世界樹 聖なる樹 セイバの樹


今の時期、カトリックの国になったメキシコ故、世界一でなくとも、どこの家庭、街の中、商店、ホテル、オフィスと何処にでもクリスマスツリーが飾られている。
クリスマスツリー、ツリー 樹という話題となると、メソアメリカ文明の樹、メキシコ本来の樹についても。

メソアメリカ文明の宇宙観そして、世界樹の考えの中でのツリー、樹。

宇宙は天界、地界、地下界に分かれている。
天界は13あり、太陽、月、金星などや神々が住むと所
地界は、人間界。
そして地下界は、9つあり、一番下に死の神が住まわっている。

3つの界はまた東西南北の4つの方位に分けられる。
その世界の中心に母なる大樹、聖なる樹、緑のセイバの世界樹が生えている。
その枝は天界まで延び、その根は地下界まで延びている。
その緑のセイバの木が生えているのが世界の中心である。

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写真の説明:メキシコシティの国立人類学博物館の中庭シンボル的に作られた世界の中心の世界樹を現す緑の柱の噴水

そして、4つの方位には、赤、黄色、白、黒のそれぞれの色のセイバの木が生え、その木の上には、聖なる鳥ケッツアルがとまっている。

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写真の説明:国立人類学博物館 マヤ室 パレンケ遺跡の十字の神殿ピラミッドの祭壇の石彫刻
パカル王とその後継者の長男の王が世界樹に捧げ物をしている。世界樹のてっぺんに聖鳥ケッツアルが止まっている。

聖なる樹、セイバの樹
セイバの樹はまっすぐ天に伸び大きく成長する樹である。
大きくなる樹は、高さ60m 直径2m以上 特に大きなものは直径6mにもなると。

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写真の説明:チャパス州のラカンドンの密林のセイバの樹
他の樹に比べて高い樹になっている。

この樹で雨季になる前にその年に、雨が多いか少ないかを予測する事ができるそうだ。
それは、花が沢山咲くと雨が多い、少ないと雨が少ないと。
つまり、その年、農業が豊作になるかどうかセイバの樹が教えてくれる。

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写真の説明:セイバの樹につぼみがいっぱい付いていた。花にはまだちょっと早かった。花はピンクだそうだが、是非見たいものです。

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写真の説明:セイバの実 これが実ると中に綿がいっぱいできる。

マヤ地方は暑い地区で、街の広場にも昔からセイバの樹が植えられている所が多い。
そのセイバの大樹は、人々に暑い太陽から日陰を作ってくれる。憩いの場所を作ってくれる。

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写真の説明:チャパス州 チャパ デ コルソの町の広場のセイバの樹。現地の人はポチョタとも言う。

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写真の説明:これも、チャパ デ コルソの広場のセイバの樹であるが、この樹の元の樹は、スミデロ渓谷の川辺にスペイン侵略以前からあった、
つまり樹齢500年もの樹であったが、1945年に焼かれてしまい、その一部生き残った部分を移植して育ったものと。

聖なる樹 セイバの樹は、前の記事で書いたアウェウェテの樹と同様、メキシコ本来の樹 ツリーである。

セイバの樹に満開のピンクの花が咲く頃、メキシコのセイバの樹が生える地方を旅したいものだと思う。

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