極寒のイルミネーション

12 12月
2010年12月12日

パリで有名なイルミネーションといえば、シャンゼリゼ大通りのイルミネーション。
数年前から、シャンゼリゼの並木道をはじめ、あらゆるところに同じ白いライトを使ったイルミネーションが見られるようになりました。
それは、白い雪が上から下に降っているように見えるイルミネーションなのですが…

RF_1202_0101
わかりますでしょうか?手前のカフェの屋根の端に光るものがそうです。

この素晴らしさを伝えたいのですが、どうしても写真ではお伝えできないのが非常に残念です。実際に来てご覧になって下さいとしか言えません…
ところで、この雪のイルミネーションに使われている白い電球は環境に優しい節電タイプの電球なんだとか。
東京の表参道でもこの電球が使われているのでしょうか?
夜が長い冬のパリでは、今の時期はほとんど一日中イルミネーションが光っています。
電気代もバカにならないでしょうし、環境に優しいのなら一石二鳥ですね。
ただ、今年はかなり寒さの厳しい冬でかなりの頻度で雪が降っているため、雪のイルミネーションがなくてもホワイトクリスマスが過ごせそうですが(笑)

パリの有名デパート、プランタンやギャラリーラファイエットの豪華なイルミネーションも必見です。毎年それぞれテーマがあって、創意工夫、才能を駆使してかなり凝ったデコレーションを披露します。そんなクリスマス色溢れる毎年恒例のショーウィンドーに大人から子供まで誰もが魅了されています。

RF_1202_0102
子供たちも夢中のショーウィンドーの人形劇。雪が降る寒いなかでも、かじりつくように見ています。

RF_1202_0103

もともとはプランタンの提唱ではじめられた このクリスマスのショーウィンドーデコレーション、もともとはプランタンが最初に始めたもので、いまやギャラリーラファイエットやボンマルシェでも同様に見られます。

RF_1202_0104
プランタンのなかのクリスマスツリーはこんなかんじです。

RF_1202_0105

ボジョレ・ヌーヴォ

06 12月
2010年12月6日

ああ、今日はボジョレ・ヌーヴォ(Beaujolais Nouveau)の解禁日なんだな、と知るのはいつもネット上の日本のニュースなんです。
解禁日はいつも11月の第3木曜と決まっているそうなので、日本は時差の関係でフランスよりも早く解禁になるからなんですね。
今年も日本人の老若男女が、幸せそうにボジョレ・ヌーヴォの温泉(?)に入っている写真でした。
日本人は本当にそれほどボジョレが好きなのだな、とわかる象徴的な写真ですね。
日本人のワイン好きは今に始まったことではなく、80年代のバブル期などには、店頭に並ぶのも待てなくてわざわざ成田空港まで飲みに来る人もいたのだとか。

そのボジョレとは、ブルゴーニュ地方にあるワインの産地の名前です。
そこで今年採れたばかりの、というよりもボジョレ・ヌーヴォだけは特別に試飲酒なので、通常のワインのブドウの収穫期よりも早めに収穫したブドウをワインにしたものをボジョレ・ヌーヴォ(新しいという意味)とするのですが、もちろんフランスでは全く人気のあるワインではありません。
解禁日以降は、一応スーパーに大量に並べてあったり、カフェにも「ボジョレ・ヌーヴォあります。」と、まさに日本の夏の冷やし中華(?)と同じような扱いで少し貼り紙がしてある程度です。

RF_1201_0201
わかるでしょうか?ガラスに貼ってある小さい貼り紙です。

RF_1201_0202
スーパーにも置いてあります。このスーパーでは、安いものは1本500円くらい。

そのため、私も今回たくさんボジョレの写真を撮りたいと思っていたのですが、いざとなるとやっぱりなかなか見つからず、ワインの大型スーパー「LAVINIA」なんかだと、なおさらボジョレ・ヌーヴォの大量のボトルなんかは置いてないんですね。

RF_1201_0203

RF_1201_0204
こちらは、一本13万円!

