スイスの玄関チューリヒ

18 12月
2010年12月18日

SW1201-026

チューリヒは国際金融の中枢で知られる銀行の街。
スイス最大の都市です。
チューリヒ空港からスイスの第一歩をここに印す観光客も多いですね。

忙しく歩く銀行員やビジネスマンが多く、高級店が並ぶ活気のある街。
しかしリマト川に沿った旧市街は、見どころいっぱいの観光名所でもあります。
ビジネス街と旧市街がうまくミックスして品のよさを出しています。

SW1201-001

チューリヒ中央駅は、ヨーロッパらしい入口が素敵。
フランスやイタリアなど、外国への路線もたくさん発着するターミナル駅です。
構内にはレストランやブティック、電話局やスーパー、スポーツジムまでなんでも揃っていて便利。

SW1201-002

駅前から、いろいろな店や高級デパートが連なるメインストリート、バーンホフ通りBahnhofstrasseが始まります。
ショッピングをするならこの通り。

SW1201-003

SW1201-004

SW1201-005

オシャレなブティックのほか、ルイヴィトンやプラダなどの高級店もたくさん並んでいます。

SW1201-010

時計で有名なスイスだけあって、高級時計店もたくさん。
時計店の入口に、民族衣装の人形が踊る機械時計を見つけました。

SW1201-007

チューリヒは歩いて観光できますが、とても広い街なので、路面電車を活用するとよいでしょう。
一日乗車券が便利です。

SW1201-006

バーンホフ通りはビジネス街でもあります。
クレディスイスやUBSなどの銀行のほか、さまざまな銀行が集まっていて、まさに世界の金融の中心。

SW1201-008

そんなビジネスと高級店の通りからふと小路へ目を向けると、かわいい旧市街がひろがっているのが面白いところ。

旧市街は、橋を渡った向こう側のリマト川左岸に広がっています。

SW1201-011

湖岸橋ケーブリュッケQuaibrückeの上から眺める旧市街の景色は、絶好の撮影ポイント!
青い尖塔が印象的なフラウミュンスターFraumünsterと大寺院Grossmünsterが街のシンボルです。
フラウミュンスター内にはシャガール作の、5色が華やかで美しいステンドグラスがあります。

SW1201-012

旧市街は見どころがいっぱい。
ケーブリュッケを渡ると旧市街のメインストリート、ニーダードルフ通りNiederdorfstrasseに入ります。
入口あるカフェODEONは、オシャレな人が集まる有名カフェ。
いかにもヨーロッパらしい内装が洗練された雰囲気です。

SW1201-013

SW1201-017

旧市街は石畳が敷かれた古い繁華街です。

SW1201-014

SW1201-015

カフェやレストラン、小さなブティック、ギャラリーやアンティークのお店などがたくさん。
眺めて歩くだけで時間を忘れそうです。

SW1201-018

スイスの宗教改革者、ツヴィングリが住んでいた家のあともあります。

SW1201-016

ニーダードルフ通りの終点には大寺院Grossmünsterがあります。
スイス最大のロマネスク様式のこの教会は、11世紀から13世紀にかけて建てられました。
壮大な建物ですが、丸い尖塔がなんだか可愛らしい雰囲気。

SW1201-019

SW1201-028

旧市街の横道を登ると、チューリヒ発祥の地リンデンホフLindenhofに出ます。
表示を見逃さないように細い小道に入って階段を上ります。

SW1201-020

ここもリマト川と右岸が一望できる撮影ポイント。
人も少なく、ベンチで静かにゆったりとひと休みできる雰囲気です。

SW1201-021

SW1201-023

SW1201-024

旧市街を抜けてまた駅方面へ歩くと、チューリヒをざっと一回りできます。
チューリヒには美術館や博物館がたくさんあります。

スイス史にまつわる生活用具や家具などのコレクションが面白いスイス国立博物館Landesmuseumのほか、近代絵画コレクションのチューリヒ美術館Kunsthaus、印象派コレクションのビュールレ美術館Sammlung E.G.Bührleなど、美術館好きなら必見の美術館がいっぱい。
旧市街にある小さな人形博物館Puppenmuseum、マイセン陶磁器を集めたギルドハウスマイセンZunfthaus zur Meisenを訪ねてみても面白いですね。

SW1201-022

チューリヒは学問の街でもあります。
ニーダードルフを抜けて、坂道の車道ヒルシェングラーベンHirschengrabenに出ると、丸い塔が教会のようなチューリヒ大学が見えます。

チューリヒ大学の隣には、アインシュタインが卒業し教鞭をとり、今もノーベル受賞者が集まるスイス連邦工科大学Technische Hochschuleがあります。
バーンホフ橋の横にあるミニケーブルカー、ポーリーバーンで上ると構内に登れ、街を見渡すことができます。

