ロダン美術館

03 11月
2010年11月3日

もう20年以上前の「カミーユ・クローデル」という映画を偶然テレビで観たのは、私がまだフランスに住み始めて間もない頃でした。当時はフランス語がほとんど理解できなかったため、とにかく一つ一つの場面に登場する、ロダンとカミーユの彫刻作品がとにかく印象に残っていました。
ロダンとは、あの「近代彫刻の父」オーギュスト・ロダンです。日本では「考える人」で有名ですね。カミーユ・クローデルは、そんなロダンと長い不倫関係の末に捨てられてしまうロダンの愛人。カミーユもやはり才能がある彫刻家でしたが、悲しいかなその名は彼女の作品によってではなく愛人のロダンのおかげで人々に知られていました。
映画「カミーユ・クローデル」のなかにも登場する二人の作品は、今はアンヴァリッドの近くにあるロダン美術館で見ることができます。ここは、ロダンの晩年のアトリエです。

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中庭では、さっそく「考える人」が出迎えてくれます。近くで見ると腕も太く、筋肉隆々なんですね。

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男性は男性らしく、女性は女性らしい体です。後ろから見ると体の線が違います。

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ロダンから見たカミーユの肖像です。どれも悲しそうな顔です。

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一方、こちらはカミーユから見たロダンです。この他にもカミーユの作品がいくつか展示されています。

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ロダンの作品のうち60点もの作品のモデルになったのが、このハナコ(太田ヒサ)という日本人の舞台女優です。

このハナコ(太田ヒサ)という人は、身長138cmというかなり小柄な人で、ロダンからは「プチット・ハナコ(小さなハナコ)」と呼ばれ、一時期は一緒に住むほど家族ぐるみの親しい仲だったそうです。

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こんなところにゴッホの「タンギー爺さん」が。ロダンのコレクションの一つだそうです。
日本好きの一面がうかがえます。

中庭にもあるたくさんのロダンの作品を観るには、晴れた日に訪れるのがオススメです。

ロダン美術館
77, rue de Varenne
メトロ:Varennne(バレンヌ)

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