RF_1201_0205
1Fには、グラスで試飲ができるコーナーがあります。

RF_1201_0206
ありました、ありました。たしかに新酒の試飲をするためのワインなので、ここにあって正解かもしれませんね。

そういうわけで、フランス人はよく「日本人はなんだってあんなに酸っぱい新しいワインを大量に買うのか。」とバカにしますが、ワインの好みは人それぞれですし、新しいフルーティーなワインが好きな人もいるのですから、私はそれはそれでいいと思います。
私も、いまだに古い高級なワインを飲まされても、全く美味しいと思いませんから。
何よりこの日本人のボジョレ・ヌーヴォ好きの傾向は、ボジョレ地方のフランス人にとったら大歓迎ですよね。

広告は芸術だ!

02 12月
2010年12月2日

パリのいいところは、わざわざお金を払って美術館に行かなくても、街を歩いているだけで芸術鑑賞ができるということ。
メトロの駅で、デパートのショーウィンドーで、もしくは飛行機を降りて一歩空港に足を踏み入れれば、すでにそこでたくさんのユニークなフランスの広告が迎えてくれます。
長年フランスにお住まいの主婦の皆さんはもうすでにおわかりでしょうが、フランスの掃除機や洗濯機の機能性は、日本のものと比べたらはるかに劣ります。彼らがどんなにバカンスを返上して頭をひねっても、日本人の作るような便利な電化製品は作れるわけがないと私は思います。しかし、それと同じようにフランス人の考える広告やショーウィンドーには、やはり私たち日本人の頭ではとても思いつかないような突拍子もないアイデアや創造性が溢れています。
例えば、東京の地下鉄の車内を埋めるように敷き詰められた週刊誌や商品の広告は、ときどき里帰りしたときに見ると圧倒させられます。しかし、パリの地下鉄の車内はそれと比べると全くガランとしたもので、一車両に英会話学校や国際電話の広告が2、3枚ある程度です。そのかわりに、メトロの駅のホームや乗換え通路には広告があちこちに貼られています。

RF_1201_0101
広告をすごい手さばきで替えるこのおじさんは、コラー・ド・アフイッシュ(日本語では広告張り替え人?)という人で、ときどき子供たちの羨望の的になっています。
こういう大きな広告は、一枚の大きな広告ではなく、実は最初は6分割ぐらいになっていて、きれいに全てに糊をつけて一枚ずつ貼っていって最後にきれいな大きな広告になっているんですね。

また、フランスの特徴的な広告の一つがカフェなどに無料で置いてあるたくさんのポストカード。たくさんのユニークなポストカードが置いてあるので、私もカフェに行くたびについついカバンの中に入れてしまい、おかげでたくさんのポストカードのコレクションができてしまいました。その一部がこちらです。

RF_1201_0102

RF_1201_0103
こちらは、あるキャンディー屋さんの店頭。見事なデコレーションです。

RF_1201_0104
クリスマスも近いデパートのショーウィンドー。

RF_1201_0105

メトロに乗って

22 11月
2010年11月22日

4連休のある今週は、残念ながらずっと雨。
パリの11月は、気温もぐっと下がり天気もどんよりです。
コートを着て帽子を被って、だるまのようにぐるぐるマフラーを巻いて万全な格好で出かければ歩けなくもないですが、春が来るまでしばらくの間はもぐらのようにメトロで移動するしかありませんね。
1900年のパリ万博のときから、もう110年も動き続けるメトロは、全部で14路線。
動き続けるとはいっても、フランスではおなじみのストの時期には止まってしまうのですが…それはさておき(笑)メトロの路線名は、全て番号で1番線から14番線まで。
一番最初にできたのは1番線で、パリの中心を西から東に横断する路線。
パリを訪れる観光客が一番集中するのもこの路線で、残念ながらスリも多いちょっと危険な路線ですので、ご注意を。
また、メトロのだいたいのホームや車体は、日本の地下鉄ほど清潔とはいえません。
ただ、いい意味でも悪い意味でも本当のパリジャンたちと触れ合うことができるパリらしい空間です。