ビジネスと中世のたたずまいが調和した、スイス最大の街チューリヒ。
歴史の古さと対称的な新しい文化も感じさせる、魅力のある街です。

SW1201-027

スイス第二の都市バーゼル

21 11月
2010年11月21日

バーゼルは、チューリヒに次ぐスイス第二の都市。
ドイツ・フランスと国境を接した交通の要で、工業都市として栄えています。
世界的に有名な製薬会社や化学工場が連なり、研究所には数多くのノーベル賞の受賞者も。
国際金融に重要な地位を占める国際決済銀行もある、国際都市です。
そんなバーゼルも、実は古くから学問が盛んだった文化都市。
美術館も多く、古い町並みを散策するだけでまた訪れたくなる街です。

SW1102-0101

バーゼルの街はライン河沿いにあります。
ラインの滝から、スイスの街を通ってきたロイス川やアーレ川が合流し、大河となったライン河。
ライン河岸で5番目に大きい河川港がここにあります。

SW1102-0102

バーゼルの中心はマルクト広場Marktplatz。
路面電車が行きかうこの広場には、市場が立ったりしていつも人がいっぱいです。

SW1102-0103

マルクト広場に面して建つ、ひときわ目立った赤い建物が市庁舎Rathaus。
赤い砂岩で作られた市庁舎はバーゼルのシンボルです。
中にも気軽に入れるのでぜひのぞいてみてください。
美しい壁画が描かれた内部は、まるで美術館のよう。
クリスマスにはここに素敵なクリスマスツリーが飾られます。

SW1102-0104

マルクト広場の周辺の小さい通りに入ると、旧市街です。
旧市街には古い町並みが残っていて、どこを散策しても楽しくなります。

SW1102-0105

SW1102-0106

SW1102-0107

SW1102-0108

建造年が「1438年」と書かれた建物も残っていてびっくり!

SW1102-0109

SW1102-0110

バーゼルは美術館が多いことでも知られています。
歴史美術館Historisches Museumのほか、エル・グレコやレンブラント、セザンヌ、ピカソなど貴重な作品を収めている美術館Kunstmuseum、民族博物館Museum für Völkerkunde、ユダヤ博物館Jüdisches Museum den Schweiz等。
これだけのためにバーゼルを訪れる価値も十分です。

SW1102-0111

さて、旧市街を散策し終わったところで、バーゼルの街並みを上から眺めてみましょう。
バーゼルの街をライン河沿いに眺める絶景ポイントは大聖堂Münsterのあるミュンスター広場Münsterplatz。
赤い砂岩のゴシック様式の大聖堂は12世紀に建てられ、14~15世紀の改築、地震などを経て今のすがたになりました。
塔からはライン河とバーゼルの街並み、フランスのヴォージュやドイツの黒い森まで見ることができます。

SW1102-0112

橋の向こう側は新市街。
現代的なディスプレイが素敵なショッピング・ストリートです。
路面電車も走る大きい橋、ヴェットシュタイン橋Wettsteinbrückeへ出てみましょう。
ここを渡って右岸の散歩道から眺めるバーゼルの街も素敵です。

SW1102-0113

旧市街からヴェットシュタイン橋を渡るときには、ちょっと上を見上げてみましょう。
新市街に向かって「アッカンベー」をしている面白い彫刻があります。
バーゼルのカーニバルは独特のジョーク合戦で有名。
ここにもバーゼル市民ならではの茶目っ気が感じられます。

SW1102-0114

バーゼルはなぜか靴屋さんが多いです。
スイスでオシャレな靴を買いたい人にはおススメかもしれません。

SW1102-0115

バーゼルのお土産にはレッケリLäckeli。
ナッツと砂糖があっさりとした食感で、お茶やコーヒーに良く合います。

SW1102-0116

時間のある人にはバーゼル動物園Zoologischer Gartenを訪問するのもおススメです。
バーゼル中央駅からすぐの場所にある市民の憩いの場です。
国境が近いので、フランスやドイツからの家族連れもたくさんいます。

SW1102-0117

散策を満喫したら、地元の人達に交じって聖エリザベート教会前の階段で休憩。

歴史がいっぱいつまった旧市街と、活気のある新市街が楽しいバーゼル。
いつ行っても新しい発見がいっぱいです。

SW1102-0118

ザンクトガレン

11 11月
2010年11月11日

ザンクトガレンは、かつてアルプス以北の全ヨーロッパに影響を与えたほど力を持った町でした。
大聖堂と重厚な建造物から、スイス東部の繊維工業の中心として栄えてきた昔の面影を今も感じられます。
ゆっくり散歩するのにぴったりな、落ち着いた雰囲気の静かな町です。
山のハイキングの合間に、ぜひ訪れてみたいですね。

