モナルカ蝶は、メヒカーナ デル コラソン


ですって!
なんじゃ、それ?って。
モナルカとは、スペイン語で帝王の意味ですが、これは、ミチュワカン州のサッカーチームの名前でもある、
そのチームの名前は何処から来ているかというと、日本語名はオオカバマダラとい橙色に黒と白の模様の入った蝶の名前なんです。
何故、蝶?と思うかもだが、この蝶、実は有名蝶なんです。
何故有名かと言うと、3000キロ以上も旅する蝶であります。

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バッハ カルフォニア半島の海に鯨が、北から太平洋を下って、冬の間やってきて、そこで、子供を生み育て、また北上してゆくと言うので、
前に、テレビ宣伝に「鯨は誇らしくメキシコ鯨だ!」ってのがあったんだよね。
メキシコの国で生まれた鯨はメキシコ鯨だ!という意味
この宣伝、日本などの捕鯨反対の宣伝だったようだけど?

まあ、それは兎も角、出生地主義のメキシコで生まれたものは皆メキシコ人なんです。
それで、鯨もメキシコで生まれたから誇りを持ってメキシコ鯨なんですよ。

ところが、このモナルカ蝶は、メキシコ生まれではない。
でも、カナダで生まれた蝶は、その親の親の親くらいがやって来たというメキシコへ、自分は来た事のないメキシコへ、
越冬するために長い長い3000キロ以上の旅をしてやってくる。
3000キロ以上の旅は、人間のように、飛行機で一飛びって訳にはもちろんいかないわけで、小さな体の羽で飛んでくる。
3ヶ月くらいかかって。

メキシコのメキシコ州とミチュワカン州の一部の標高3000mくらいのオヤメル(針葉樹)の木の生える森林へ、
必ず同じ場所に、昔々から、先祖代々、同じ場所へやってくるのです。
そんな蝶は、心からのメキシコ蝶だ!って。

8月の末頃、カナダや北部アメリカを出発し、メキシコの地にやって来た蝶は、
メキシコの山で11月くらいから3月の中旬くらいまで、寒い日は木に数珠なりになり、少しでもエネルギー消費を防ぐかのように動かず、
それは、100万匹くらいというのだから、すごい。

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わずかに温度が上がってくると、大地の水を飲むだけで、過ごすというもの。

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この間、もちろん卵は産まない。

冬を無事、命永らえた蝶は3月中旬頃、北に向かって旅立つ。
だが、この蝶は、自分の生まれた目的地には辿り着かない。
旅の途中の幼虫が食べられる餌のある地で卵を産み、そこで9~10ヶ月だった命を絶える。
その子が蛹から蝶になり、親の意思を次ぐように北に向かう。
その子も旅の途中で、そのまた子に親の意思を託して、卵を産み、たった1~2ヶ月の命を終える。
こうして、メキシコに向かった時は一世代で渡っていたのに、北に向かう時は数世代のリレーで渡ってゆくと言うのだ。

旅の目的地の北のカナダで生まれた蝶が、また、ヒイヒイ爺さん婆さんが旅した同じ旅をして、
3000キロ以上をひらひら飛んでヒイヒイ爺さん婆さんが辿り着いたメキシコの同じ地にやって来ると。

この小さな渡り蝶は、何によって、北アメリカ大陸を間違うことなく、目的地にやってくる能力を持っているのか?
小さな生物の不思議を思う。

メキシコ人の心を持ったモナルカ蝶よ!
もう、そろそろ、北へ向かう旅の準備をしているのか?

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