ロジエ通り

12 6月
2010年6月12日

たくさんのお店が閉まって静まり返る日曜日に、パリで唯一人が溢れる場所がマレ地区です。最近では「ゲイの街」として有名なマレですが、実はかつてユダヤ系移民が多く定住した「ユダヤ人街」でもあるのです。
安息日が異なるユダヤ人街のお店は、昔から日曜日も営業していたというわけなんですね。
そんなユダヤ人街の中心とも呼べるロジエ通り(Rue des Rosiers)には、おなじみのファラフェル屋が並んでいます。ファラフェルは日本ではあまり馴染みがない食べ物ですが、ヒヨコ豆のコロッケ(?)と野菜のピタサンド。肉を一切使っていないとは思えないほど、ジューシーで美味しいのです。

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日曜日ともなると、さすがに行列が。観光客にも大人気です。

パリにおけるユダヤ人移民の歴史は古いそうですが、とりわけユダヤ人移民の数が増加したのは、やはり19世紀末にヨーロッパ各地で起こったユダヤ人排斥運動の時だったそうです。ナチスの占領下では、パリから遠くアウシュビッツまで移送されたユダヤ人移民も多かったとか。
今やおしゃれな洋服やアクセサリーのお店が並ぶこのユダヤ人街が、そんなユダヤ民族の悲劇の舞台になっていたとは今じゃ考えられません。

もう一つ、日本人も大好きなユダヤ名物といえば、ベーグル。
ユダヤ人がアメリカで流行させ、日本でも大人気だったベーグル。
イギリスにももちろんあったし、フランスに行ってもきっとあるだろうと思いきや、私がフランスに来た当時はスーパーでもほとんど見かけることなく、探すのにとても苦労したのを覚えています。

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実は、ここに来ればこんなにたくさんあるんですよね。

そうでした。ここは、バゲットとクロワッサンの国。
ドーナツだって流行らないんですから、ベーグルなんてもってのほか!なんですね(笑)
他にも、お店の看板にはユダヤ民族を象徴する「ダビデの星」がついていたり、ユダヤ教の帽子を被ったユダヤ人が闊歩しているところも見られます。

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ロジエ通り(Rue des Rosiers)は、地下鉄1番線St-Paul駅から徒歩3~4分。日曜日、パリ中心部のお店が閉まっていて困ったら、是非訪れてみて下さい。

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