エギナ島 日帰りの旅

22 8月
2009年8月22日

ギリシャには、数え切れないほどの島がありますが、アテネから日帰りで行くとしたら、サロニコス諸島の一つ、エギナ島がお勧め。風光明媚でビーチや遺跡もあり、船の便数が多くて便利。何より、高速船でピレウス港から40分という近さで、ギリシャの島の雰囲気を満喫できるのが魅力です。エギナは、古代、貨幣を早くから鋳造して繁栄を極め、本土のポリス・アテナイにとって宿敵とも言うべき力を持っていました。また、この島は近代ギリシャ独立の際、最初に首都が置かれたところでもあります。

アテネ中心地からLine1の電車に30分ほど乗って、終点のピレウス駅で下車。降りたところから斜め左側にエギナ島行きの乗船ゲートがあります。夏場の金・土・日曜日は混むので、チケットは事前に買っておいたが無難ですが、平日なら、港に着いてからの購入で大丈夫。チケット売り場がたくさん並んでいるので、そこで一番早い船のチケットを購入すればOK。フライングドルフィンという高速船なら40分、大型船なら1時間半ほどで到着です。

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多くのクルーザーが停泊している港と可愛らしい街並が船から見えてくると、心もウキウキ。着いてすぐのエギナタウンには、港に沿って、カフェやお土産物屋さんが軒を連ねています。この島は、ピスタチオナッツが名産で屋台でも売っています。値段は高いのですが、他のと食べて比べてみると、エギナ島産ピスタチオのおいしさを実感します。うちの子供達も、「全然違うねー!」と言って、病みつきです(笑)。色々店はあるのですが、粗悪品もあるので要注意。ナッツの横ではなく、頭の方がぱっくりと大きく開いているのを選んで買って下さいね。このピスタチオを使った薄緑色のアイスクリームも、なかなかおいしいです。

エギナタウンを右側の方に歩いていくと、小さな魚市場があり、そこには朝捕れた新鮮な魚が並び、まわりには、シーフードのレストランが並んでいます。エギナ島に来たら、必ず食べて欲しいのがタコ。シンプルな炭火焼き、ゆでてビネガーとオレガノ、オリーブオイルで食べるのも、本当においしいです。お酒は、ギリシャの蒸留酒「ウゾ」がとっても良く合いますが、かなり強いので、後で泳ぐ時や、日中は避けた方が良いかも知れません。
港から一本内側に入った通りにも、かわいらしい店やレストランが並び、散策も楽しいです。

港を降りて左側に行くと、コロナビーチという小さなビーチがあるので、時間がない時に、ちょっとだけ海水浴を楽しみたい人にお勧め。観光用の馬車も、子供は喜ぶかも知れませんね。コロナビーチの手前にあるバス停から、エギナ島の見所、「聖ネクタリオス修道院」「アフェア神殿」「アギア・マリーナビーチ」へのバスが出ます。このバスは、かなり老朽化しており乗り心地も良くありませんが・・・15分ほどで聖ネクタリオス修道院、30分ほどでアフェア神殿、40分ほどで終点のアギア・マリーナビーチに着きます。

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聖ネクタリオス修道院は、寄付だけで建てられた立派な教会で、アギオス(聖)・ネクタリオスを祀っています。彼は、20世紀初頭に亡くなったばかりの最近の人で、死後、遺骸がいつまでも腐敗しないで残っていたそうで、後にギリシャ正教会によって聖人と認められました。中には、彼の遺骸の一部が安置されていて参拝者が後をたちませんが、観光地ではないので静粛に・・・ちなみに、エギナ島の特産・ピスタチオナッツは、外国生活も長かったこの聖人が国外より持ち帰り、エギナ島に根付かせたと言われています。

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アフェア女神を祀るアフェア神殿は、紀元前5世紀頃に建てられた、保存状態の良いドーリス式の神殿。アギア・マリーナビーチからピレウス港まで見渡せる、眺めの良い小高い丘に建っているので、気持ちが良いです。大理石ではなくエギナ島産の石灰岩でできており、現在でも、24本の柱が残っています。この神殿と、アテネのパルテノン神殿、スニオン岬のポセイドン神殿は“holy triangle(聖なる正三角形)”を構成しており、この場所に建てられたのは偶然ではないと考えられています。ここからの重要な発掘物・彫刻は、ドイツ(ミュンヘン)の彫刻館と、エギナ島内の博物館に納められています。

この丘の急斜面を下ったあたりに、エギナ島では一番有名なビーチ、アギア・マリーナがあります。遠浅の砂浜に沿って、カフェやレストラン建ち並び、リゾート地の雰囲気です。カフェに席をとって、海に行ったり来たりできるのが便利です。ただし、あまりビジター用の設備は整っていません。
ビーチだけが目的なら、ピレウス港から、アギア・マリーナビーチ直行の船も出ています。

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バスで移動する場合は、帰りの時間、乗り場を必ず確認して下さい。アギア・マリーナは、時刻表どころか、バス停の表示さえないので・・・また、席取りのために、早めに並んだ方が良いでしょう。炎天下、冷房もない古いバスで悪路を行くので、立っているとかなり疲れますが、バスの車窓からは、ピスタチオ、オリーブの木が豊かな田園風景が広がり、のどかなギリシャの田舎の風景が楽しめます。

アテネの喧噪とは全くかけ離れた、ギリシャの島、田舎を満喫できる日帰りの旅。
エギナ島の他に、ポロス島、イドラ島も周遊するワンデークルーズもありますが、とにかく慌ただしいのが玉に瑕。1日、同じ島でゆっくりするのも良いですよ。

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