フランスのノエル、日本のクリスマス

03 1月
2011年1月3日

フランスのノエル(クリスマス)が日本のクリスマスと決定的に違うところは、まず誰と過ごすかということです。
日本では、クリスマスは恋人と過ごしますよね。
子供のときはもちろん家族で過ごしますが、子供も成長して恋人ができたりすると悲しいかな家族でクリスマスを過ごすことはほとんどなくなります。
日本はもともとキリスト教の国ではないですから、戦後に日本に輸入(?)されてきたクリスマスなんていうものは、恋人たちのロマンチックなイベントの一つでしかないのです。

一方、大半がカトリック教徒であるフランス人にとってノエルは一年のうちで新年よりも大事なイベントです。
ノエルが近づくと、家にはツリーを飾ります。もちろんプラスチックのニセモノなんかではなく、本物の大きなモミの木を買ってきて飾るのです。
子供たちは、サントン人形というイエスの生誕を再現した小さな人形を飾ったりします。

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サントン人形

大都会パリで働く若者たちも、ノエルのバカンスに入ると、みんな自分の両親の住む実家に帰ります。実家のお母さんは、ノエルのこの時期にだけ出るマルシェに行ってツリーの飾りやリースを買ったり、たくさんの甘いものやノエル用のチーズなどをたくさん買って、子供たちの帰りを待っています。

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シャンゼリゼ大通りのノエルのマルシェ

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つまり、たとえ恋人同士でもお互いそれぞれの実家でノエルを過ごすので、日本のように恋人同士が一緒にノエルを過ごすことはないのです。
例えば、私の知っている日本人女性が最近フランス人男性と交際を始めました。
共通の友人のフランス人は言います。彼女が彼の実家に一緒に帰ってノエルを過ごすことはないだろうと。日本人にとっては少し残酷に聞こえますが、フランス人にとってノエルはそれほど大事なものであって、一年にたった一度家族や親戚が一同に会するものなのです。ただ、逆にその彼女がいつか彼の家族とノエルを過ごすときは、彼が家族に将来この彼女と結婚するのだと紹介しているのと同じことを意味するのだそうです。
フランス人にとって、ノエルはそれほど大事なものなんですね。

皆様も素敵なクリスマスを!

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