SW1101-0101

SW1101-0108

駅前広場を出るとすぐに、ヨーロッパらしい建物が目に飛び込んできます。
ザンクトガレンの見どころは、バロック様式の建物の並んだ旧市街。
旧市街に入るには駅前広場を渡ってSt-Leonhardstrasseで左に曲がります。

SW1101-0111

ヨーロッパらしい優雅な雰囲気の噴水のある広場。
噴水をさらに突っ切ると旧市街に入ります。

SW1101-0103

ザンクトガレンの旧市街では、建物に特徴のある出窓がついています。

SW1101-0104

SW1101-0105

SW1101-0106

一軒一軒違う凝ったデザインの出窓は、見て歩くだけで楽しくなります。
バロック装飾の古い建物はただ保存しているだけではありません。
内部にはオシャレなブティックなどのテンポが入っていて、普通にショッピングできるようになっています。
現代的なディスプレイとバロック装飾が違和感なく調和している風景は、不思議な感動を呼びます。
出窓を眺めながら右に進んでいくと、大きなバロック様式の大聖堂が現れます。

SW1101-0102

あまりの壮大さと美しさに息を飲みます。
この大聖堂は、町の名前の由来である聖ガルスが621年に作った小さな僧院が始まりでした。720年にベネディクト派によって大発展をとげ、その後、何度も火災や破壊で損傷しました。
現在のものは18世紀に建てられたものだそうです。

SW1101-0107

スイスの代表的な後期バロック様式の教会です。
2本の尖塔が印象的。
大聖堂前は広い芝生の広場になっていて、市民や観光客が気軽に座って休憩する憩いの場になっています。

大聖堂は、内部も豪華な装飾がほどこされて、まるで宮殿のよう。
かつての教会の力と町の財力が想像されます。
隣接する旧修道院とともに、世界遺産に登録されています。

SW1101-0112

近くにある屋根の模様が美しい教会は、聖ロレンツォ教会です。

SW1101-0109

大聖堂を抜けたところにある大きい広場には、ガルス像が立っています。

アイルランドから布教にやってきたガルス聖人は、「コンスタンツ湖とセンティス山にはさまれた美しい緑の野」に小さな僧院を立てました。
彼が持ってきた経典を学ぼうとする層が次々と集まり、職人や農民たちが集落を作り、ザンクトガレンは織物の町として栄えるようになりました。
そして小さな僧院の町は、スイスの学問や文化の中心的存在まで発展したのです。

スイスというと山や自然ばかりが注目されがちですが、歴史や学問でも豊かさを感じられる町もたくさんあります。
世界遺産の大聖堂のあるザンクトガレンに、ぜひ足をのばしてみてください。

SW1101-0110

メルヘンの街アッペンツェル

16 10月
2010年10月16日

SW1001-0101

アッペンツェルはスイスの素顔を知ることのできる牧歌的な町です。
オリジナルなスイスはここにある!と言っても過言ではありません。
スイスに来たら一度は訪れておきたい、メルヘンな建物いっぱいのかわいらしい町です。

SW1001-0102

アッペンツェルに行く途中で、珍しい光景に出会いました。
夏の間、山の上に放牧されていた家畜は、秋になると山から降りて村の家畜小屋に帰ってきます。
大事にしている家畜が村に帰ってくる日は、村のお祭りです。
民族衣装を着た人々と家畜が山から行進してきます。
9月第1週の週末に行われる楽しい行事です。

アッペンツェルはとても小さな町。
1時間もあれば徒歩で十分ゆっくりと見て回れます。

SW1001-0103

町の中心ランヅゲマインデ広場には、青空集会の像が立っています。
毎年4月の最終月曜日には、州の最高議決機関であるランヅゲマインデ(青空集会)がここで行われます。
昔スイスでは、選挙権は剣を帯刀できる成年男子のみにあり、投票も挙手で行われていました。
現在はもちろん男女に選挙権がありますが、アッペンツェルでは行事として年に1度、昔とおなじ直接民主制の挙手式投票をここで行っています。

SW1001-0104

SW1001-0105

ランヅゲマインデ広場からメインストリートのハウプト通りHauptgasseを歩くと、色とりどりのメルヘンちっくな建物がいっぱいです。

一軒一軒に違った装飾や壁画がほどこされている木造の建物はアッペンツェル独特のもの。
見て歩くだけで、とても楽しいです。

きれいに装飾された看板も独特です。

SW1001-0107

SW1001-0108

SW1001-0109

SW1001-0110

建物だけでなく、町の中にもかわいらしいものがいっぱい。

SW1001-0111

先ほど出会った、ヤギの行進がここに。

SW1001-0106

アイスの看板まで、ランズゲマインデで挙手しています。

SW1001-0114

ハウプト通りを抜けると、聖マウリティウス教会に着きます。
スイスらしい素朴な石造りの建物が暖かい雰囲気。
教会の高台から、アッペンツェルの町並みを見ることができます。

