カテゴリー: 生活

トルコのショッピングモール

02 3月
2011年3月2日

ここ10年で、イスタンブール中に蔓延してしまったもの。それはショッピングモールです。10年前には大きなショッピングモールは数えるほどしかなく、そこに出かけるのはちょっとしたお出かけ気分でした。映画館やレストラン、アイススケートリンク、ボウリング場などが併設されていることが多く、ショッピング目的だけではなく一種のエンターティメントセンターになっているからです。

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そういった複合施設であることは今も変わりませんが、何しろ数が増えたため、それぞれの生活圏内にショッピングモールができ、わざわざ出かけるわくわく感というのは確かに減りました。けれど、暑さ寒さの厳しい気候にも左右されずいつも快適なショッピングモールは、トルコ人の生活を変えました。快適な空調を求めて、公園の代わりに散歩したり子供を遊ばせに来る人が増えたり、定価で服飾品から食料品、家具まで一箇所で買い物が済む利便性は、どんどん忙しくなるばかりの都会生活になくてはならないものになりつつあります。

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観光の中心となる旧市街だけを見ていてはあまりわかりませんが、新市街を北上するにつれて高層ビルが目立つようになります。人々の生活様式もまったくヨーロッパ式。スーツを着た人々の群れは、食後にガラスカップでチャイを飲んでいなければ、トルコ人だとはわからないかもしれません。でも本当は、今のイスタンブールっ子の普通の生活といえば、これなのです。ショッピングモールにもかわいいものがいっぱい。トルコのファッションや雑貨は、かつての「ヨーロッパデザインの模倣品」といわれた殻を破って、海外でも認められつつあります。

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ショッピングモールのほとんどは夜9時、10時まで営業しています。混みあう時間でも日本よりはずっと空間に余裕があるつくりのトルコのショッピングモール。歴史遺産の観光が終わってから、現代トルコ人たちの生活ぶりを垣間見に、ショッピングモールにでかけてみてはいかがですか。

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ご近所さんちでパーティ

22 12月
2010年12月22日

トルコの一番いいところは、人懐っこいトルコ人たち。旅人でも、少し知り合いになる機会があると、すぐお茶に呼んでくれます。今日は、イスタンブールのイスティニエにお茶に招かれることにしましょう。

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イスティニエはボスポラス海峡に面した港町。高速道路に近い坂の上のほうには、高級ショッピングセンターができ、それを取り巻くように新興住宅地ができてかなり雰囲気が変わりましたが、海に近いほうには、小さな魚市場や商店街が残っていて、下町の雰囲気があります。この商店街のご近所さんが集まって、ギュヌと呼ばれるパーティをするのです。

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ギュヌは、その日、という意味。気の合う仲間で行う女性たちのホームパーティです。昔はその度に少しずつお金を集めて金を買い、それぞれ当番の人が受け取るなど、貯蓄の機会となることもあったようです。それぞれ作った料理を持ち寄ったり、順番に家を回ったりします。今では何も特別なことはありません。赤ちゃんがはいはいをし始めたのを祝うとか、新しく作った手芸品を披露するとか、誰かの誕生日だとか、理由もなんでもいいのです。みんなで集まって、食べておしゃべりして、楽しむのが目的です。

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女性たちの年代は、幅広いのが一般的です。おばあちゃんから若いお嫁さんまで、それぞれの話を、みんなでああだこうだと膨らませます。美容の話、子供の教育の話、あたらしいセーターのモチーフの話、政治の話、ドラマの話、料理の話・・・・話が尽きることはありません。何人かの手には毛糸やレース糸、刺繍枠などがあって、話を楽しみながらも手芸を続けたりします。傍らにはガラス容器に注がれたチャイ。チャイは2段式の大きなやかんに沸かしっぱなしにして、何杯も何杯もお代わりします。

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昔はきっと、日本にもこういった光景はあったのでしょう。トルコを懐かしい気がするという人が多いのは、こういった光景がいまだみられるからかもしれません。ただ残念なことに、トルコでも都会化が進むにつれて、こういった機会は急速に失われつつあります。あなたにも、トルコのチャイと人々の温かさに触れる機会が訪れますように。

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