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ご近所さんちでパーティ

22 12月
2010年12月22日

トルコの一番いいところは、人懐っこいトルコ人たち。旅人でも、少し知り合いになる機会があると、すぐお茶に呼んでくれます。今日は、イスタンブールのイスティニエにお茶に招かれることにしましょう。

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イスティニエはボスポラス海峡に面した港町。高速道路に近い坂の上のほうには、高級ショッピングセンターができ、それを取り巻くように新興住宅地ができてかなり雰囲気が変わりましたが、海に近いほうには、小さな魚市場や商店街が残っていて、下町の雰囲気があります。この商店街のご近所さんが集まって、ギュヌと呼ばれるパーティをするのです。

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ギュヌは、その日、という意味。気の合う仲間で行う女性たちのホームパーティです。昔はその度に少しずつお金を集めて金を買い、それぞれ当番の人が受け取るなど、貯蓄の機会となることもあったようです。それぞれ作った料理を持ち寄ったり、順番に家を回ったりします。今では何も特別なことはありません。赤ちゃんがはいはいをし始めたのを祝うとか、新しく作った手芸品を披露するとか、誰かの誕生日だとか、理由もなんでもいいのです。みんなで集まって、食べておしゃべりして、楽しむのが目的です。

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女性たちの年代は、幅広いのが一般的です。おばあちゃんから若いお嫁さんまで、それぞれの話を、みんなでああだこうだと膨らませます。美容の話、子供の教育の話、あたらしいセーターのモチーフの話、政治の話、ドラマの話、料理の話・・・・話が尽きることはありません。何人かの手には毛糸やレース糸、刺繍枠などがあって、話を楽しみながらも手芸を続けたりします。傍らにはガラス容器に注がれたチャイ。チャイは2段式の大きなやかんに沸かしっぱなしにして、何杯も何杯もお代わりします。

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昔はきっと、日本にもこういった光景はあったのでしょう。トルコを懐かしい気がするという人が多いのは、こういった光景がいまだみられるからかもしれません。ただ残念なことに、トルコでも都会化が進むにつれて、こういった機会は急速に失われつつあります。あなたにも、トルコのチャイと人々の温かさに触れる機会が訪れますように。

ポーランド村にピクニック

05 12月
2010年12月5日

今年は11月になってから天気が良いぽかぽか陽気が帰ってきたので、終末におでかけする車の群れが、毎週末長い列を作りました。

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イスタンブールっ子の一日逃避行に人気のあるスポット、ポロネズキョイを見てみましょう。ここはトルコ語で、ポーランド人の村といわれるところ。近代史において列強に翻弄されたポーランドの歴史物語は皆さん、良くご存知のところでしょうが、18世紀から当時のオスマントルコとポーランドの関係は良好だったといわれています。1842年にここにポーランド村が作られ、移民として受け入れられたポーランド人たちが、トルコの国籍と土地を得て定住していった場所です。今では、豊かな自然の中にレストランやペンションなどが建ち並ぶ、人気のハイキングスポットに。なんてったってここはまだ、イスタンブールの中。中心部から30キロほどしか離れていないので、渋滞さえなければほんの30分あまりのドライブで、紅葉美しい森の中の村にたどり着くことができるのです。

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朝早くから訪れる人々は、きれいな空気の中で村風の朝食を取るのが目的です。地鶏のオムレツやポロネズキョイ特製のハムやソーセージ、さまざまな種類のチーズに、庭で取れた果物から作った自家製ジャム。都会のストレスを忘れられると人気のスポットですが、公共交通機関がないため、外国人観光客はほとんど目にしません。

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お昼ごろからはBBQが人気。セルフサービスのバーベキューサービスを歌った店がたくさんあり、レジでお肉や野菜を買うと、赤々と熾した炭を入れたバーベキューセットを店員さんが陣取った野外テーブルまで運んできてくれるのです。煙と香ばしい匂いがあちらこちらから漂ってきます。食事のあとは、炭火で入れるトルココーヒーも忘れずに。ゆっくりと温められたコーヒーは、細かくたった泡と豊かな香りが極上の味わい。空気のおいしさも手伝って、街の喫茶店とは一味もふた味も違います。

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夏にはポーランドの民族ダンスを披露する祭りなどのイベント、冬には暖炉。いろいろな楽しみ方ができる森の中の村に出かけてみませんか。道に飛び出すバンビに注意!

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