石のスープ


旅の楽しみの一つは食べ物。
その土地ならではの食べ物・料理を味わってみるのは、やはり楽しみ。
まあ、中には、それって、やっぱり食べられない。。。。。という人もあったりするかも?だが。

今は、野生のものは特に禁止されるようになり、食べられなくなりつつあるようだが、
昔はたとえば、メキシコシティからタスコの町へ行く途中には、「イグアナ料理あります!」の看板を出してるお店があった。
もちろん土地の人はそれを山で捕獲して常食としていたのだ。

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写真の説明:ソチカルコの遺跡で日向ぼっこするイグアナ

文化の違いで、食べる人もいれば、食べるのを嫌がる人もいるわけだが、
牛や羊はいくらでも食べるが、鯨は可愛そうだから、食べないとか、またその意見を他人にも強制するとか。(私の子供の頃、鯨の冷凍刺身が美味しかったが。)

オアハカは特産の食べ物も多い。オアハカチーズ、オアハカモーレを筆頭に。
バッタもオアハカの特産だ。
日本の今の若い人はあまり知らないかも?だが、私の子供の頃はイナゴを田んぼで、捕って、炒って食べたのを思い出す。

イグアナやバッタは、兎も角。
今回オアハカ地方の旅で、勧められて、食べに行ってみようとなったのが、「石のスープ」
「石は食べられないよ。食べたくないよ。」と、うちのダンナ。

そう言えば、画家のディエゴ リベラの最初の奥さんルーペは、ディエゴが遺跡の石彫や土器、土偶の収集にお金をどんどん使う(昔は買えた)のに、腹を立て、
ある時、その土器かなにかを割ってスープに入れて、ディエゴに出したとかと言う話があったなあ。

かの有名な大きな木、世界でも最も大きな木(特に太さ)として知られている、樹齢2000年のトゥーレの木のある村、サンタ・マリア・デ・トゥーレに
その「石のスープ」のレストランがある。
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写真の説明:サンタ・マリア・デ・トゥーレの木

レストランと言うと、ちゃんとした立派な建物の内装の綺麗なというイメージであるが、ここは田舎の家風。
結構広いが、数テーブルが置かれ、お客さんが食べてる。

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そのテーブルから大分離れたところで火がボンボン焚かれている。
ここの料理は唯一「石のスープ(cardo de piedra)」のみ。

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この石のスープというのは、昔ながらの伝統料理なのだそうで、男の料理であるのだそうだ。
普段は、女の人が料理をするのだが、特別の時、男が代わって料理をしてくれる。それが、この料理だそうだ。
男の料理は、ダイナミックに!簡単に!
石のスープは、メキシコ料理の海産物スープであるのだが、やり方が、生の材料と汁を木の実の椀に入れて、その中にカンカンに焼いた石を放り込みそれで、熱々になって料理が煮あがるというもの。
もちろんその入れた石は食べないけど。
焼いた石は、やっぱりシンデレラ並みに灰被りだろうけど、そんなのお構いなし、なんせダイナミック料理だから。
それで、スープの底の汁は残すがいいだろうね。
まあ、美味しかったけど。

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先住民時代からのお料理だそうで、なにか、レンジがないから、庭で石を焼いて料理を作るイメージ。鍋もいらないし。

西に珍しい料理のレストランがあると言えば、出かけて行き、
東にゲテモノの料理店があれば、興味しんしん、食しに行くし。
北に美味しいお店があると聞けば、さっそく、行かなきゃ損損と食べに行く。
南に行列つくってるレストランがあると知ったら、やっぱり並んで食べに行きたい人。

オアハカ旅行に行ったら、やっぱり行ってみる?話しのタネに。

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