カテゴリー: グルメ

イタリアで年越し!ブオン・アンノ!!

03 1月
2011年1月3日
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皆様、明けましておめでとうございます。
クリスマスは家族や親戚と過ごす人が多いイタリアですが、年越しや新年は友達や恋人と大騒ぎして過ごすという人が圧倒的に多いようです。
日本は正反対ですよね。
イタリアには、年越しに赤い下着を身につけていると良いことがあるという、ちょっと変わった言い伝えがあって、年末になるとどのお店のショーウインドーにも赤いパンツがずらりと並ぶんですよ。
もう一つ、年越しにまつわる縁起かつぎと言えばこの食べ物。

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コテキーノとレンティッケ豆の煮込みです。
コテキーノというのは豚の頬肉など様々な部位を腸詰めにした、コラーゲンたっぷりの濃厚ソーセージのようなものです。
コテキーノにはこのお豆を合わせるのがお約束。
豆の形がお金に似ていることから、年末年始にこれを食べるとお金が貯まるという言い伝えがあります。
年越しそばのように年末に食べるという人もいれば、これはお正月の食べ物だと言う人もいるので確かなことはわかりませんが、とにかくこの時期に食べるとお金持ちになれるかも!?

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自宅でゆっくり夕飯を食べた後は、年越しカウントダウンを見るために車で近郊の街までお出かけしてきました。
目的地は、サンジミニャーノ。
「100の塔がある街」というあだ名からもわかるように、街中からニョキニョキと塔が生えたような独特の景観を残す街です。

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到着してみると、街はどこもイルミネーションで輝いていました。
私たちがやって来た22時頃にはまだ広場も空いていましたが、23時を越えた頃からどんどん人が集まってきて、いつの間にかぎゅうぎゅう詰めに。
みんなレストランや自宅でゆっくりと夕食を食べた後、ワインボトルやシャンパンボトルを持って広場にやって来るのです。
この日のために作られた特設会場では、イタリアのロックバンドが大歓声を浴びて演奏していました。

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夜23時半頃。
ロックバンドの演奏が終わると、街の青年団が舞台の上にやって来て、元気なダンスミュージックと共にカウントダウンを始めました。
そして遂に、深夜24時!!
歓声と共にあちこちで一斉にシャンパンの栓が抜かれます。
「アウグーリ!!(おめでとう)」「ブオン・アンノ・ヌウォーボ!!(新年おめでとう)」
シャンパンシャワーを浴びて濡れながら、周囲の人たちと手当たり次第に新年の挨拶を交わします。

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塔の裏から、花火が打ち上げられました。
こうして大盛り上がりの年越しイベントは、朝まで陽気に続きます。

ハイジの世界へ避暑旅行

17 8月
2010年8月17日
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前回の記事にも書いたように、すっかりイタリアの湖リゾートが気に入った私。
またしても蒸し暑いフィレンツェから逃げ出して、今度は北イタリアの端っこにあるMolveno(モルヴェーノ)湖に行ってきました。

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モルヴェーノ湖があるのは、北イタリア・トレンティーノ州、ちょうどオーストリアとの国境近くです。
この辺りではまだかろうじてイタリア語を話しますが、隣町ではほとんどの人がドイツ語を公用語にしているんだとか。
地元の人たちが話すイタリア語にはきついドイツ訛りがあり、一瞬違う言葉を話しているのかと思うほどです。

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こちらがモルヴェーノの町並み。
家の形がその他のイタリアの地域とはかなり異なるのがわかるでしょうか?

スキーリゾートとしても有名な寒い土地なので、雪に備えた三角形の屋根。
そして、チロリアン様式とでもいうんでしょうか、おとぎ話に出てきそうな可愛らしい木造の家が並びます。

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モルヴェーノ湖は、晴れていると湖面が青く輝く美しい湖。
夏日でも灼熱のフィレンツェに比べればずっと涼しく、湿度がないので爽やかです。

ちょうど私がやって来た日からイタリア全土が寒気に襲われ、お天気に恵まれず寒い日が続いたんですが・・・まぁ、避暑に来たんだから寒いからって文句は言えないですよね。

あんまり寒かったのでここでは水着姿になることはできず、カヌーやボート体験はできずじまいでした。
普段、もう少し暖かい日なら様々な体験レッスンが開かれているようですよ。

