭の芝を定期的に短く刈る
山岳地帯や海辺は基本的に花粉量が少ない
飛散量が多い時期には屋外でのスポーツを控える
サングラスをかける(アレルギー反応を起こしている目の粘膜は通常よりも光に対して敏感なため)

など、なるほどと思うものも多いが、興味深いことにマスクの着用については一切触れられていない。街中でもマスクを着けている人は皆無だ。2009年に勢いを振るった新型インフルエンザの流行時にはさすがのスイス人もちらほらとマスクを着用していたが、スイス人にとっては「マスク=超危険なウィルスを防止するためのもの(もしくは塗装などの作業時に有害物質を防ぐためのもの)」というネガティブなイメージが強いのかもしれない。花粉予防としてのマスク、効果あるのに。

「シュウィンゲン―スイスの根っこ:その2」

16 4月
2011年4月16日

シュウィンゲン大会は、スポーツとしてももちろんだが、その雰囲気や競技以外の部分も興味深い。取り組みの最中に折りに触れて吹かれるアルプホルンも、地元のヨーデルクラブが歌うナトゥアヨーデルNaturjodel(直訳すると「自然ヨーデル」となるが、要はメロディだけで歌詞がないヨーデル本来の姿)も、ファーネンシュウィンゲンFahnenschwingenと呼ばれる「旗の舞」の披露も、すべて観光目的の出し物ではなく伝統行事の必須材料としてそこにある。

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スイスの民族楽器のひとつである、鍵盤の代わりに何十個もの丸いボタンを操作しで演奏する小型のアコーディオン「シュヴィーツァーオーゲリSchwyzerörgeli」を用いた民俗音楽を披露するグループも見られ、素朴なスイス本来の姿を垣間見ることもできる。

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会場併設の飲食施設では焼きソーセージやギプフェリと呼ばれる各種クロワッサン(クロワッサンはスイスでは朝食や軽食として大変一般的)やカフェ・シュナップスというアルコールがたっぷりと入ったコーヒーなどを楽しむこともできるが、シュウィンゲン大会の飲食のメインは昼食に頂く「シュパッツSpatz」と呼ばれる料理。シュパッツというのはドイツ語でスズメのことなのだが、これはスズメ肉料理ではなく牛スジ肉と野菜(主にインゲン)を煮込んだポトフのこと。料理名の由来や出典はスイス人自身もよく知らないというこのシュパッツだが、スイスでは兵役の際の軍隊料理としても食される超ローカルメニューだ。会場の巨大飲食テントにほぼ全ての観客が一堂に会してこのシュパッツを頂く光景は圧巻。
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「振舞い料理」ではないのでもちろん有料だが、肉や野菜はもちろん付け合せのジャガイモのお代わりも充分に用意されているのでおなかが一杯になることは間違いない。

シュウィンゲンは毎年3月下旬ぐらいから各地で大会が開催されている。それに合わせるかの如く、今年の3月中旬からこちらではシュウィンゲンをテーマにした新作ドキュメンタリー映画「ホーゼルップフHoselupf」(ホーゼルップフとはシュウィンゲンを意味する別の言葉であるホーゼンルップフHosenlupfをスイス訛りで発音したもの)が公開されている。日本公開の有無は現在未定だが、登場キャストの一人であるシュウィンガーのクリスティアン・シュトゥッキChristian Stucki(本業はトラックの運転手)が日本の相撲部屋で稽古をした際のシーンも含まれており、日本で公開されたら日本人にとっても興味深いものになるだろう。
春から既に始まっているシュウィンゲンシーズンだが、ハイシーズンはやはり初夏から秋にかけてだ。個人的に特にお勧めなのは東スイス地方の名峰センティスSäntisの麓シュウェグアルプSchwägalpで開催されるもの(2011年は8月21日開催予定)だが、今年は9月4日からベルン州インターラーケンで200年以上の歴史があるウンシュプンネン・シュウィンゲトが開催される。会場には入場料やチケットが不要なパブリックビューイングゾーンもあるので、この時期にインターラーケンに行かれる方はお見逃しなく。