アッペンツェルは特産物がいっぱいの町でもあります。
チーズ、ハム、いろいろ買っておきたいものはあるけれど…

SW1001-0113

アッペンツェルのお菓子ビベリもおすすめです。
あっさりと甘い焼き菓子です。
そしてアッペンツェルの養命酒?アッペンツェラー。
なんと42種類もの健康ハーブがミックスされています。

アッペンツェルでは、美味しいものがたくさんありますが。
製法はすべて、ヒミツ。
だそうです!

スイスというとアルプス観光を思い浮かべますね。
しかし実は、独特の魅力を持った素敵な町もたくさんあります。
観光地のアルプスだけでなく、素顔のスイスを知ることができる小さな町にもぜひ足をのばしてみてください。

SW1001-0112

ヨーロッパでもっとも美しい花の都と言われるベルン。

05 10月
2010年10月5日

ヨーロッパでもっとも美しい花の都と言われるベルン。
ユネスコの世界文化財にも指定されています。
スイスに行ったら一度は見ておきたいヨーロッパの街並みです。

SW0901-0101

アルプスから流れる清涼なアーレ川が街をゆるやかに横切っています。
まるで絵葉書から抜け出したような中世の街並み。

ベルンの旗の紋章は熊。
アーレ川沿いに街の象徴の熊がいる公園ベーレンベングラーベンBärengrabenがあります。
熊公園の熊をながめつつ、アーレ川沿いを散歩するのがベルン市民の休日の過ごし方です。

SW0901-0102

SW0901-0103

ベルンの人達は、街の象徴である熊たちをたいへん可愛がって大事にしています。
公園周辺の石畳には、改修工事に寄付した市民の名前が記されています。

SW0901-0104

ベルンの街はとてもわかりやすい作りなので、のんびり散策するのには最適。
街の真ん中のメインストリートを中心に、両側に通りが続いています。
旧市街はベルン中央駅を出た所から始まります。

SW0901-0105

ベルン中央駅前は、バスやトラム乗り場がたくさんあり、とてもにぎやか。

SW0901-0106

ベルンのトラムはキュートな赤色。
中世風の石畳が敷かれた旧市街を横切っても絵になります。

SW0901-0107

駅から旧市街に向かうと、美しい石畳の街並みになります。
ベルンの見どころは時計塔Zeitglockenturm。
スイス語ではツィトグロックと言います。

SW0901-0108

街で一番古い塔で、12世紀は街の出入り口でした。
毎時4分前になると、中の仕掛けが動きだすので、時間になったら行ってみましょう。
中世の人々に交じって、熊もちゃんと行進に加わっているのでお見逃しなく。
時計塔前は、いつも観光客でいっぱいです。

旧市街通りの両側はアーケードになっていて、店やレストラン、カフェがたくさん連なっています。

SW0901-0110

SW0901-0111

SW0901-0112

雨でも濡れないでショッピングできるのがうれしいですね。
のんびりウィンドーショッピングしているだけでも楽しくなってきます。

SW0901-0113

SW0901-0114

店のウィンドーにも熊がよく登場しています。

SW0901-0120

時計塔のあるメインストリートには、一定の間隔で噴水が続いています。
どれも16~17世紀のもので、中世風のデザインがとても素敵。
もちろん熊の噴水もあるので探してみましょう。

SW0901-0115

SW0901-0116

噴水を眺めながら旧市街の風景を楽しんだ後は、テラスのカフェで休憩。
旧市街中心にある時計塔の近く、連邦議会前のベーレン広場Bärenplatz周辺には、テラス席のあるカフェがたくさん並んでいます。

SW0901-0117

ベルン市街を上から眺めるには、連邦議会の見晴らし台ブンデステラッセBundesterasseに登るのがおすすめです。

SW0901-0118

連邦議会周辺にはとくに警備員も立っていなくて、観光客でも気軽に入れます。
見晴らし台からはベルナーアルプスの白い山々を背景にアーレ川が横切る、絵葉書と同じ風景を楽しむことができます。

連邦議会の中庭では、街頭チェスを楽しむ人々も。

SW0901-0119

のんびり歩くだけでも中世の美しい街並みを堪能できるベルン。
何世紀にもわたって人々に踏まれてきた石畳を歩きながら、中世に思いをはせてみるのもいいですね。

SW0901-0121

Copyright© 2017 スイス情報 All Rights Reserved.