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しかし、たとえ湖で遊ぶことができなくても、心配ご無用!!
ここは子供の天国だなぁと思うくらい、子供たちの遊び場が充実しています。

湖添いは大きな公園になっていて、芝生広場はもちろん、様々な遊具、ビーチバレーコート、卓球、ミニバスケ、キャンプ場などなど、なんでもござれ。
芝生ではフリスビーや、たこ揚げをする家族連れも見かけました。
やっぱり湖は安心して子供を遊ばせられる場所が多いからか、家族連れの姿が目立ちます。

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地方によってがらりと食が変わるイタリア。

この辺りでは、ポレンタというトウモロコシの粉で作ったおかゆのようなものを、よく主食として食べます。

写真中央の黄色い塊が、ポレンタのソースがけ。
そこから時計回りに豚の角煮、フンギポルチーニ、地元産のサラミ。
どれも塩気がきついのは、寒い冬を乗り切る知恵なのかな?
食べた後どしんとお腹に来る、ボリュームのある一皿でした。

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そして、この辺りの郷土菓子と言えばこれ。
オーストリアやドイツでもよく食べられている、ストゥルーデルです。

リンゴとレーズンを、薄いパイ生地で包んで焼いた素朴なお菓子。
自然の中をハイキングした後、湖を前にして食べるとまた格別な美味しさです。

建物や言葉もそうですが、食事の内容もイタリアよりはオーストリアに近い印象を受けたモルヴェーノ。
それもそのはず、このあたりはアルプス山脈東部チロル地方の一つなんです。

イタリアに居ながらにして、アルプスの少女ハイジの世界に飛び込んだような気持ちになれる町でした。

イタリアで指圧試験!?

12 7月
2010年7月12日
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毎年この時期になると、私が楽しみにしているイベントがあります。
「centro diffusione Shiatsu」という指圧講座の、年度末試験です。

日本発祥のマッサージである指圧、実はイタリアでも人気があります。
私は正式な生徒ではありませんが、生徒やマエストロたちの人柄に惹かれて顔を出すうちに、いつの間にかグループの仲間入りをしていました。

この講座では指圧テクニックの他に東洋医学も学び、一年ごとに進級試験、三年生の卒業試験に合格すると、指圧師として仕事をしても良いことになっています。

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こちらが今年の試験会場。
みんなが緊張する試験だからこそ、街から離れた気持ちのいい場所で、思い切り楽しくやろう!というのが、私たちのマエストロであるブルーノ氏の考えです。

そのため、毎年進級試験は田舎の素敵なアグリツーリズモや仲間の家などを借りて、盛大な昼食会も兼ねて行われます。

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実技の試験が始まりました。
出張指圧をする時に使っているビニールシートやマットレスを敷いて、一人一人マッサージしていきます。

この日は幸い天気が良かったので、木陰に寝転がるのがとっても気持ちいい!
生徒たちが真剣に試験を受けている間、私は卒業生に指圧をしてもらったりして、極楽気分を味わいました。

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口頭試験で東洋医学の知識を確認した後、進級証書の授与です。
今年は卒業する生徒はいませんでしたが、みんな無事に次の学年に進むことができました。

さて、無事進級を果たした生徒たち、「ここからは思いっきり楽しむぞー!」といざメインイベントである昼食会場へ。

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ちょっとブレてますが、このヒゲのおじさんが私たちの指圧マエストロのブルーノ氏。
日本人の師匠についてもう30年以上も、指圧を続けてきた大先生です。
ジョークが大好きでいつも笑っているブルーノのおかげで、指圧講座には自然と楽しい仲間が集まります。

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アグリツーリズモのご主人も一緒になって乾杯して、お腹いっぱい美味しい料理をいただきました。
緊張から解き放たれた生徒たちはますます元気になるし、講師陣や卒業生たちもみんな一緒になって盛り上がります。
誰かが持ってきた巨大ケーキを切り分ける頃には、みんなもうお腹いっぱい。

