月別アーカイブ: 6月, 2010

6月は「ジューン・ブライド」の季節

21 6月
2010年6月21日

こちらには「APRIL RAIN (APRIL SHOWER)」、「 MAY FLOWER」、「JUNE BRIDE」という季語があります。

4月の新緑が芽生える頃は雨が多く、その恩恵で5月には一斉に花が咲き乱れ、6月は純白のウエディングドレスが
木々の緑と色とりどりの花々によく映える一年中で最も美しい季節、という情景を簡潔に表しています。

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ジューン・ブライドという言葉は日本でもおなじみですね。
「6月に結婚すると幸せになる」というヨーロッパの言い伝えは、すっかり日本にも浸透しているようです。

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アメリカには、あらゆる人種の人々が住んでいますから、結婚式の習慣も様々です。
皆さんがよく映画などで目にするのは、教会での式と、ロックバンドが演奏する中、花嫁と父や招待客が踊る芝生の上での屋外パーティー
ではないでしょうか?

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映画で目にするのは盛大なパーティーばかりですが、市庁舎に行き、次々と順番に呼ばれ、指輪の交換と誓いの言葉を宣誓するだけの
簡易で事務的なものもあります。

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ちなみに、アメリカには戸籍がありません。結婚すると、「結婚証明書」がもらえるだけです。

ところで、アメリカの結婚祝いの方法には、いかにもこの国らしく合理的で便利な習慣があります。
それはブライダル・レジストリーというシステムで、日本語では「結婚祝い品登録」ともいうべきでしょうか。
新家庭の支度品、必需品を皆で分担して揃えてあげるギフトのシステムです。

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結婚する二人は新家庭に揃えたい品物をすべてリストアップし、デパ-トのブライダル・レジストリー・デスクに行き、二人の名前で
ブライダル・レジストリー口座を開き、結婚式の招待状にはそのデパートの名やウェブサイトを書き添えます。
親戚、友人や 式に招かれた人達は、結婚する2人が選んだ品目のリストから贈りたいギフトを自由に選び、式の前後に新居に配達されるよう
手配します。リストには値段も載っているので、自分の予算に合ったものを選ぶことができます。
こうして基本的な食器一式、家庭用品、寝具、リネン等を 二人の好きな色、柄、模様、デザインで統一したものが全部揃うことになります。
特に高価な家具等は、「そのソファセットの1/3を私が贈ります。」と言う若い友人もいるかと思えば、最後まで残ってしまった品物を
全部一括購入して贈ってくれる金持ちの伯父さんがいるといった調子です。
また品物だけではなく、 旅行代理店に口座を設けてハネムーン費用をリスアップすることもあります。

個人主義と合理主義に徹するアメリカならではのシステムですが、贈る方はアレコレ悩んだり、世間相場を気にしたり、“適当に”見繕った挙げ句
気に入って貰えたかどうかを心配する手間や時間が省け、出来る範囲の出費で相手に確実に喜ばれるギフトが贈れます。

映画「ディナー・ラッシュ」の舞台になったイタリアンレストラン

12 6月
2010年6月12日

トライベッカには、お洒落で美味しいレストランが沢山あるので、年に何度か訪れますが、
明るいうちにトライベッカに行くのは久しぶりでした。
まわりに学校が多いのか、帰宅途中の子供たちがいっぱいいました。
アイスキャンディーを売る車がやってくると、子供たちがまわりに集まって来ます。

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ワシントン・マーケットパークには、小さな子供達とお母さん達がいっぱい。

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この日は、この公園の向かいにあるイタリアンレストラン「Gigino Trattoria」で友達と待ち合わせをしました。
ほとんどのレストランはランチタイムの後、ディナータイムが始まるまでの間は店を閉めますが、ここはずっと遠しで
開いているので便利です。

「Gigino Trattoria」は、Bob Giraldi氏とPhil Suarez氏の2人が共同で経営しているお店ですが、実はGiraldi氏は
数々のミュージックビデオやCMなどを手掛けたディレクターで、このレストランを舞台に「ディナー・ラッシュ」
というインディペンダント映画を監督・プロデュースしています。
主演は、ベテランのダニー・アイエロ。映画のシーンのほとんどが、このレストランで撮影されたそうです。
日本でも上映されたようで、以前、ニューヨークに遊びに来た友達がこの店の写真を撮りたがり、地下鉄に乗って
一緒に店の前まで付き合わされたことがあります。
ここからグラウンドゼロまで徒歩ですぐなので、写真を撮った後に立ち寄りました。

店には、中途半端な時間に行ったので、着いた時には店内はガラガラ。

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好きなテーブルを選ぶことができ、エアコンも外の空気も両方感じることができる解放されたドアのすぐ内側のテーブルに。

ワインに料理、おしゃべりに夢中になっていると、いつのまにやら店内は満席になっていました。

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店内には、ピザを焼く本格的な石窯があります。

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出前や持ち帰りもできるようで、インターネットで注文もできるそうです。
値段も結構リーズナブルで、すべてにおいて満足のカジュアルなお店でした。

