竜舌蘭 アガベ その2 (過去の時代の利用方法)


竜舌蘭 アガベ スペイン語名 マゲイの植物のメソアメリカ期においての利用価値は絶大であったらしい。
お酒はもちろんであるが、この葉の繊維を利用して衣類とした。

綿花も栽培したが、これは上層階級の人々だけしか使えない高級品であり、一般庶民の人々の衣類はマゲイ 竜舌蘭の繊維を糸とし、布をつくった。

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マゲイの葉の皮をはがした物をを先住民語で、ミショテというが、メキシコ料理でミショテというのは、これに包んだ料理である。
昔は、この葉皮を紙とした。

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この葉の液は、前に書いたようにお酒になるのだが、また洗剤ともなったらしい。
私の姑は87歳になるが、彼女の子供の頃にも、この自然洗剤がまだ使われており、今の化学洗剤よりきれいに洗え、布も傷めなかったと思い出話をしてくれた。

そして、葉の尖った先は、固く針になった。
鉄を知らない文化において、このマゲイの針は、動物を捕らえる矢じりであり、武器であり、また生贄の血を神に捧げるために、身体から血を絞りとるためにも使われた。
実際、生贄のために使われた針がアステカの遺跡からも見つかっている。

今は、もちろんそんな過去の利用法はされなくなった。
化学繊維の衣類が溢れ、化学洗剤があり、素晴らしい紙もあるし、科学兵器の武器はあるし、もちろん生贄はしなくなったし。。。。。

そういえば、過去と同様に利用されているのがあるある!
マゲイの虫。マゲイの葉を住みかとしている虫。
芋虫風であるが、これがたんぱく質いっぱいの高級料理?牛肉より高い!
これは、もう、何処でも食べられる料理ではなさそうだが。マゲイ栽培をしている田舎か、特別レストランだけかあ。
マゲイは7~20年くらいで成長する。
テキーラの素になるアガベもお酒の材料とするのに、7年ほども成長させないと使い物にならないと。

マゲイは成長した最後は、幹を伸ばし、花を咲かす、そして種を残して枯れる。

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写真の説明:茎を高く伸ばしたマゲイ、まもなく花を咲かすだろう。
花も田舎の人は食料とするそうだ。

また、やはりこのアガベの一種にユカタン半島で、特に19世紀から20世紀の初めまで、沢山栽培されていたものがエネケンというという種類である。

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(写真の説明 :エネケン アガベの一種)
この葉の繊維が大変丈夫で、ナイロンなどの化学繊維が発明される以前には、ロープなどの材料として、世界に輸出され、大儲けをしたというものである。
それで、金は、黄色だが、これは植物で緑だから緑の金と呼ばれた。ちなみに、黒い金は?

その当時、大儲けして作られた豪邸がメリダのメインストリートにその過去の栄光の残照のように見られる。

マゲイのその利用方法、エネケン栽培の繁栄は、時代の進歩とともに、すべ過去の出来事となってしまったのか?

テキーラのお酒も近年は、他の国でも作られるようになったと。テキーラはメキシコのお酒だ!と叫びたい。
だってテキーラの名は、他の何処にもないはずでしょう。

マゲイからの樹液のアグア ミエルの話は前の記事でかいたが、その健康ドリンクとしての需要の道が世界に広まっていくといいと思う。

エネケンの繊維は、今、カーペット、民芸品などにも使われているようであるが、その栽培量はほんのわずかになってしまった。

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写真説明 :アガベの一種 yuteで作られた民芸品

だが、石油の供給が将来において難しくなりつつあるし、エコロジーが叫ばれている今、自然に戻らない化学繊維より植物繊維の見直しがされても。。。。。。いいのではないか??

これは私一人の妄想か?

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