インカ マヤ アステカ展 in Japan


たまたま 日本へ里帰りしていて、神戸に近いところにいたので、日本で開催されているインカ マヤ アステカ展を見に行った。

私としては、わざわざ日本で、メキシコの考古学の展示会を見なくても。。。。。。という気もしないでもなかったが、
どんなものが来ているのだろうか?そして、インカも興味があったので、足を運んだ。

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会場は平日というのにいっぱいの人で、行列で見学。
展示品も思った以上に多かった。

マヤ文明の出品はほとんどがグアテマラのものであったが、
メキシコからは、カンペチェ州博物館出品のカラクルム遺跡(世界遺産)から出土したヒスイの仮面が3つも展示されているのには驚き感動した。
これは、地方博物館所蔵なので、私も未見で、貴重なものが見れてよかった。

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(写真の説明:ヒスイの仮面の参考例として、写真がよくないが、メキシコ人類学博物館のパレンケのパカル王の仮面。)

カラクルムは、ティカル(グアテマラ) コパン(ホンジョラス) パレンケ(メキシコ チャパス州)と並ぶ
マヤ文明繁栄期の古典期の4大都市であった重要な遺跡である。

だが、まだ発掘一般公開されて、年月が経っていないのと、交通アクセスがまだあまりよくないので、観光客もあまり行っていない遺跡である。
ここから重要な王墓が発掘され、そのデスマスクという訳だ。

その他、メキシコからの出品は、テレビサ財団の個人所蔵品、テンプロ マジョール博物館からのもの。

テレビサのものは個人所有品だから、メキシコで一般公開されている訳ではないから、未見(似たものは多くメキシコの博物館の展示物にあるが)

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(写真の説明:これはテンプロ マジョール博物館展示品の 雨の神トラッロクの壷日本での展示会で、テレビサ出品のこれによく似たトラロック神の壷がある。)

テンプル マジョール博物館出品物は、似たものは博物館に展示されているが、たぶん博物館の倉庫から出品しているものがほとんどであると想像する。

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(写真説明:テンプロ マジョール遺跡の鷲の戦士の館の場所から、この鷲の戦士と死の神ミクトランクティの像がそれぞれ2体づつ発見された。
この写真は、テンプロ マジョール博物館に展示されているもの。
この同じ他の一体ずつが、日本での展示会に出品されている。)

神戸市立博物館においては、写真はいっさい禁止であるので、この記事を書くにあたって写真不足の気分で、
メキシコの博物館に写真を撮りに行ったが、テンプロ マジョール博物館の展示物の中で、
ただいま貸し出し中の名札は何処にもないし、一年も他に所蔵品を貸して出ししても、少しも困らないのは、
倉庫に、展示しきれない遺品がどっさりあるからだと思う。

実のところ、メキシコ国立人類学博物館などの倉庫には、ふだん公開されていないものすごい量の遺品が眠っているはずと思う。
何年か前、人類学博物館オープン(1964年)以来初めての大規模展示変更があった。
確かに、1964年以来43年の間に、多くの発掘も行われ、多くの新しい発見もあり、また、それにより考古学研究の学説も変わってきているはずと思う。

それと同時に発掘物も膨大な量になってあの大きな人類学博物館でも展示しきれないのは当然である。
昔の展示にあったのに、今の展示からは消えてしまっているが、重要なあれは是非展示してほしいのに。。。。
というものも多くあったりするのだが。。。。

専門家のする事に文句をいうつもりはないが、私見で言うと、新しく改装された国立人類学博物館には、
大きなピラミッドの実物大に近い模型なんぞ作ってる部屋があるが
あんなのはやめてその空間にもっと貴重な本物の遺品を展示してほしいものだと思う。
現物は倉庫にあるんだから、しまっておかないで。。。。

少しでもメソアメリカ文明やインカ文明などの先コロンブス期の文化に興味があれば、日本で開催のインカ マヤ アステカ展 是非見てもいい展示会である。

失われた文明の過去には誰も戻れないが、その遺品の実物を見る事は、そして、それからその文化を想像する事は、実に楽しく面白い事かもしれない。

追記
日本での今後のインカ マヤ アステカ展は 神戸の後、岡山 福岡で開催されます。

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