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イン・スパ・ワールド

09 3月
2008年3月9日

海外に住む日本人が最も恋する日本の文化はなんといっても温泉だろう。肩までゆっくりつかり、一日の疲れを癒すことができる湯船はやはり落ち着くもの。海外に何年住んでいても、アメリカの浅いバスタブやシャワーに満足することはない。私もすっかり温泉ホームシックにかかっており、帰国するとお約束のように温泉旅行ばっかり行っている。

しかし最近、ニューヨークのクイーンズにそんな温泉ホームシックをかなり緩和させてくれる設備ができた。現地日本人の間でもかなり話題が広まっているのが、今回紹介するイン・スパ・ワールド。

イン・スパ・ワールドはクイーンズを横断する地下鉄7番線の終点であるFlushingから、専用の送迎バスで15分ほどのCollege Pointという地域にある。

まわりは閑静な住宅街になっていて、通り道では、本当にこんなところにそんな施設があるんだろうか?と思うほど何もないエリアである。しかし、いざ到着すると、おぉ!というような大きな施設が!1ブロック近く使っているのでは、と思うほどの敷地面積だ。

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韓国人が経営するイン・スパ・ワールドは、いわゆる日本のスーパー銭湯を豪華にしたような総合スパ設備だ。設備は4階建てになっており、1階がサウナやお風呂、アカスリなどの設備があるスパになっており、2階が男女共同のサウナや軽食ができるレストラン、3階がトロピカルムード漂うプール、そして4階がホワイトストーン・ブリッジを見下ろす展望韓国料理レストランになっている。また、中2階にはリクライニング・チェアが並び、一台一台にテレビがついている。まさに日本の健康ランドそのものだ。サウナの施設も、日本のスーパー銭湯ではまず見かけないような、韓国独自の土壁・薬草サウナなどがあり、種類も豊富。さすが医食同源の国、美容・健康に関しても、日本にはない歴史を感じる。

そしてハイテクという面では日本に匹敵する技術を持つ韓国だけあり、設備もなかなかのハイテクぶり。
フロントで腕時計のようになっている磁気のバンドを受け取ると、それ以降は財布を持ち歩かなくてもよいように全てその磁気バンドで管理できるようになっている。下駄箱のカギも脱衣所のロッカーも、全てその磁気バンドで開き、レストランで食事をしても全て自分の番号に請求されるというのはなかなか便利で、感心した。この磁気システムは、日本に一時帰国した時に行ったスパでも見たことがあるが、これを銭湯設備のないアメリカでまた見ることができるとは思っても見なかった。

中の客層も、私は初め日本人や韓国人などのアジア人しかいないだろう、とたかをくくっていたのだがそれは間違いで、実際は半分ぐらいが非アジア人だったのには驚いた。半分は白人という感じ。白人、といってもアメリカ人ではなく、東欧系の移民やロシア人が圧倒的に多かったのにが印象的だった。やはり純のアメリカ人には、大衆浴場というのは敷居が高いのだろうか。

いずれにしても、日本の温泉にホームシックになったときはここに来るとだいぶ緩和されるようになった。異国に住む日本人、アジア人にとっては貴重な存在となりそうだ。

In Spa World
11-11 131st Street, College Point, NY 11356
718-939-6300

マンハッタンのヨガスタジオを制覇!

09 3月
2008年3月9日

数年前から日本でも大人気のヨガ。いまやフィットネス・スタジオでヨガのレッスンがないところはない、というぐらいの人気ぶりである。

一昔前は、ヨガといえば精神面での修行といったイメージが強く、あまりフィットネス、という印象はなかった。しかし近年になって、ヨガをもっとエクササイズとして取り入れやすくしたパワーヨガ、アシュタンガヨガ、ホットヨガ(ビクラムヨガ)など、数多くのいわゆるニューヨーク・スタイルのヨガが普及し、爆発的なヨガブームが巻き起こった。身体に無理な負担をかけず、しなやかで引き締まった身体作りができるだけでなく、視床下部や副交感神経に働きかけるポーズでホルモンバランスも整え、ストレス発散になり、内面から美しくなるというヨガに、ジェニファー・アニストン、マドンナ、デミー・ムーア、ニコール・キッドマン、ドリュー・バリモア、メグ・ライアンなど、多くのハリウッドセレブも魅せられヨガを取り入れている。

そんなニューヨーク・ヨガの発祥地であるニューヨーク・シティには、現在100軒以上のスタジオがある。スタイルもパワーヨガ、ビクラムヨガ、アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、アヌサラヨガなど様々で、ニューヨークはいわばヨガのメッカである。今回は、ヨガ好きの人にはたまらないお得な情報があるのでご紹介したい。

今、ヨガにはまっているニューヨーカーの間で話題になっているのがこの、2008 New York Yoga Passbook。

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2008 New York Yoga Passbookとは、ニューヨーク市内にある100軒以上のヨガスタジオの無料ゲストパスを300回分以上集めたものだ。実際は、ヨガスタジオだけでなく、サルサやベリーダンスなどが習えるダンススタジオやピラティス・ジャイロトニックのスタジオも多く載っている。

このクーポンブックのお値段は75ドル。値段だけ聞くと、え、高い?と思われるかもしれないが、とんでもない、これはかなり破格なお値段なのである。

ニューヨークのヨガスタジオやピラティススタジオの1回のレッスン料は平均20ドル前後。しかしこのクーポンブックだと、ほとんどのゲストパスは最低2回無料でレッスンが受けられるようになっているし、ホットヨガのスタジオについては1週間フリーなので、4回行けば軽く元が取れるというお値段なのだ。2008年中はずっと有効なので、1年かけて気の向くままにマンハッタン中のスタジオを試すことができる。

最近はダンス留学にニューヨークに来る人も多い。日本でフィットネスジムのインストラクターをしている私の友人も毎年のようにニューヨークにレッスンを受けにやってくる。1年いることができない人も、友人同士でこのクーポンブックを共有し、ニューヨークに来た時に活用すればかなりの節約ができるのではないだろうか?ニューヨークの街角をヨガマットを持って、スタジオ巡りをするのもまた楽しいのではないだろうか?