RF_1102_0201
まずは、ここでチケ(切符)を買いましょう。
小銭かカードでしか買えない販売機もあるので、お札の場合は駅員さんのいる窓口で。

RF_1102_0202
チケ(切符)を買ったら、いよいよ改札口へ。
ときどき、チケ(切符)を買いたくない若者が一緒に通してと寄ってくることも。

RF_1102_0203
メトロがホームに到着したら、だいたいの路線はドアを自分で開けないと自動で開いてくれません。ボタンを押すか、もしくはノブを回して開けます。

メトロ(地下鉄)なのに、線路が途中で地上に出る路線が6番線です。6番線は、全線路の約半分が高架線になっていて、特にBir-Hakeimの駅付近ではセーヌ川を渡り、エッフェル塔もきれいに見えるので、ときどきこの路線に乗ると一瞬自分はパリにいるのだと気づかされます。

一日中メトロで移動していると、きっと一度はメトロの中や駅の乗り換え口で何かしらのアーティストに出会うことがあるでしょう。
人形劇をする人や、バイオリン、アコーディオン、トランペットを弾く人など。
一通りの演奏を終えたら、小銭を求められますが、気に入らなければあげる必要はありません。ときに、素晴らしい演奏をする人もいますので、私もそのときだけは小銭を入れるようにしています。

フランスの野菜

14 11月
2010年11月14日

海外でスーパーに行くと、見たことのない珍しい野菜や果物、お菓子、日常雑貨まで、とにかくその国の日常がわかって、おもしろいものです。
海外生活が長くなると、逆に出来合いのコロッケやお弁当などが並ぶ日本のスーパーが懐かしいですが、やはり野菜の種類の豊富さなどはフランスのスーパーにはかなわないでしょう。なんてったって農業大国のフランスの食料自給率は、111%。
フランス国内で必要以上の食料がまかなえてしまえているんですね。
11月に入り気温もぐんと下がってくると、秋の野菜たちが続々と登場します。
朝市の新鮮な野菜をお届けしようと思いましたが、あまりにも寒いので、近所のスーパーの野菜でご勘弁下さい(笑)

RF_1102_0101

いえ、ただ近所のスーパーといっても、馬鹿にはできません。
日本と同じ野菜があっても大きさや形が違っていたり、フランスにしかない珍しい野菜もたくさん並んでいます。

RF_1102_0102
例えば、こちらは何でしょう。ネギです。
日本のネギと比べて、太さは2倍くらいありますね。
味はほとんど変わらないですが、やはり日本のネギのほうが細いので柔らかいかんじがします。

RF_1102_0103
右は正真正銘日本の果物、柿です。(イスラエル産ですが)
こちらでもスーパーでよく見かけますが、あまり買っているフランス人を見たことがありません。私もこの季節になると買ってみるのですが、おいしさはやっぱり日本の柿にはかないませんね。

ところで、柿の左にある紫色のものは果物ではなく、Chou-rave(シュウラブ)という野菜です。日本名ではコールラビといいます。キャベツの一種らしいのですが、味や食感ブロッコリーのようなかんじです。私は実際にこれを使って料理をしたことはないのですが、一般的には茹でたり、生のまま細切りでサラダにしたりして食べるようです。

RF_1102_0104
見た目はあまり美味しそうではない、こちらはRadis-noir(ラディ・ノアール)、黒大根です。外は真っ黒ですが、切ってみると中は普通の大根のように真っ白です。
こちらもサラダにして食べますが、なんでもビタミンが豊富でダイエットに最適な食材だとか….

