ネバード・デ・トルカへのトレッキング


メキシコシティは標高2230mくらい。富士山の5合目と言ったところ。その周辺の山々は3000~5000級の山。
2つの5000m級のメキシコ第2、第3の山ポポカテペトルとイスタシワトルの山も聳えている。

日本からの登山家もメキシコ第一の山ピコ・デ・オリサバや第3の山イスタシワトルを目指してやってくる。
第二のポポカテペトル山は噴火が活発なため、もう何年も前から、登山が禁止になっている。

登山家達が、メキシコにやってきて、まず足慣らし、高所慣らしに登る山が、メキシコ州にあるメキシコ第4番目に高い山、ネバード・デ・トルカ山(4558M)

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だが、頂上までは兎も角、この火山のカルデラ湖、太陽と月と名づけられた二つの、世界でももっとも高い場所にあるカルデラ湖までは車で登れるのだ。
英語ツアーもあって、そのツアーに参加した。
なんせ、4000M級の山へ簡単に行けちゃうツアーだ。高所で酸素不足になってぜいぜいする事もなく楽勝だ!と思った訳だ。

ところが、この日、そうは行かなかった。
この日はメキシコの祭日で、祭日や休日に、メキシコ人は家でのんびりなんてしないのだ。
みんな出かけるのだ!そこで、山だってラッシュになると言うので、車で登るのが、禁止になっていたのだ。
両側通行が不可能で危険と言う訳だ。平日だったら、車一台すれ違う事もないというのに。

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写真の説明:この日は山も大勢の人で賑わっていた。

ガイドの言うに、「いつもだったら、こんな事はないんだけど、歩いて登るしかない。」
そこで、思ってもいなかったトレッキングとなった。
登り道でなければ、結構歩くのは平気な私だが、参った!参った!なんせ、4000M級だ。ぜいぜい、ぜいぜい。心臓はパクパク。
ちょっと歩いては、立ち止まり、ちょっと歩いては立ち止まり。

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写真の説明:残雪で遊ぶ人たち

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写真の説明:途中まで、馬で登るというサービスもあったんだけど。

他の若い外国人観光客に申し訳ないので、後からゆっくり登るからと断って、遅れを取る。
残雪のある所まで登ったが、もう、いいやの気分。
ダンナが、もう少し上まで行って、帰ってくるよというので、私は高山に生えた枯れ草の上に座り込んで待つ事にした。
ところがである。
風がそよそよ、気持ちいい。それに兎に角疲れた。で、ちょっと横になったら、ウサギと亀のウサギじゃあないけど、寝てしまった。
たいして長く寝たつもりはない。
だが、その間に戻ってきたダンナは私を探したらしいけど、草の中に埋もれて見えなかったらしい。
それと呼んだらしいけど、すっかり寝てしまった私が答えるはずがない。
ダンナが携帯電話をかけたと、すると大分上へ行った娘が携帯に出た。そうなんだ。私のリック、娘が背負ってくれてたんだ。

こんな山の上で携帯が通じた。結構上に携帯用の受信塔があったのだ。メキシコの田舎へ行った時は通じなかったのに。

そんなこんなではぐれて、私は目が覚めてから、いつまでも戻ってこないダンナを呼べど待てども、ダンナは現われない。
1時間以上待っても現われない。下って来た人に尋ねたら、上の方結構危ない所があるよなんて言うし。。。。。
ついに私も未亡人か?という思ったり、いやこんな所で遭難するはずがないと思う気持ちでごちゃごちゃになりながら、兎に角下山の約束が4時半だからと山を下った。
そして、しばらく行くと、途中でダンナが座っているじゃあないか!

後で、娘とダンナに昼寝するなんて信じられない!と散々文句を言われた。
あー、それでも未亡人にならなくってよかった、よかった。

娘たちは、グループにやっぱり遅れて、道を間違えて、苦労したけど、湖まで行けなかったと。
湖まで登った他の人に、どうだった?綺麗だった?と聞いたら、
「もう、必死で登ったけど、景色を楽しむ余裕なんて何もなかったよう!」ですって。

あー、やっぱりこんな高い山へ登るには車がいいなあ。と堕落した私は思った。
今度はやっぱり車で登ろう!

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写真の説明:山の上まで登る人はぐーんと少数。

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