コソボの独立宣言

09 3月
2008年3月9日

去る2月17日、タイムズスクエア付近を歩いていたときのこと、どこからともなくすごいクラクションが聞こえてきた。マンハッタンではイエローキャブや短気なドライバーがクラクションを鳴らすことは日常茶飯事で、いつものことかと思ったのだがこの時ばかりは事情が違った。そのクラクションはおさまるどころか、どんどん音は大きくなる一方。

不思議に思って様子を伺うと、何台もの車が連なりアメリカ国旗や赤字に黒のシンボルを持ってパレードをしているではないか。とにかくその膨大な台数に、これは何かすごいことが起こったに違いない、と様子をうかがうことにした。

パレードの車であふれるタイムズスクエア。

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このマークは何だろう、とずっと考えていた私であったが・・・

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大人から子供まで、皆が掲げるこの旗はいったい・・・?!

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しばらくパレードの様子を見ているうちに、これはアルバニアとコソボに関するパレードだ、ということは察することができた。と、いうのもパレードをしている車の何台かは「コソボ」や「アルバニア」と書いたバナーを掲げていたからである。そうしているうちにあのマークは、アルバニアの国旗だということもわかった。それでも何でアメリカの国旗も持っているんだろう、とイマイチ状況がわからなかった私は、近くでパレードを支援している男性に声をかけて状況を説明してもらった。

男性の話によるとこの日、2月17日にコソボ自治州はセルビアからの独立を(一方的にだが)宣言し、欧米主要国も独立の支持をしているとのことだった。そしてこの独立についてはアメリカがかなりの後押しをしているらしい。コソボ自治州の大部分はアルバニア人が占めているため、彼らが独立を祝してパレードをしているということだ。

そう言われるとなぜアメリカ国旗を持っているのかもうなずける。この男性が持っているTシャツには、Thank You U.S.A.と書いてある。

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年代を超えコソボの独立に狂喜する人々。小さな子供から年配の人々まで、パレード参加者の屈託のない笑顔を見るとこちらまでうれしくなってくる。

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それにしても、どこからこんなにアルバニア人が出てきたのだろう?このパレードに参加するなら当然みんなアルバニア人なんだろうけど。そう思った私はまたこの男性に話を伺った。聞いた話では、Tri-State(ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット州の3州)には、巨大なアルバニアコミュニティがあって、みんなこのエリアから来ているよ、と教えてくれた。そして、そのコミュニティの人口はなんと20万人に及ぶという。人種のるつぼアメリカでの民族間の結束を改めて感じさせてくれたパレードであった。

今更ながら、自由の女神

09 3月
2008年3月9日

私のところにはこれまで何人もの友達が尋ねてきたが、「ニューヨークでどこか行きたいところある?」と聞いて、10人中10人、ほぼ間違いなくリクエストされるのが「自由の女神」である。旅行慣れした人であれば、「何を、いまさら・・・」と言われるかもしれないが、初めてニューヨークを訪れる人達にとってはやはり自由の女神はニューヨークの象徴であり、お約束の場所なのである。実は私もかつてアメリカ横断ウルトラクイズの予選に出たことがあるが、当時中学生だった私にとって自由の女神というのは遠い憧れの象徴であった。そんな私も、今は自由の女神が窓から見える職場で働いている。人生とは不思議なものだな、と考えさせられる。

さて、自由の女神を見に行くのであれば、事前にインターネットで自由の女神の内部見学ツアーに申し込んでおくことをオススメする。フェリーのチケット売り場でも内部見学ツアーのチケットは販売してはいるが、当日に買うのはほとんど不可能といっていいほど売り切れてしまっているので、自由の女神を見に行く予定をたてたらすぐにネットでチケットを買っておくほうが賢明だ。チケットはクレジットカードで購入でき、チケットもEメールで瞬時に届くので安心。希望の見学時間を選ぶようになっているので、無理のない時間帯を選んで購入しよう。冬などの閑散期はすいているが、観光シーズンのピーク時はフェリー乗り場で1、2時間並んで待たされることもざらなので、くれぐれも集合時刻に遅れないように計算しておきたい。

さて、いよいよニューヨークの象徴、いやアメリカの象徴とも言える自由の女神のもとへ。内部見学ツアーはこの台座まで上がることができる。

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中に入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、自由の女神が持っているたいまつのオブジェ。

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自由の女神の台座の中は博物館になっており、自由の女神が建てられるまでどのような歴史的背景があったか学ぶことができる。内部には知識豊富なパークレンジャーが常駐しており、観光客の質問に気軽に答えてくれる。

自由の女神は細部に渡って、様々な意味が込められていると熱弁するパークレンジャーのお姉さん。なるほど、だからこういう体勢なのか、など、納得すること多し。

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自由の女神が作られていく過程や設計について、様々な展示があり興味深い。

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現在見学可能な範囲は、台座の上部まで。昔は冠のところまで登ることができたが、今は禁止となっている。
これが自由の女神の内側からみた骨組み。

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台座の上の部分から見上げた自由の女神。ここまで近いと、女神のたもとしか見えないが・・・

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自由の国アメリカを目指し、海を渡った移民達を出迎えてきた自由の女神。今やすっかりお約束の観光地となっている自由の女神だが、ただ島に渡って写真を撮るだけでなく、ぜひこのツアーに参加して自由の女神にこめられた前人の思いを感じ取ってほしい。

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