2011年のシュウィンゲン大会開催スケジュール一覧(連邦シュウィンゲン連盟HP内)
www.esv.ch/feste-anlaesse-aktiv.php
ウンシュプンネン・シュウィンゲトHP
www.unspunnen-schwinget.ch
映画「ホーゼルップフHoselupf」公式HP
www.hoselupf-derfilm.ch

「シュウィンゲン―スイスの根っこ:その1」

08 4月
2011年4月8日

スイスの国技にあたるスポーツとは、スキーでもサッカーでも馬術でもなくシュウィンゲンSchwingenと呼ばれるお相撲だ。
主にドイツ語圏のスイスで盛んなこのシュウィンゲン、日本の相撲と比較して似ている部分は、例えばスポーツであると同時に伝統行事でもあること、シュウィンガーケーニックSchwingerkoenig(シュウィンゲン王者、スイス相撲の横綱のこと)がスポーツ選手としてはもちろん人間としても尊敬と憧れの対象であること(なので競技以外の場面でも王者の発言や行動にはそれなりのものが求められる)など。絶対的な違いはシュウィンガーSchwinger(力士)がプロではないこと(全員が通常は大工さんだったり農夫だったりする「アマチュア」だ)と、成績優秀者や大会の優勝者には名誉と地位を象徴する冠の他に大変実用的な商品(大会のスポンサーにもよるが、車のタイヤセットとか電動のこぎりとか巨大なカウベルとか)が出るものの、賞金は出ないことだ。3年に1度開催される全国大会の優勝者商品は、何と雄牛!だ。

シュウィンゲンの試合は基本的に屋外で行われ、シュウィンガーは「まわし」ではなく特殊な形状の皮製半ズボンを着用して試合に臨む。

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取り組みはおが屑を円形に敷いた闘技場の上でシュウィンガー同士が組み合った状態からスタートし、どちらかのシュウィンガーの背面側の両肩がおが屑面に着くことで勝敗が決着する。闘技リングの外に押し出したりただ倒すだけではダメなのだ。取り組みには時間制限があり、時間内に両肩が着かない場合は引き分けという結果もある。さらに「魅力的な試合だったか」など戦い方による複雑な得点制度(敗者にも得点が付く)もあるので、単純な勝ち負けだけでトーナメントが進まない所なども興味深い。

シュウィンゲンの大会会場では、相撲闘技場の側でシュタインシュトーセンSteinstossenと呼ばれる「石投げ競技」もセットで行われるのが普通だ。

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ベルン州のインターラーケンでは200年以上の歴史と伝統を誇る「ウンシュプンネン・シュウィンゲトUnspunnen Schwinget」と呼ばれる大会があり、この大会のシュタインシュトーセンでは83.5kgもの重さがあるウンシュプンネン・シュタインUnspunnensteinという名前の(これまた歴史ある)特別な石が使われるのだが、他の大会でも基本的には40kg以上ある石が用いられ、これを屈強な男性が担ぎ上げてえいやーっ!と投げ飛ばしその飛距離を競うのだ。ちなみに現在までの最高記録は、先述のウンシュプンネン・シュタインで4メートル11センチ。大男がおが屑にまみれるシュウィンゲンも力任せに石を投げ飛ばすシュタインシュトーセンも、お世辞にも洗練されているとは言い難い行事だが、スイスが本来どういう性格の国であるかを象徴するひとつの例でもある。

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美術館好きにおススメ!ヴィンタートゥーア

25 3月
2011年3月25日

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ヴィンタートゥーアはチューリヒの北東約25kmにある街。
昔から重工業や繊維業で栄え、今はヴィンタートゥーア保険で有名な街です。
ショッピングが楽しい旧市街ですが、古い街並みがあまり残っていないのが残念…。
でも実は、市民一人当たりの美術品数が世界一という、美術品の街。
実業家で美術品収集家であったオスカー・ラインハルトのコレクションがある美術館が有名です。
所蔵作品はマネやエル・グレコ、ブリューゲルなど、すばらしい作品ばかり。
美術館好きならぜひ足を延ばしてみたい街です。

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ヴィンタートゥーアの旧市街は、ショッピングが楽しい通り。
駅前からすぐに旧市街に入れます。
ウンタートール通りUntertorstrasseとマルクト通りMarktgasseが旧市街のメインストリート。
いつも買い物客でにぎわうこの通りは、両側にたくさんお店が立ち並び、活気のある雰囲気。
思わずショッピングに走ってしまいそうですが…
美術館に行くならば、閉館の時間を考えてほどほどにしておかなければなりません…

