大きな鮮明な壁画の残るカカストラ遺跡


メキシコシティからの日帰りツアーと言うと、プエブラ&チョルラ・ツアーかクエルナバカ&タスコ・ツアーというのが通常コースで、どこの旅行社でも
また、英語ツアーでも日本語ツアーでも、このツアーである。

だが、もし、メキシコシティの近くの遺跡で、テイオティワカンの他に一日で行くとしたら?と訊かれたら?
モレロス州のソチカルコ遺跡とトラスカラ州のカカストラ遺跡を勧めたい!
ソチカルコ遺跡は世界遺産になったので、最近は日本からのツアーでも盛り込まれている場合があるようになった。
だが、カカストラ遺跡は、まだ、ほとんど行かない。

だが、ここは本当のところお勧め!
友人がツアーでなく個人的にチョルーラ遺跡に行こうと思うというので、カカストラ遺跡にしなさいよ!と勧めた。

壁画のある遺跡として、マヤのボナンパックと並んで大きな鮮明な壁画が残っている遺跡である。
ボナンパックの壁画は、残念な事に大変劣化してしまったと思う。

カカストラ遺跡は壁画を保護さるために、1100平方メートルもの大きな屋根で遺跡全体を覆った。

MX_0702_0201

写真の説明:遺跡は大きな屋根で覆った。

それでも、一旦空気にさらされ、人の目にさらされると、赤、青の鮮明な色が少々あせて来ている気がする。
保存保護というのは、大きな課題なのだろうと思う。
戦いの様子を描いた大きな壁画も、屋根だけでなく、ガラスで壁画をおおい、保護するようになった。

ボナンパックの壁画は、国立人類学博物館のコピーを見てからオリジナルを見に、チャパスの密林まで行ったが、もう一部を除いて、
何を描いてあるのか識別さえも苦労するという状態で、悲しくなった。

カカストラ遺跡は、1975年まで、丘の上の畑だったところなのだ。
大地に1000年以上もの間埋まっていた壁画はその色が昨日描いた絵のように鮮明な濃い赤や青であった。

壁画の国、メキシコの先スペイン期における最大の壁画とも言える22Mに及ぶ大壁画、ジャガー軍と鷲軍の戦いの絵は、ちょっと消えているところもだいぶあるが、
よく見ると、生なましく血を滴らせている戦士、内臓まで描かれている戦士、額に槍が刺さっている戦士、勝ち組の勝利を誇る戦士などなど。
なかなか、今のアニメ作家も驚くかも?
さすが、壁画の国のメキシコ人の芸術家の血は、古い時代から、脈々とあったんだろうねと思ったりする。

MX_0702_0202

写真の説明:戦闘の壁画

その他、金星に関係あるだろうという男女の絵。

MX_0702_0203

赤い神殿名づけられたトウモロコシとカカオの木が、水のシンボルの亀や水鳥、商人らしい人物像などと共に描かれた絵。

MX_0702_0204

ジャガーの衣を着たジャガー人、鷲人etc。

MX_0702_0205

写真の説明:鷲の衣類の着た人物像

また、浮き彫り絵など、見るものがたっぷり。

もし、興味がありチャンスがあったら、色があせない、絵が消えない前に、是非カカストラ遺跡の壁画を見に行ってみては?

カカストラ遺跡の隣はソチテカトル遺跡である。紀元前300年の頃の先古典期時代の都の跡である。
カカストラ遺跡の入場料の同じ切符で、二つの遺跡見学ができるので、是非、こちらもお見逃しなく。
車で行った場合は、車でぐるりと回って行く。
徒歩の場合はカカストラ遺跡の丘を下り、またソチテカトル遺跡の丘を登って行く。

MX_0702_0206

写真の説明:カカストラ遺跡からソチテカトル遺跡を望む。

ソチテカトル遺跡については、また、次の機会に書きますね。

MX_0702_0207

写真の説明:遺跡からポポカテペトゥルとイスタシーワトルの山がよく見える。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です