600キロを持ち上げる

日本って便利ですよね。
重たいものをトラックに積んだり降ろしたりしなければならない場合、
フォークリフトやクレーンのお世話になりますよね。
もし日本にそんな文明の力がなかったらどうなるのでしょう?
まず運ぶのを諦めちゃうでしょうね、きっと。
 

バリ島では日本のようにフォークリフトやクレーンをめったに見る機会がありません。
あったとしてもそれ程数がないものと思われます。
じゃあ重たいものはどうするの?って?
人海戦術を使うしか有りませんね。
 

重たいものの代表格、石に登場してもらいましょう。
バリ島では石による石像作りが盛んです。
場合によっては巨大なものも。
それを積み込んでいる現場を、ボクは見てしまいました。

photo2_01

お店の前に横付けされたトラックの荷台に、600キロの石で出来た石仏を積んで、
カーゴ会社で梱包し、オーストラリアに送るんだそうです。
地面から荷台まで太い木の板を渡し、ロープを架けた石仏を上から引っ張り、下から押し上げ、
一時間もかけてトラックに積み込んでいるのでした。
見物人も含めると20人ほどが仏像積載に参加しています。
うなり声とも似つかない掛け声を合わせながら、微妙にずり上げられてゆくのでした。
 

文明ってなんだろう?
この光景を見て、つくづくそう思ってしまいました。
文明の結果が、罪のない人や島や国や自然や地球を破壊して・・・・
便利の代償はとてつもなく大きいかもしれません。
 

石仏を積み込んだ後のみんなの爽やかな笑顔や額に光る汗が、
とっても印象的でした。

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