食後は、「く、苦しい~!もう食べられないよ~!」なんて、指圧マットに倒れ込む人続出です。

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何年も一緒に指圧を学んできた仲間たち。
今では講師や生徒の枠を越えてすっかり仲良しになっています。
腹ごなしをした後は、水着姿になって日焼けをする者、木陰で昼寝する者、踊り出す者、歌い出す者、併設されている施設で馬に乗る者など、みんなリラックスして今日という日を思い切り楽しみました。

来年も、このメンバーでまた集まれたらいいなぁ。
日本とはまた違った雰囲気の指圧を味わった、素敵な一日でした。

丘の上の小さな都市、モンテリッジョーニ

22 6月
2010年6月22日
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フィレンツェとシエナをつなぐ道路を走っていると、丘の上に壁で囲まれた小さな町を見つけることができます。
モンテリッジョーニ。
円を描く570mほどの古い城壁によって、周囲から隔離された町です。

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高速道路を降りて上へ上へと登っていくと、見えてきました、モンテリッジョーニへの入り口です。

麓にある駐車場には、ドイツやスイスナンバーのキャンピングカーがずらり。
きっと、ヨーロッパからの観光客に人気の町なんでしょうね。

イタリアの古い都市には、他からの侵略を防ぐためにこうして見晴らしの良い丘の上に築かれたものが沢山あります。

特にこのモンテリッジョーニは、かつて犬猿の仲であったフィレンツェとシエナとの戦争において、フィレンツェを迎え打つためのシエナの前哨基地だったのだそうです。

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山道を登っていくと、ぽっかり口を開けた門が一つ。
周囲を壁で囲み、入り口を少なくするのも、敵の侵入を防ぐための古い知恵です。

門をくぐると、一気に中世にタイムトリップ!
どの建物も古く、中世の雰囲気を今に伝えています。

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モンテリッジョーニは井戸のある広場を中心に、古い教会と幾つかのレストラン、Bar、民家が並ぶ可愛らしい町です。
大都市のように観光客も多くないので、シエナへの道すがらにちょっと立ち寄って、のんびり昼食を食べるのにぴったりの場所。

土地の特産物も取り扱っているBarで昼食を買って、広場に面したテーブルで昼食を食べることにしました。

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お店の中はこんな風に、トスカーナのワインやパスタ、シエナ特産のお菓子など様々な食料品がずらりと並んでいます。
その場で食べたい場合は、ショーケースの中から好きな物を選んで、グラム単位で量り売りしてもらうことができます。

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じゃん。
こちらが本日の昼食、サラミとチーズの盛り合わせです。
もちろん、地元のワインと一緒に。
カリカリのおせんべいのような、薄焼きのパンも付けてもらいました。
温かい春の日差しを浴びながら美味しい物を食べて、のんびり休憩です。

腹ごなしをした後は、町の散策を兼ねてお散歩。

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このオリーブの公園は町の人々の憩いの場です。
この日は天気も良かったので、沢山の人が本を読んだり日光浴したりしていました。

モンテリッジョーニは端から端まで歩いても10分もかからないほどの、本当に小さくて素朴な町。
特に変わった物もないけれど、トスカーナの雄大な景色の中に輝く小さな宝石のような場所です。
中世の人々はこの城壁の中で、一体どんな毎日を過ごしていたんでしょうか?

遠い過去に思いを馳せる、楽しい寄り道になりました。

ナポリ湾に浮かぶ島、イスキア

06 6月
2010年6月6日
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今回は日本人観光客がまだ少ない穴場スポット、イスキア島旅行の模様をレポートします。

イスキア島はナポリ湾に浮かぶ、風光明媚な島。
山あり、海あり、温泉ありというミラクルな観光スポットなのにも関わらず、日本人のほとんどはすぐ近くのカプリ島(青の洞窟で有名な島です)に行ってしまうので、あまり見かけることがありません。
でもヨーロッパ、特にドイツからの観光客には絶大な人気がある島で、島内のほとんどのレストランがドイツ語のメニューも用意しているほど。

私は車でフィレンツェを出発し、ポッツォーリという港町からフェリーに乗ってイスキア入りしました。
フェリーは高速船に比べて多少時間が掛かりますが、値段が安く車ごと船に乗ることができるので、とっても便利。
イスキアへはナポリからもかなり頻繁に船が出ています。

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フェリーで一時間ほど行くと、見えてきました、イスキア島の港です!