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旧市街は近代的な町並みになっていますが、古い建造物も残っています。
マルクト通りをしばらく行くと、右側に本を読んでいる人の彫像がある柱が見えてきます。
ここを右に曲がると、教区教会Stadkircheの広場に出ます。
ベンチや子供があそべるスペースがあって、日向ぼっこ最適なのんびりした所。

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教会前にはさっそくゲヴェルベ美術館Gewebemuseumが登場。
工業関係の展示があります。
この街では歩くたびに美術館に巡り合います。

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ヴィンタートゥーアは音楽専門学校でも知られている街。
あちらこちらにギター専門ショップがあります。

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教会に入った小道をまた戻り、マルクト通りを歩きます。
しばらく行くと左側に一つだけ、古~い建物が見えてきます。
これは1784年に建造された市庁舎。

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中は通り抜け出来るようになっています。
落ち着いたカフェや、美術本を売っている本屋さんが入っていて素敵です。

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通り抜けた反対側から、市庁舎の壁面を眺めると。
このように手の込んだ装飾模様が施されているのがわかります。

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通り抜けた正面に、ラインハルト美術館Reinhartgalarieがあります。
スイスの画家セガンティーニやホドラーの作品が展示してあります。
広い館内でゆったり鑑賞できる雰囲気です。
隣には広い公園があります。

ラインハルトの個人コレクションは、ここから少し離れた坂の上にあるレーマホルツ美術館Am Roemerhorzにあります。
ブリューゲルやドガなど、美術ファンならぜひ一度は鑑賞したい作品がたくさん。
こちらの美術館に行きたい場合は、時間を考えてプランを練りましょう。

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このあたりは歴史のある建物が集中して残っています。
ウンタートール通りを行くと右に旧市民公会堂Altes Stadhausがあります。
雰囲気がウィーンの議事堂にそっくり。
美術館や歴史建造物が多いヴィンタートゥーアでは、観光標識があちこちに立っています。
とても親切でわかりやすく助かります。

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公会堂の向い、ムゼウム通りMuseumstrasseには美術館Kunstmuseumがあります。
彫像が並んだローマ風の建物には、ドガやマチス、ゴッホやボナールのほか、スイスの画家ホドラーなどの作品が展示されています。
ここまでは徒歩でまわれますが、ここからレーマーホルツ美術館に行く場合は、バスを利用するのもおススメです。
Stadthaus停留所から10番でSpital下車、坂道を徒歩で15分ほど歩きます。
健脚の方はここから徒歩で40分ほどでしょう。

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あまり健脚ではありませんが、天気が良いので思わず歩きます…
しかし徒歩にしても後悔しない素敵な景色。
区役所がゆったり荘厳に立っているかと思えば。
POPな可愛い建物が登場し、これは警察署&刑務所と知って驚きました!

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だんだん登りの坂道が急になってきました…
地ビールのハルデングートHaldengutの工場が見えてくると、あと15分ほどの道のりです。

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高級住宅地の間を登っていく坂道になります。
森に囲まれた高台は、景色もよく素晴らしい環境。
「リスに注意」の看板もうなずけます。
遊歩道の看板が出ている道を抜けると、やっと目的地です!

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レーマーホルツ美術館は、作品の収集家オスカー・ラインハルトの個人邸宅でした。
展示品だけでなく、建物や庭園も趣があります。
森林に囲まれた静かな環境は静かに美しく、美術鑑賞にはぴったりの雰囲気です。

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素晴らしい美術作品を堪能したあとは。
静かな明るいカフェでコーヒーとホームメイドケーキを味わいつつ、庭園の景色を眺めます。
庭園の中のテラス席で、カフェに置かれている美術本を眺めて過ごすのもいいですね。

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ヴィンタートゥーアは素晴らしい美術作品が集まっている街。
その素晴らしい美術品を囲む美しい自然環境が、鑑賞後の感動をより静かに深めてくれます。