Gigino Trattoria
323 Greenwich Street, New York, NY 10013
TEL:212 431 1112

自然保護区に指定された遊歩道

09 6月
2010年6月9日

私の住むニューヨーク州ウエストチェスター郡は、緑がいっぱいです。
住宅街の中に、林や湖、自然の遊歩道があったりします。

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私がよく行くこの遊歩道には、そこらじゅうで毎日見かけるリスはもちろんのこと、七面鳥や鹿、うさぎなどが出没します。
色々な鳥も生息しているようで、早朝に散歩していると、あちらこちらから異なった鳥の鳴き声が聞こえてきます。

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ニューヨークには市内にも郊外にも、自然保護区に指定された場所が沢山ありますが、この遊歩道もその一つで、
自然環境保護団体による、注意書きの立て札が立っています。

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ペットや自転車、ラジオなどの持ち込みや、ボール遊び、水泳、釣りなどの禁止される行為、また瞑想や散歩、写真撮影、
バードウォッチングなどの、許可される行為が書いてあります。

この3つの看板の1番下のものは、ライム病の警告です。

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看板に描かれた虫の絵は、ライム病を引き起こすボレリア菌を鹿などから人間に媒介する黒足ダニの絵です。
実はここは1870年代に最初にライム病が報告された町、コネチカット州オールド・ライムから車で1時間ほどの距離。
ライム病にはめったにかかることはないので神経質になることはありませんが、あまり肌を露出した格好で行くと夏場は
蚊に刺されたりします。

木の切り株を利用した可愛い椅子が並んでいます。

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その後ろに建つ小屋は事務所のようですが、たまに展示品を飾ったりしています。
私が行くのはだいたい早朝なので、ほどんど開いていたことはありませんが。

木でできたテーブルと椅子。

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小学校の遠足のお弁当の時間に良さそうな場所です。

3月の暴風雨で折れた木が、あちこちにそのまま残っています。

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天気の良い早朝にこの遊歩道を散歩すると、心から癒されます。

観光客だらけのハーレム

05 6月
2010年6月5日

カリフォルニアに住む友人夫婦が、ニューヨークに遊びに来ています。
彼らはアメリカ生まれの中国人女性と、同じくアメリカ生まれで日本語が話せない日本人男性。
ハーレムにあるThe Abyssinian Baptist Churchの日曜礼拝に出席するというので、終わる頃に教会の前で待ち合わせすることになりました。

ウエストサイドハイウェイを125丁目で降りて、映画にもなり有名な「コットンクラブ」の前を通り過ぎます。

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ブラウンストーンと呼ばれる小さなアパートビルが立ち並ぶ街並みを走り、教会へ向かいます。

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教会へ近づいてびっくり。

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ものすごい数の白人観光客が行列を作っています。

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どうも、ヨーロッパからの観光客がほとんどのようで、ハーレムの教会で礼拝に参加することが、今、ヨーロピアン旅行者の間で流行りの
オプショナルツアーのようです。

私の友人は、カリフォルニアでもBaptist Churchに通うメンバーなので午前9時からの地元民向けの礼拝に参加できたようですが、観光客
向けの礼拝は午前11時からだそうです。
それにしても列はものすごく長く、角を2回曲がってもまだ続いていました。

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行列の途中でパイやケーキを売っていた黒人のおじさんに聞いてみると、並んでいる人々の全員が教会に入れるわけではないようです。
教会の席にも限りがありますし、それは当然ですね。

予定の時間より30分遅く礼拝が終わり、教会から出てきた友人夫婦を乗せて黒人料理であるソウルフードのお店「Amy Ruth’s」に行きました。
ここは週末は朝7時半から開店していて、いつも満席の予約を取らない人気店です。
午前11時過ぎに着きましたが、ちょうど1席空いていました。
ここにも観光客らしき白人客がいっぱい。

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この店の料理には、オバマ大統領やパターソンNY知事など、著名な黒人の名前が付いていますが、ハーレムで有名な日本人トミー・富田さん
の名前をつけたメニューもあります。私とトミーさんは、私が主人と知り合う前からの知り合いで、偶然にも主人も彼と知り合いでした。

トミー・富田と名付けられた美味しいチキン・ウイング&ワッフルを食べていると、突然、ものすごい数の日本人が入ってきて、奥の団体用
の部屋へ消えて行きました。
きっと、トミーさんがやっているハーレムツアーのお客さんなのでしょう。
ハーレムの雰囲気を味わいに来たのに、教会のまわりは白人だらけ、ソウルフードレストランは日本人の団体客がいっぱいで何だかおかしいね
と友人夫婦は笑っていました。

帰りには、沢山の白人観光客を乗せたバスとすれ違いました。

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どっちを向いても観光客だらけ。ハーレムはいつのまにか、巨大観光地になってしまったようです。

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