港のすぐ後ろに大きな緑の山があるの、わかります?
このように内陸部は緑豊かで、火山がある影響で島の各所から温泉が湧き出しているんです。

私が泊まったホテルにも、温泉を利用した屋外プールがありました。

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外で泳ぐにはまだ寒い時期ですが、温泉プールなら話は別。
ジャグジーのついた浴槽もあり、ゆったりと景色を眺めながら一日中でも入っていたくなる気持ちよさです。

温泉リゾート地であるイスキアでは、多くのホテルがこんな素敵なプールを完備しているんですよ。

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海沿いに立つこのホテル、部屋や食堂からはもちろんのこと、プールからも青く輝く海を一望することができます。

朝食はビュッフェ式。
波の音を聞きながら目覚めて、温泉プールで一泳ぎ。さっと体を拭いたらテラスで海を眺めながら朝食を食べる・・・あー、なんて贅沢!
しかもホテルの値段相場は、カプリ島の半額以下。
お手軽にセレブ気分を味わうことができます。

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こちらはラッコ・アメーノという港町から見ることができるキノコ型の大岩です。
港からは遊覧船も出航していて、イスキアのダイナミックな自然を堪能することができます。

ナポリ湾は魚が美味しいことでも有名です。
もちろん、ここイスキアでも獲れたて新鮮な魚貝料理や、美味しいナポリピッツァも堪能することができます。

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私がすっかり惚れ込んだのはこちらのピッツァ、マルゲリータ。
普段フィレンツェでよく行くピッツェリアもナポリ人が経営していて美味しいんですが、ここで食べたピッツァは美味しさの桁が違いました・・・。
こんなに味に差があるとは、ちょっと驚きです。
生地はモチモチで、トマトの酸味とモッツァレラチーズのコクがたまらない!!

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南のリゾート島、イスキア。
島の人々も親切で、時間がゆったり流れているような気がします。
ナポリやカプリ島の喧噪に疲れたら、こんな癒しリゾートでのんびりしてみるのはいかがでしょう?

Hotel Torre Sant’Angelo
Tel. 081 907698

職人芸が勢揃い、手工芸展

29 5月
2010年5月29日
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フィレンツェ中央駅から徒歩10分ほどのところにFortezzaという展示会場があり、ファッションショーや大きな見本市などはほとんどすべてここで行われています。

今回このFortezzaで私が見てきたのは、’Mostra dell’Artigianato’という、手工芸を主にした展示即売会。
イタリアだけでなく世界各地の職人芸が集結し、繊細な手工芸品、各地の特産品など、様々なものを見ることができる大イベントです。

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会場に入るとすぐ、テラコッタの一群がお出迎え。

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こちらがイタリア館への入り口です。
外はあいにくのお天気でしたが、会場内は沢山の人と熱気に満ちあふれていました。

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イタリア館の中は州ごとにブースが分けられていて、まるでイタリアを旅して回っているような気分!

主な出品内容は絵画、陶芸、アクセサリー、革製品、服などでしょうか。
職人さんたちがその場で作業しているブースもあり、作品がどうやって作られるのかを知る良い機会にもなります。

私が行ったのは最終日、しかも閉館間際だったので、どのブースも値引きを始めていました。
いつもなら現地に行かないと手に入らない個性的な作品たちが、お手頃価格で手に入るチャンス!
買い物心に火がついた主婦たちが、大きな袋を下げて各ブースを練り歩いています。

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閉館時間が迫っていたので、大急ぎで食べ物館へと移動しました。
こちらではイタリア中の美味しいものが、ずらりと並んでいます。

量り売りのオリーブやチーズ、サラミ、各地の名産菓子など。
どのお店も試食をさせてくれるので、自分の気に入ったものを選ぶことができます。

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私が買ったのはこちら。
シチリアのお菓子カンノーリと、同じくシチリアのライスコロッケ(アランチーノ)、そしていつも買っているカラブリア州産の激辛ペーストです。

このペーストはパスタに使ってもいいし、お米や和食にも合うスグレモノ。
南イタリアに位置するカラブリア州は、どの食べ物も辛いことで有名なんですよ。

閉館間際に駆け込んだので、お買いものは結局いつも通りのラインナップに落ち着いてしまいました。
来年はもっと早くに行って、リベンジです!

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