皆既月食とメソアメリカ文化の天文学


2月20日メキシコで皆既月食が見られた。
メキシコ国立大学や国立工科大学やその他、望遠鏡を持っている機関と協力して、100台以上の望遠鏡をソカロ広場に設置して、
何年に一度の皆既月食を、無料で見てください!と。
それで、またまた、長い行列が。。。。

私はもちろん長い行列は苦手ですから、望遠鏡なしに肉眼だけで。
満月で、(そう、月食は満月の時にしか有り得ないとか)その満月が少しずつ欠けてゆく様子は、なかなかですね。雲もかからずよく見られました。
残念ながら、写真はいまいちですが。

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望遠鏡だと、月の光がおちると、土星の輪まで見えたとか。。。。

関係機関の望遠鏡は、もちろん無料で見せてくれたんだけど、
中には、望遠鏡持ってる個人が、ソカロに来て、望遠鏡設置して、一人5~20ペソで有料で見せるという商売した人もあったとか。
あはは、さすが。。。。。抜かりないや。

自分の家の屋根の上で見てもいいんだけど、みんなでワイワイ、ソカロでお祭り気分だ。

ところで過去のメキシコ人は偉大な天文学者であった。

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写真説明 : チィチェン イツアー遺跡の天文台 この窓から天体の観測をした。
また、建物のいろんな線を延長すると、それぞれ太陽や月や金星などの動きの線と一致すると。

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写真説明 : ソチカルコ遺跡の洞窟天文台
洞窟に作られた煙突から太陽の光が直接差し込む日を数えて天文観測をした。

望遠鏡なしで肉眼で何百年いや二千年以上も日々、太陽、月、金星などの天体を観測し続け、天体の周期を測り、
それに基づき、正確な太陽暦を作り、またピラミッドをある日太陽の動きに合わせて作りったり、都全体も宇宙の動きとか何かの線に一致するように都作りをした。

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写真説明 :ティオティワカンの都の線は、月のピラミッドを頂点として、北南への死者の道が15度30分ほど東にずれている。
この軸のずれは何を意味しているのか?考古学者の説はいろいろあるらしいが。
左に見える太陽のピラミッドは、一年の中で、4月30日と8月12日にピラミッドの真後ろから太陽が昇り階段側に沈む。
8月12日はメソアメリカ文化において意味のある日であったのかもしれない。
この文化のカレンダーの紀元は今のカレンダーの紀元前3114年8月12日である。
ティオティワカンのミラミッドだけでなく、マヤのエズナー、ジビルチャルトゥンなどのピラミッドの神殿の真後ろからもこの日太陽が昇る。

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写真説明 :チィチェン イツアー遺跡のククルカン神殿は、春分秋分の日にヘビの胴体が、光と影の形で現れる。
階段や断層などの数は、カレンダーの日や月や世紀の数に合わせてある。

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写真説明 : ウシュマル遺跡の総監の館
この建物の中央の入り口の東に向かう線は明けの明星金星が現れるところ。

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写真説明 : チョルーラ遺跡の世界一の体積を持つと言われる大ピラミッドは今はただの山のように見えるが、
夏至の日に、太陽が、このピラミッドの真後ろから昇る。

それだけでなく、マヤ古文書などによると、古代メキシコ人は、未来に起こり得る日食月食も予測していたと。

彼らの使用してたい太陽暦は、今の暦と同等に正確であった事が分かっている。
今年は閏年であるが、古代メキシコの人々も太陽の観測をする事により、太陽の周期のずれを知り、彼らも暦の修正をしたと。

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写真説明 : ソチカルコ遺跡のケツアルコーアトル神殿のレリーフはカレンダーの修正を行った事を示す。

また、彼らはこの天体、宇宙の主なる太陽、太陽神が存続する事を願い、太陽神が生きながらえるために神に人間の心臓を、人間の命を捧げた。

だが、また、彼らは今光輝く太陽も滅亡する日があると考えた。
国立人類学博物館のアステカ室のど真ん中にある大きな石彫、アステカカレンダー、太陽のカレンダーと言われる彫刻に刻まれている。

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写真説明 : 中央の顔が第五番目の太陽 トナンティウ。

今光り輝く第5番目の太陽、トナンティウは動きの太陽であり、その太陽の時代は2012年12月21日(本によって、23日と書かれている。)
地震と飢餓により終焉すると考えたそうだ。

あー、2012年まであと数年じゃん!
ノストラダムスの予言は無事乗り越えた地球だけど。。。
アステカの世界滅亡の予言はいかに?

ところで、2012年のこの予言の日は、天体の太陽とか月とか地球とか星とかがが並ぶ特別の日だとか??

追記 :チィチェン イツアー、ウシュマルの写真は友人からお借りしました。いつも感謝!

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