メキシコ料理のいくつかは前記事でも取り上げたが、いやはや、メキシコ料理が世界無形文化遺産になるとは!
メキシコ料理は、そう、かなり美味しいと思う。手抜き料理では決してない。そのバリエーションも大変豊かだと思う。
それにしても、無形文化遺産だぜ!
メキシコの家庭で日々メキシコ人が食べているメキシコ料理は、確かに歴史がある、伝統がある。
メキシコ料理に欠かせない基本食材であるトウモロコシ、唐辛子、お豆など、紀元前5000年から食べられてきたものである。
それに、アメリカ大陸に世界の他の地区から人々が入って来て、それと同時にアメリカ大陸になかった食材が加わり、昔からの調理に磨きがかかって、
前にも紹介したような、大変手の込んだモーレのような料理も生まれた。
それに、各地方ごとにその同じような料理でもそれぞれに地方の特色ある料理となり、バリエーションが実に豊かである。
隣の大国アメリカなどにメキシコはいつも虐められているので、私なんぞさえ、僻んでついつい言ってしまっているが、
「アメリカなんか食べるものがハンバーガーとホットドックばかりで食文化がないでしょうが、メキシコ人はどんなに貧しくってもトウモロコシと唐辛子とお豆で豊かな美味しい食事を作り出す国民です。」なあ~んてね。
でもでも、メキシコ人もマクドナルドのハンバーガーもインスタントのマルチャンもコカコーラも大好きらしいけど。
それは兎も角
祝 「伝統的メキシコ料理世界無形文化遺産登録」
モーレ、タコス、タマレス、アトレ、ポソレ、 サルサetc 万歳! 万歳!
で一つ、気軽に町角で、朝ごはんに世界無形文化遺産でも味わってみますか?
朝、メキシコ人のこれから仕事に出かける勤め人や労働者が、群がって食べてる、町の角ごとに露店を広げているタマレス屋のタマレスとアトレ。
寒い朝、暖かいアトレとタマレスは体もぽかぽか温まって美味しい!
タマレスとは、トウモロコシの粉をラードで練って練って作ったペースト状のものにサルサ入り肉、野菜、甘い系などなど色々挟んで、トウモロコシの皮やバナナの葉に包んで蒸して作った料理。
カロリーたっぷりで、お腹もちがいい。
しかもメキシコ人はこれを油で揚げてパンに挟んでタマレスのトルタにしてもらう。
このタマレスのトルタ一つ食べたら、一日重労働しても大丈夫という代物。
アトレは、牛乳にチョコレートやフルーツその他色んな味付けをして、トウモロコシのコンスターチなどでどろりとさせた甘くて暖かい飲み物。
ところで美味しいけど、カロリーしっかり使い果たさないと、カロリー蓄積してメキシコ人並みに横幅がりっぱになります故にご注意!
食べ過ぎないように、世界無形文化遺産の伝統的メキシコ料理をお楽しみください!