RF_1102_0105
こちらは、フヌイユといいます。セリの一種で、煮込みなどにしても美味しいです。

RF_1102_0106
最後に、秋らしい写真を一枚。フランスの数あるキノコを堪能できる季節です。

蚤の市

09 11月
2010年11月9日

街自体がアンティークともいえるパリの街。そんなパリには、3つほどの大きな蚤の市の他にも、一年中あちこちで蚤の市が開かれています。
パリの蚤の市といえば、一番有名なのはClignancourt(クリニャンクール)。メトロの駅Porte de Clignancourt(ポルト・ド・クリニャンクール)から歩いてすぐです。
ここは、蚤の市といっても馬鹿にできないほどの高級アンティーク家具、アジア家具、食器、ランプなどから小さな小物までとにかく何でも揃っていて、種類別に区画で分かれています。室内の常設店もたくさんあるので、雨が降っても楽しむことができます。
ただ、ここは場所としてはあまり治安のいいところではないので、スリなどにはご注意。
今日は、Vanves(ヴァンヴ)の蚤の市に来てみました。

RF_1101_0201
Porte de Vanves(ヴァンヴ)の駅から少し歩くと、Avenue Marc Sangnier(マルク・サンニエ通り)が見えてきます。並木道に沿ってある蚤の市です。

ここには、古いポスターや骨董品、ジュエリーなど小物がたくさん売っています。

RF_1101_0202

RF_1101_0203

RF_1101_0204
江戸時代のものでしょうか。日本の絵もありました。

RF_1101_0205
なんだか呪われそうな古い人形から….

RF_1101_0206
まるで美術館からきたような値の張りそうな絵画….

RF_1101_0207
どこから集めてきたんでしょう…山になったアンティークキーホルダーまで。

RF_1101_0208
これはかなり年代モノの工具たち。まだ現役で使えます。
どんなに小さなものでも、我が家の家宝と曾おじいちゃん、曾々おじいちゃんの時代から捨てずに大切にとっておくフランス人だからこそ、味があってかつ価値のあるアンティークが揃う蚤の市ができるんでしょう。

Vanves(ヴァンヴ)蚤の市
土・日 7:00~19:30(冬季は日没まで)
Porte de Vanves(ポルト・ド・ヴァンヴ)

ロダン美術館

03 11月
2010年11月3日

もう20年以上前の「カミーユ・クローデル」という映画を偶然テレビで観たのは、私がまだフランスに住み始めて間もない頃でした。当時はフランス語がほとんど理解できなかったため、とにかく一つ一つの場面に登場する、ロダンとカミーユの彫刻作品がとにかく印象に残っていました。
ロダンとは、あの「近代彫刻の父」オーギュスト・ロダンです。日本では「考える人」で有名ですね。カミーユ・クローデルは、そんなロダンと長い不倫関係の末に捨てられてしまうロダンの愛人。カミーユもやはり才能がある彫刻家でしたが、悲しいかなその名は彼女の作品によってではなく愛人のロダンのおかげで人々に知られていました。
映画「カミーユ・クローデル」のなかにも登場する二人の作品は、今はアンヴァリッドの近くにあるロダン美術館で見ることができます。ここは、ロダンの晩年のアトリエです。

RF_1101_0101
中庭では、さっそく「考える人」が出迎えてくれます。近くで見ると腕も太く、筋肉隆々なんですね。

RF_1101_0102
男性は男性らしく、女性は女性らしい体です。後ろから見ると体の線が違います。

RF_1101_0103
ロダンから見たカミーユの肖像です。どれも悲しそうな顔です。

RF_1101_0104
一方、こちらはカミーユから見たロダンです。この他にもカミーユの作品がいくつか展示されています。

RF_1101_0105
ロダンの作品のうち60点もの作品のモデルになったのが、このハナコ(太田ヒサ)という日本人の舞台女優です。

このハナコ(太田ヒサ)という人は、身長138cmというかなり小柄な人で、ロダンからは「プチット・ハナコ(小さなハナコ)」と呼ばれ、一時期は一緒に住むほど家族ぐるみの親しい仲だったそうです。

