クアラ・ガンダ ゾウ保護区

17 11月
2010年11月17日

首都クアラルンプールからほんの2時間ほどのところに(パハン州)ちょっと他にはない、クアラ・ガンダ ゾウ保護区がある。

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ここでの一番楽しいウリは、陸でも水中でもゾウさんとスキンシップができること。ゴワゴワとしていて、皮膚は固いけど、温かいゾウさんは、心もあったかい。とても知的は哺乳類だ。仲間が死ぬと、死体に木や葉っぱをかけ、お葬式のような儀式をしたり、その場所に帰ってくると、慈しむかのように、長い時間その場所にいるという行動も発見されている。人間が聞こえない超低音周波数でゾウ同士コミュニケーションをとっているともいわれ、かなり知的な陸上で最大の哺乳類だ。

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現在、マレーシアでも現代化が進み、象が自由に歩き回れる森林も少なくなっている。森の中だけで暮らしていたゾウたちが、人里に出ては農園の作物を食い荒らしたり、時には人家を破壊してしまうこともある。
そこで、マレーシア野性動物局との協力でリロケーティングというものを行い、森の外に出てきてしまったゾウや、仲間からはぐれてしまったゾウ、母親を失った子ゾウなどを生け捕りにして、大人なら広い森林が残っている場所まで運んでから放す。子供の場合は一頭では生きていけないので、ひとり立ちできるまで、パハン州のクアラ・ガンダゾウ保護区で世話をするのだ。
ここでは、ぞうたちが自由に動き回れる森林が3エーカーほどあり、周りは電流の流れるフェンスで囲まれている。

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センターは1989年に正式に創設された。そして2000年に非営利・非政府団体Malaysian Elephant Appeal が形成されるまでは、はた迷惑なゾウは単に射殺されていたわけだが、ゾウの人口が激減していることに気がついた政府は、あわててチームを形成した。今では、ゾウは絶滅危険種なので、野生生物保護法で保護されている。現在マレー半島に生息している野生のアジアゾウは1500~1800頭位らしい。

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ビジター・センターの中にあるシアターでは、リロケーティングについて30分のドキュメンタリー・ビデオ が観られる。リロケーティング・プログラムはいかに危険で困難な活動か、またゾウたちの置かれている状況を再認識できる。ゾウによっては、移動中にそのなれないストレスで死んでしまうこともあるのだ。ゾウと人間にとって一番よい方法は森林は伐採してはならない、ということなのだ。

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一般人がゾウと遊べるのは午後2時から4時くらいまでで、フィーディングや、陸上でのエレファント・ライディング、そして川の中でのエレファント・ライディングができる。ゾウさんの上に座って、のそ、のそ、と歩いていたら急に前足だけを跪き、いきなり、頭から川の中に投げ込まれてしまうので、着替えを忘れずに。川の深さは胸のあたりまでで、周りにインストラクターも待機しているので、泳げなくても安心。

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川の中に一緒に入ると、ゾウはとてもうれしそうで、顔から表情が見えなくても、大きな図体からはその喜びようが伝わってくる。水の中に横たわって巨体をゴロゴロ繰り返すたび、その水しぶきが、ばちゃばちゃとものすごい。ともかくゾウさんたちを、肌で感じてほしい。日本ではなかなかできない体験だ。

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各旅行代理店では日帰りツアーなども行っているが、自分で運転していく場合でもカラ・ハイウェイに乗り、ランチャンで降りるともう標識があるので、とても判りやすくなっている。

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