絵の具箱の中から緑色のチューブを取り出してキャップを開け、キャンバスに置いてみる。
色彩が薄っぺらい。
もっと深みがあるんだよなぁ。
同じ緑でも、いつも日本で見慣れている緑と全然違う。
なんていえば良いのか、日本のよりも生き生きしていて、生まれたてと言う位元気な緑が目に飛び込んでくる。
日本の緑って、緑と茶色が対になっていると思いませんか?
バリの緑って、緑ばかりで茶色がないんですよね。
だから緑が強調されるし、クッキリしゃっきり、しているんじゃないでしょうか 。
綺麗に手入れをされていて、まるで植物園の中のようですね。
へたな園芸やさんでも、これだけの観葉植物は置いていません。
でもこんな風景は決して特別なものではなく、
バリ中どこにでも普通に見ることの出来る光景なんです。
目に優しい緑色が、日頃のストレスを消え去ってくれて、
安らいだ心がのんびりとした癒しを呼び込んでくれる。
体や心の凝りが融けだして、自分を再生する様に元気にしてくれる。
緑は目から摂取できる特効薬。
バリの素敵な所のひとつ。
それはなんと言っても有り余るほどの緑ではないでしょうか?
バリの空気が爽やかなのも、この緑のおかげなんでしょうね。
沢山の光合成を繰り返して、
日本の分まで酸素を作ってくださいね。