寒い夜には…
今年は寒波の影響で、パリは猛吹雪の日が続いています。
そんな寒い冬は、日本だったら鍋ですが、フランスではチーズフォンデュ(fondue au fromage)がおいしい季節です。もちろんフォンデュセットが自宅にあれば、自宅でみんなでコクロン(フォンデュ鍋)を囲んで食べたり、本場のフォンデュは、パリでもスイスのサヴォワ地方料理のレストランへ行くと食べることができます。
実は、チーズフォンデュといってもその地方によってチーズの種類や分量も違います。
一番一般的なものは、フォンデュ・ヌシャテロワーズというものでスイスのヌーシャテル地方のものです。今日は、ちょっとその作り方をご紹介します。
左上から時計回りに、コンテ、グリュイエル、エメンタル。ちなみに、コンテだけを使うと、ジュラ風(フランス・ジュラ地方)のフォンデュになります。
作り方はとっても簡単です。
用意するチーズは、エメンタルチーズとグリュイエルチーズ。この2種類のチーズを1:1の割合で混ぜ合わせ溶かします。白ワインを加えればできあがり。最後にレモン果汁を少々とナツメグを加えても美味しいです。
ちなみに、日本ではバゲットをはじめ、じゃがいも、ウィンナーやブロッコリーなどとにかくいろんなものをつけますが、フランスではバゲットをつけて食べるだけで、特に野菜をつけて食べたりすることはありません。
ただ、チーズを溶かしたコクロンのなかに、すでにキノコが入っていたり、トマトが入っているものもあります。
ちなみに、我が家ではたくさん色んな野菜が食べられるので日本風チーズフォンデュにしています。
また、フォンデュとならんでフランスで人気の冬の食べ物にラクレットがあります。
こちらは、チーズを野菜やハムなどにかけるもので、こちらも家庭でできる写真のようなラクレットセットが出回っています。