星の丘のある町での復活祭


復活祭はカトリックの国であるメキシコでは、重要な祭り日であるだろう。

メキシコのあっちこっとで、復活祭 セマナ サンタの祭りが行われる。
特に大々的で歴史もあり有名なのがメキシコシティ イスタパラッパ区の祭りである。
私は30年もメキシコシティに住みながら、まだ一度も見に行った事がなかったのだ。
それは、周りの人に、あんな人で混雑するところに行くな!危ないぞ!と脅かされてきたためである。
特に金曜日のキリスト受難の日の人出はものすごいと。毎年、百万人もの人出だそうだ。

イエスが重い十字架を背負い、ゴルゴタの丘まで行きそこで磔にされた(受難)という事を再現する。
そのイベントは、イスタパラッパ地区の住民が、総出で、イエス役はもちろんだが、みんな大人から子供まで、衣装に身を固め、行列に参加するのだ。

私もその最も盛り上がる金曜日に行きたかったが、金曜日は他の用事で行かれないので木曜日に出かけてみた。
木曜日は、イエスと使徒達の最後の晩餐というので、祭りの重要シーンは夜からであり、それを見ていたら夜中になってしまうので残念ながら、それも見られなかったけれど、仮装した人々の行列があった。

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イスタパラッパ地区には、星の丘と言う名の丘がある。
そこは、昔 アステカ王国時代、新世紀の祭り、52年ごとの新しい火の祭りを行った場所である。
その星の丘をゴルゴタの丘に見立て、そこまで十数キロ、イエス役の人は十字架を背負って登ってゆく。(大変だねえ)
そして星の丘に作られた十字架にかけられるというキリスト受難と復活の再現劇が行われる訳である。

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写真の説明:星の丘の中腹に立ったっている十字架。ただ今準備中。

もともと、星の丘は、アステカ時代には新しい火の祭り、新世紀の祭りが行われた丘であるが、そこはアステカ時代よりもっと古い時代から神の神聖な場所として、
ピラミッドが作られ、そこで神が祭られた場所であったのだ。
丘の頂上には小さなピラミッド跡が残っているが、考古学の研究では、古い時代にティオティワカンの月のピラミッドほどの大きさのピラミッドがあったという事がわかっているのだそうだ。

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写真の説明:星の丘のピラミッド

昔の先住民の人々が神を祭ったその同じ場所で、混血になったメキシコ人、カトリックとなったメキシコ人は、キリストの受難劇の祭りをするのである。

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