RF_1101_0106
こんなところにゴッホの「タンギー爺さん」が。ロダンのコレクションの一つだそうです。
日本好きの一面がうかがえます。

中庭にもあるたくさんのロダンの作品を観るには、晴れた日に訪れるのがオススメです。

ロダン美術館
77, rue de Varenne
メトロ:Varennne(バレンヌ)

線路跡の散歩道

25 10月
2010年10月25日

炭酸水が蛇口から出るという、緑いっぱいのJardin de Reuilly(ルイイ庭園)の歩道橋をそのまま引き続き歩いてみると、目の前になんだか不思議なマンション群が姿を現します。

 

RF_1002_0202
このアパルトマンの間の割れ目のなかをずっと進んでいきます。

ちなみに、この高架橋の下のRue de Mongallet(モンガレ通り)は、パリの電気街。
秋葉原…とまではいきませんが、安いPCや周辺機器をお探しの場合はこちらへ。
このあたりは、モンガレ産業団地と呼ばれる地域です。不思議な形のこのマンション群は、団地だったんですね。先ほど私がいた、Jardin de Reuilly(ルイイ庭園)は、実は国鉄ヴァンセンヌ線の 旧Reuilly(ルイイ) 駅の跡地なのだそうです。この写真のアパルトマンの間をずっとひたすら歩いて行くと、その後はBastilleまでなんと全長5kmも続くPromenade Planté(緑の散歩道)という、その名の通り草木や花に囲まれた散歩道が続きます。ここは、実際国鉄が通っていた高架橋の上なのだそうです。この高架橋の上の散歩道を降りて、下から高架橋を見てみるとこうなっています。

RF_1002_0203
上はPromenade Planté(緑の散歩道)、下はViaduc des Arts(芸術の高架橋)と呼ばれています。

RF_1002_0204
こんな素敵なキッチン用品や….

RF_1002_0205
貸衣装…

RF_1002_0206
人形まで…

その他にも、絵付け皿やタイルのアトリエ、カフェ、レストランなどが入っていて、ちょっとしたデートスポットです。
線路や大きな駅などを壊したら、そこには商業ビルを建てるのが日本人。高架橋をそのまま再利用して、「芸術」にしてしまうのがフランス人。フランス人らしいロマンチックな散歩道を再発見しました。

Viaduc des Arts(芸術の高架橋)
12区、Avenue Daumesnil沿い
周辺駅:Mongalet(モンガレ)駅、
Gare de Lyon(リヨン)駅、Bastille(バスティーユ)駅

炭酸水

13 10月
2010年10月13日

フランスで普段食していたりするものは、たいてい日本でも見つけることができるので、日本に里帰りしてもあまり困ることはあまりないのですが、一つだけ困ることがあることに気づきました。それが炭酸水です。
普段からPerrier(ペリエ)の1.5Lの6本パックを自宅に買い溜めして、一週間も経たずに1パックを飲み干し、炭酸水でフランスを生き延びてきたような人間が、一転日本に帰ると貴重な炭酸水をチビチビと大事に飲まなければいけない生活に。異常に値の張るビンのPerrier(ペリエ)を飲まなければいけないのは、日本の地質上仕方がないことなんですけれど…
ただ、それでも私の幼少の頃に比べると日本でも炭酸水が随分出回るようになりましたね。昔はそれこそ「炭酸」といえば甘い三ツ矢ソーダぐらいのものでした(笑)
砂糖も入っていない甘くない炭酸水なんて…と私もフランスに来た当初は避けていましたが、飲んでみるとあのサッパリ感がもうやめられません。
フランスの特に若い女性は、普段から炭酸水をよく飲んでいる印象があります。夏にカフェのテラスを見ると、レモンと氷の入ったPerrier(ペリエ)を飲んでいる女性をよく見かけます。炭酸水はダイエットにも美容にもいいのだそうです。また、妊娠中の女性もつわりのムカつきを解消するのに手放せないのだとか。