美しい夕陽と旧市街の思い出・ツーク

07 3月
2011年3月7日

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スイスの中心に位置するツーク。
小さいながらも外国企業が多数の支社を置く、国際的な街です。
街の歴史は古く、商業に重要なゴッタルドルートの分岐点に当たるため、中世からさまざまな貴族の支配下にありました。
旧市街には今でも古い街並みがたくさん残っています。
とても小さい街なので、急ぎ足でなく、じっくり建物を見て回ることができます。
ツークは日没が美しい街としても知られています。
湖のほとりを歩きながら、雪山をバックに美しい夕陽を堪能してみてはいかがでしょう。

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ツークのシンボルはこの時計塔Zytturm。
ここが旧市街への入り口になります。
高さ52mのこの塔は、昔は風を観測するために使われていました。
壁面に描かれた時計の下に、天文時計があるのが特徴。
下にはスイス各州の旗が描かれています。

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時計塔の向かいにあるのがコーリンプラッツKolinplatz。
中心には騎士コリンKolinの像が立った噴水があります。
昔に街を救った騎士と言われ、もう一つのツークの象徴となっています。

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塔の下トンネルをくぐると、旧市街に入ります。
いかにも欧州風の花屋や肉屋が、中世風の古い建物にマッチしています。

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ツーク旧市街の街並み散歩では、たくさんの美しい壁画の家々やしゃれたブティックを見つけることができます。
17世紀ころに建てられた古い劇場もそのままの姿を残しています。

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建物を良く見ると、建造された年が刻まれています。
1540年とはびっくり!
石造りの家の強度を感じますね。

ツークの旧市街は昔もっと広かったそうです。
しかし1435年と1887年に湖の増水で土砂崩れが起き、美しい旧市街の大半が崩壊してしまいました。
今残されている旧市街は、当時の面影を伝える重要な建造物ばかりです。

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時計塔のそばには、昔の市役所が残っています。
上部の階段のような装飾がとても印象的。
中にはツークで最高の味と言われる、スイス料理の高級レストランが入っています。

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旧市街を抜けるとツーク湖Zugerseeに出ます。
石畳の敷かれた広いスペースには、カフェのテラス席がたくさん。
夕陽の美しさを眺めながらドリンクを飲むには。
湖にむかって立つRestaurant Schiffの2階テラス席がおススメです。

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とは言っても。
日没にはまだ時間が早いので、もう少し散策してみます。
旧市街には行政関係の建物もたくさん立っています。
どれも中世風の街並みに溶け込むような、重々しくも美しい建物ばかり。

湖ぞいの散歩道をぬけて新市街方面に向かうと、市議会堂があります。
中世風の素敵な建物ですが、よく見ると前庭に記念碑があります。
これは2001年9月に市議会堂で乱射事件があった後に作られた慰霊碑です。
古い歴史的な建物も、こうして悲哀と喜びの歴史をいまだ重ね続けているのだと実感します。

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市議会堂の向かいには、中央郵便局があります。
中央に丸い屋根が乗った、重厚な建物。
思わず手紙を出しに行きたくなってしまいます。

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郵便局からまた旧市街方面に戻ってみます。
ツークの警察署を見つけました。
金文字が素敵です。
街の文書保存機関の入り口には、白地に青のツーク州旗が描かれています。

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カジノ前の坂道を上がると、粉の塔Pulverturmがあります。
16世紀に建てられ、火薬粉や武器の倉庫として使われていました。
周辺には、当時の城塞をしのばせる建物が残っています。

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粉の塔ぞいに坂道を登っていくと、鋭い尖塔が美しい聖オズワルド教会St.Oswaldkircheがあります。
後期ゴシック様式のこの建物は、内部もすっきりと優雅な雰囲気。
一見の価値ありなので、坂道もがんばって登りましょう!

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さて、ツークの旧市街散策も終わり。
気になるのは、美味しいもの…

ツークの名産はサクランボ。
サクランボのケーキ、キルシュトルテKirschtorteが有名です。
食べてみると、サクランボリキュールの効いた、スッキリと大人の味。
とても甘さ控えめで、さらっとしたケーキです。

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やっと日が落ちてきました。
湖に落ちて行く素晴らしい夕陽を眺めながら、中世の街並みに思いをはせるひとときです。

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