5月中旬から雨季が始まった、これから、半年、ほとんど毎日雨が降る。
雨のない、埃っぽい、乾燥した空気の、大地も緑を失い、息絶え絶えの、お肌もカサカサの乾季の季節が終わり、雨季になった。
私も、ベランダの植木鉢に水をあげなくてよくなった。ルンルンである。
毎日、雨と言うと、日本の梅雨を想像して、食べ物は、何でもカビ、洗濯物は、何日も乾かないと、憂鬱な季節と思うかも。
メキシコの雨季は、ほとんど毎日雨が降るが、朝から雨という事はない。夕方、日によっては夜に、数時間の雨である。
だから、観光ツアーする時も、雨具が絶対の必要品か?というと、持っていなくても、それほど心配ない。
「今日は、ちょっと早めに雨かもですから、昼食は後にして、先にピラミッドに登りましょう!」なん~んて勝手に決めて。
でも、お客様は「このガイド、昼食をいつ食わせるつもりだ、12時はとっくに回ったぞ~」なあーんて思っていたりして。。。
メキシコの昼食タイムは、本当は2時頃から、4時くらいが普通なもんで。。。。
済みません。。。。
ところで、メキシコ人は、今日は天気は?なあーんて、毎朝、天気予報をチェックして、傘を持ってゆこうか、ゆくまいか、なんて悩まない。
雨季には、ほとんどの確率で、雨は降る。じゃあ、傘は必ず持ってゆくか?と言うと、そうでもない。
「傘を持った事なんて、ないよ。」という人が意外と多い。最近は中国製の安い傘が町の露天でも売られるようになったので、傘をさす人が昔に比べて、断然多くなった事も事実であるが。
じゃあ、雨に降られたら、どうするんだ?って、ご心配ご無用。
ちょっとの雨だったら、雨にぬれても、ルンルン。
どしゃぶり雨だったら、傘をさしても、どうせぬれるよ。どしゃぶり収まるまで、雨宿り。1時間以内に土砂降りは収まる。雨宿りしていりゃあいいだろう?
何を慌てる?そこの日本人!なあーんて、思われたりして。
雨でもルンルン!
でも、でも、たまには、すごい事になる時もある。メキシコシティーの低い道が洪水になり、川になり、車が舟になり、プカプカなんて事もあり。
いわゆる集中豪雨っていうやつ。近年多いなあ。これは、地球が怒ってる?自然が怒ってる?
雨は必要。なんせ、雨の恵みでとうもろこしも大きくなる。
昔のインディヘナ文化においては、雨の神に恵みをお願いすると同時に、怒りを買わないように雨神に祈ったと。