水道料値上げとメキシコシティ唯一の川


昔は大きな湖であったアナワック盆地、今は大都会メキシコシティ。
湖も川も消え、2000万の大都会と言われるメキシコの首都メキシコシティは、豊かにあったであろう水も消え、人口も増え、水不足という大問題に向き合う。

水の豊かな日本では、あまり考えないかもしれないが、何はなくとも生きるもの全てにとって、水は絶対必要だ。
メキシコシティの水不足は、人々に水道料値上げという形で、自覚を強いている。

ある人が最近きた水道料の請求書に悲鳴をあげた。
今まで、2ヶ月分の水道料が100ペソちょっとだったのが、10倍の請求書が来たというのだ。
「俺絶対に払わねえぞ!」と息巻いていたそうだが。
電気代、電話代は支払いを滞ると、電気を切られたり、電話を不通にされるのだが、水道は今のところは、止められたという話は聞かない。

私の住む地区は、幸いメキシコシティに唯一残った川、マグダレナ川があり、その上流の水を水道の水としているようで、断水になった事は今のところない。
だが、メキシコシティのあっちこっちで、万年の水不足、しばしばの断水に悩まされている地区も多い。
あるレストラン、ホテルでは、沢山の水が当然必要で、定期的に給水車に、給水してもらわなければ営業できないと。

メキシコに来た人は気づいたと思うが、メキシコでは公衆トイレなどで、トイレットパーパーはトイレに流さないというのが常識だ。
水洗トイレなる文明社会の賜物も、水を多量に必要とするのだ。
トイレットペーパーまで、トイレに流す水の余裕はないのである。紙まで流すと、トイレがすぐ詰まるのだ

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写真の説明:ある遺跡のトイレの中にあった注意書き「ウフゥ!紙があってよかった!で、紙はゴミ箱へ捨ててね。」

私はメキシコシティの南西のはずれに住んでいる。
ディナモ(発電という意味)いうエコロジー森林公園が近くにある場所である。
知り合いに「遠くって大変だねえ、寒いでしょう」とよく言われる場所である。
メキシコシティの平地が標高2230mであるが、私の住む地区は標高が、もっと高い。2370mくらい。
でも平地が暑い暑いの頃はいいよ!避暑地みたいなもんだ。

このディナモの山を水源にする川がマグダレナ川である。
ディナモというのは、その名のとおり川の水を利用して発電をしたというものだそうだ。
今も川は生きているものの、昔のように、発電をするほど水が豊かでなくなったのだろうか。

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写真の説明:マグダレナ川

マグダレナ川も森林公園を流れる間はきれいな水が流れてゆくが、その下流は人々の悪癖のせいで、ゴミで汚染された川となる。情けない。

ディナモの森林公園は、週末には自然を求めてやって来る人でいっぱいである。

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ディナモは広く、森林公園も第1、2、3、4、地区とある。
下方の1、2あたりまでは人でいっぱいであるが、上の4地区あたりは、ほとんど人もいないで、本当に自然だけ。
メキシコシティの大都会でも、まだまだ自然が残っている!と、少しほっとする。

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ところで、我が家は、今のところ断水の憂き目にはあっていないが、水道料も値上げだし、水を大切にしなくては、、、、である。
特に家庭菜園を始めた私としては、乾季の間の菜園の水をどうするかは大きな問題。
人々が水不足で困っているのに、水道の水をじゃんじゃん菜園にかける事は気が引けるし、第一これからの水道料値上げについて行けない。
そこで、雨季の雨水を貯めるという事にした。
屋根に降る雨をタンクに貯めるのだ。二つ大きなタンクを設置した。

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今年は乾季にも2度ほど雨があり、その雨でもタンクがいっぱいになってくれたので、今のところ、水道の水を菜園に使わずにすんでいる。

それに気をよくした私は、今、雨季の間も雨水を利用する方策を立てようと考えている。
乾季の菜園用にタンクを設置したが、雨季はこれを必要としない。
雨季の間は、菜園にもほとんど毎日数時間雨が降ってくれるのだ。
今のところ、屋根に降った雨を、下のタンクに貯める方式になっているが、そのタンクの水をもう一度屋根の上のタンクにモーターで上げて、
トイレとシャワー用の水として使う方法である。

水不足問題、真剣に考えなければの時である。

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