RF_1002_0101
スーパーに山のように積まれた炭酸水

そんな女性の味方、炭酸水がいっそのこと水道の蛇口から出たら…?
夢のようなことを現実にしてしまうのが、パリ。
パリで炭酸水が湧き水のように出るところがあると聞いて、さっそく行って来ました。

12区、メトロMontgallet(モンガレ)の駅を降りてRue de Mongallet(モンガレ通り)をしばらく歩いたところに、Jardin de Reuilly(ルイイ庭園)はあります。

RF_1002_0102
ここをくぐって公園に…

RF_1002_0103
見上げると歩道橋がかかっている、素敵な公園です。

RF_1002_0104
ありました、ありました。

RF_1002_0105
たしかに、炭酸水と書いてあります。

無料で炭酸水が出るとあって、みんなペットボトルに炭酸水を入れています。
赤ちゃんを連れた写真のマダムは、「蛇口から炭酸水が出るなんて、画期的よね。」と感嘆。
もちろん天然の炭酸水ではなく、ガスを後で入れた炭酸水なのだそうです。
緑いっぱいの素敵な公園で、炭酸水を一杯いかがでしょうか。

Jardin de Reuilly(ルイイ庭園)
rue Jacques Hillairet 75012 Paris
8:00~20:30 (土日祝:9:00~)メトロ : 8番線 Montgallet

建築探訪~エクトール・ギマール~ その2

10 10月
2010年10月10日

彼は学派も弟子もとらなかったそうで、まさに一匹狼の奇才建築家…というのが私のギマールに対する勝手なイメージなんですが、彼の作品は現代の私たちから見ても、とても個性的でユニークに思えるわけですから、その時代の人々にとってみれば、かなり奇抜だったんだろうと思います。
そんな彼のユニークな作品の一つといえるのが、やはりLa Fontaine(ラ・フォンテーヌ)通りにあるCastel Béranger(カステル・ベランジェ)
こんなに個性的で目立つアパルトマンなのに、周りの景色とどこか馴染んでいるように見えるのが不思議です。

RF_1001_0201
この特徴的な緑の窓枠に独創的なデザイン。閑静な住宅街のなかにあるだけに、ひときわ目立ちます。

RF_1001_0202
アパルトマンの角に点々とついているモチーフは、なぜかタツノオトシゴ。とにかくあちこちにタツノオトシゴだらけなんです。

RF_1001_0203
中庭の窓はこんなかんじ。統一感がないようで、実は計算されたデザイン。

RF_1001_0204
こちらは、Castel Béranger(カステル・ベランジェ)でも一番目立つ、メインエントランスの門です。こちらもタツノオトシゴがモチーフ。

RF_1001_0205
門を入ると、メインエントランスは鏡張り!

レンガ、タイルなどとにかく色んな素材を集めたこの奇抜な館が建てられた当初、近所や世間からは批判の嵐だったそうです。
そんなCastel Béranger(カステル・ベランジェ)につけられたあだ名は、Castel Déranger(カステル・デランジェ)= 迷惑な館
ギマールが、28歳の時にデザインしたこの「迷惑な館」が、パリで最初のアールヌーヴォー建築になりました。
今ここに住むなんてそれは贅沢は話ですが、ここは本来は低家賃集合住宅なのだそうです。

はじめにお話したとおり、このあたりのエリアは閑静な住宅地で、近くにブローニュの森がある以外、これといって観光スポットもない場所ですので、観光客はほとんどいません。
ギマールの作品があるのは、そんな16区の静かなパッシー地区にあります。
人の多いパリの観光地巡りに疲れたら、是非訪れてみることをオススメします。
こんなに素晴しい建築を残した芸術家の作品が一度に観れる美術館がないことはとても残念ですが、オルセー美術館には彼のデザインした家具が展示されているので、機会があれば観てみて下さい。

Copyright© 2019 フランス情報 All Rights Reserved.